グッドワイフ (第2話/20分拡大スペシャル・2019/1/20) 感想

TBSテレビ系・日曜劇場『グッドワイフ』(公式)
第2話/20分拡大スペシャル『その男、黒か白か』、ラテ欄『有罪確定!!黒い裁判で絶対勝利の命令が!!深まる夫の疑惑と闇…窮地に挑め』の感想。
なお、原作の 米国CBSドラマ「The Good Wife」は、未見。
神山(賀来千香子)の父親で、事務所の名誉顧問を務める大輔(橋爪功)が弁護の依頼に来る。大輔は2カ月前に飲酒運転で事故を起こしたとして器物損壊や公務執行妨害などの罪で起訴されているが、器物損壊以外は冤罪だと主張していた。神山は過去のいさかいから大輔に対し冷たい態度を崩さない。そこで、大輔の指名により、杏子(常盤貴子)が弁護をする羽目になる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:米国CBSドラマ「The Good Wife」
脚本:篠崎絵里子(過去作/まれ)
演出:塚原あゆ子(過去作/アンナチュラル) 第1,2話
山本剛義(過去作/Nのために、夜行観覧車、コウノドリ[2] )
青山貴洋(過去作/オー・マイ・ジャンプ!第3話のみ、ブラックペアン第7話のみ)
松木彩(過去作/下町ロケット2018 第10話のみ)
音楽:ワンミュージック(過去作/もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~)
主題歌:BUMP OF CHICKEN 『Aurora』(TOY'S FACTORY)
高齢者の運転ミスと飲酒運転の案件で上手く引き付けた!
原作未見につき、今回の飲酒運転のくだりが今作のオリジナルかどうかは不明だが、まずドラマの “つかみ” として、今話題になっている高齢者の運転ミスと飲酒運転を絡めた案件で視聴者を上手く引き付けた。だって、「幾ら何でも飲酒運転を無かったことにはしないだろう」と言う興味関心は、視聴者の多くに自然に湧いてくる感情だからだ。
第1話よりも "洗練された演出" が光った!
そこで、視聴者をつかんでからは、今度は第1話よりも洗練された演出が光った。特に目立ったのが、画面への奥行き感の創出だ。ガラスや扉を使って画面の手前と奥で同時に異なる状況を描いたことで、様々な出来事が同時進行しているのを視覚で魅せた。
また、画面を左右二つに分けて、今のカットと次のカットをテンポ良く切り替えて、スタイリッシュな映像にし、最近の『日曜劇場』との差別かも図り成功していた。
台詞で、物語を進行しながらキャラの個性を盛り込んで来た
もちろん、脚本も前回よりも工夫されているように思えた。前回ではやや説明気味な単調な台詞が多かった(第1話だからやむを得ない)が、今回は台詞の中に各登場人物の個性が上手く盛り込まれ、会話を聞いているだけで性格が見えて、より人間性が描かれた。
今後、主人公の夫の部分がどう本筋に絡むのか楽しみだ
また、主人公の夫の部分が描かれ、若干弁護士ドラマとしてはシャープさに欠けるが、そこがないと、タイトルの『グッドワイフ』の意味がないから、今後巧みに絡まって楽しくなるのを期待したい。
あとがき
当初は脚本家で心配しましたが、お手本(原作)があるので、今のところは破綻の心配はなさそうですね。まだ第2話ですが、完成度は高いと思います。痛快さもあるし、笑える部分もあり、明日のへ元気ももらえるし、今後が楽しみな連ドラです。
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【これまでの感想】
第1話
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