まんぷく (第91回・2019/1/19) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まんぷく』(公式サイト)
第16週『あとは登るだけです!』の
『第91回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
援助資金の返済を求められる銀行に対して、萬平さんは、自らは理事長を退任した上で、経営を銀行に委ねることを条件に、支援の継続を訴えます。銀行はそれを承諾し、組合は存続することになりました。仕事も家も家財も失った福ちゃんと萬平さんでしたが、落ち込んでいる暇はありません。新しい家を探し、家族一丸となって再出発です!
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
なぜ、萬平が「いい人」に描かれる?
ここで書いてもしょうがないことだが、前半で描かれた萬平を見ると、まるで萬平が梅田信用組合の創業者で、部下の失敗の引責辞任をして、母店の銀行に助けてもらう道筋だけでなく、織田島製作所のことまで頼んでおきました…と、完全に「いい人」にしか描かれていないことが、不思議だし、納得いかない。
なぜ、自己満足のために家族まで騙して「ほぼ不正融資」をした萬平が、全く罪悪感に苛まれずに堂々としていられるのだろう…
なぜ、敏子は罪悪感に苛まれないのか?
罪悪感に苛まれないと言えば、以前から書いている敏子も、どれだけ鈍感な人間なのかと思ってしまう。敏子が画面に映ると、そんなことしか思わないから、例の涙の回想シーンをまた挿入されても、根性図太い敏子を見習って、何かあったらまた周囲の人に依存しちゃえばいい…と、福子が再確認しただけにしか見えない。
萬平が理事長を辞めて、せいせいしているように見えるが…
理事長退任後の家族団らんのシーンも、何か違う。家族は苦境に立たされても、子供たちが元気で家族が揃っていれば幸せ…なんて思えて当然のシーンなのに、萬平は理事長を辞めてせいせいしているように見えるし、子どもらも空元気には見えないし、福子はいつも同じ作り笑顔…。
ここが、しっかりと描けていないから、次の香田家の団らんも鈴の愚痴だけが目立って…。まあ、いいや。
あとがき
終盤で描かれていない8年間を振り返られても困る…としか言いようがありません。一体、先週の月曜日から描かれた信用金庫と万能調理器のくだりは、何のために必要だったのでしょう? 脱税で捕まって釈放された直後に今回の引越しがあっても良かったのでは?
どうやら、脚本家は全体の流れでなく、パーツを組み合わせて半年を作っているような。それでは連ドラに絶対的に必要な連続性は生まれないと思います。
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【これまでの感想】
第1週『結婚はまだまだ先!』
1 2 3 4 5 6
第2週『…会いません、今は』
7 8 9 10 11 12
第3週『そんなん絶対ウソ!』
13 14 15 16 17 18
第4週『私がみつけます!』
19 20 21 22 23 24
第5週『信じるんです!』
25 26 27 28 29 30
第6週『お塩を作るんですか!?』
31 32 33 34 35 36
第7週『私がなんとかします!』
37 38 39 40 41 42
第8週『新しい冒険!?』
43 44 45 46 47 48
第9週『違うわ、萬平さん』
49 50 51 52 53 54
第10週『私は武士の娘の娘!』
55 56 57 58 59 60
第11週『まんぺい印のダネイホン!』
61 62 63 64 65 66
第12週『絶対何とかなるから!』
67 68 69 70 71 72
第13週『生きてさえいれば』
73 74 75 76 77
第14週『理事長!?』
78 79
第15週『後悔してるんですか?』
80 81 82 83 84 85
第16週『あとは登るだけです!』
86 87 88 89 90
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