まんぷく （第90回・2019/1/18） 感想
NHK総合・連続テレビ小説『まんぷく』（公式サイト）
第16週『あとは登るだけです！』の
『第90回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
銀行からの融資再開のメドが立たず、萬平さんが目指していた万能調理器の量産はストップしてしまいました。一方、福ちゃんは、自宅と家財が差し押さえられてしまっても、気丈にパーラーで働き続けます。そんな福ちゃんを心配して、仲間たちが集まってきます。状況を打開しようと考えた萬平さんは、ある決意を胸に、援助資金の返済を求められている銀行を訪ねます。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
敏子は「自分の責任」を全く感じていないのか?
前回のラストで描かれ、今回のアバンタイトルにも使用された福子と敏子の涙のハグのシーン。前回は、福子の顔芸が気になり過ぎて書かなかったのだが、元をただせば敏子が福子に持ち込んだ話が発端になって親友の家が崩壊しかけているのに、どうして敏子は「自分の責任のせの字」の部分は無視して、応援出来るのだろうか。
今回のパーラー白薔薇での敏子も同様だ。折角、放送当初は「福子の応援団」の一員だったが、この度の（前回の感想に書いた） “嘘” によって、益々薄っぺらな友情に見えてしまった。残念…
とにかく、演技で福子の内面を表現した方が良いと思う…
中盤で、克子と忠彦が、こんなことを言っていた。
克子「福子が しっかりしてるから」
忠彦「福ちゃんが あんなに肝が据わってるとはなあ」
確かに、物語の展開を考えれば、福子は芯が強く気丈に振舞っているよう設定に間違いは無い。しかし、映像的に福子が “芯が強く気丈に振舞っている” ように見えているだろうか。私の目には、鈴の方が武士の娘のプライドを持って “芯が強く気丈に振舞っている” ように見えているのだが。
やはり、顔芸と言う表現が最適でないとすれば、福子の表情が、極端に眉をひそめて困っているか、オタフクソースのロゴマークのような笑顔を引きつらせたような印象が強過ぎて、福子が本当に何に困り、何を楽しんでいるのかが分からない。今回の朝食シーンも白薔薇も。
脇役の台詞に頼らずに、演技で福子の内面を表現した方が良いと思う。そうやって存在感を際立たせないと、今回のように福子の出番が無くても話は進むことが可能になってしまうから…
いよいよ『半沢直樹』化して来たか!?
そもそも、理事長に就任してからの8年間が描かれておらず、視聴者が見せられたのは「町工場への個人的な思い入れによる、ほぼ不正融資」。そして、それが発端で立花一家だけでなく信用組合まで破綻しかけているのに、なぜ終盤の母店の銀行のお偉いさんたちを目の前にして、立って堂々と演説をしている姿が解せない。
本来なら、土下座をして謝罪してから要求の順で無いのか。なんか、いよいよ『半沢直樹』化して来たか。おっと『小さな巨人』化か…。今週のサブタイトル『あとは登るだけです！』を見て、嫌～な予感は漂ってはいたのだが、まさか本当にその路線に進むとは…
あとがき
明日が土曜日ですから、信用金庫は一件落着すると思うんですよ。と言うことは、萬平の演説を銀行は受け入れると言う流れしかありませんが、「不景気だから…」と言う設定は無しになったと言うことになるんでしょうかね。
町工場親子の態度も急変しましたし、ここ最近、物語の辻褄合わせが全く上手く行っていません。このままで、大丈夫なのでしょうか…
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【これまでの感想】
第1週『結婚はまだまだ先！』
1 2 3 4 5 6
第2週『…会いません、今は』
7 8 9 10 11 12
第3週『そんなん絶対ウソ！』
13 14 15 16 17 18
第4週『私がみつけます！』
19 20 21 22 23 24
第5週『信じるんです！』
25 26 27 28 29 30
第6週『お塩を作るんですか！？』
31 32 33 34 35 36
第7週『私がなんとかします！』
37 38 39 40 41 42
第8週『新しい冒険！？』
43 44 45 46 47 48
第9週『違うわ、萬平さん』
49 50 51 52 53 54
第10週『私は武士の娘の娘！』
55 56 57 58 59 60
第11週『まんぺい印のダネイホン！』
61 62 63 64 65 66
第12週『絶対何とかなるから！』
67 68 69 70 71 72
第13週『生きてさえいれば』
73 74 75 76 77
第14週『理事長!?』
78 79
第15週『後悔してるんですか？』
80 81 82 83 84 85
第16週『あとは登るだけです！』
86 87 88 89
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