家売るオンナの逆襲 (第2話・2019/1/16) 感想
日本テレビ系・新水曜ドラマ『家売るオンナの逆襲』(公式)
第2話『強敵泉ピン子参上ネットカフェ暮らしの老婆に家爆売りGO』の感想。
庭野(工藤阿須加)はどんな物件も気に入らない顧客の神子(泉ピン子)にお手上げ状態。物件を捜して残業し、初めてネットカフェに泊まる。万智(北川景子)から「家に帰れない」と連絡を受けた屋代(仲村トオル)はこころ(臼田あさ美)のバーに寄り、足立(千葉雄大)からフリー不動産業者・留守堂(松田翔太)を紹介される。一方、万智は庭野に駄目出しをする神子に、自分が家を売ると宣言する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:大石静(過去作/家売るオンナ、大恋愛?僕を忘れる君と)
演出:猪股隆一(過去作/家売るオンナ、奥様は、取り扱い注意) 第1,2話
久保田充(過去作/そして、誰もいなくなった)
他
音楽:得田真裕(過去作/家売るオンナ、アンナチュラル)
主題歌:斉藤和義 「アレ」(スピードスターレコーズ)
さり気なく「起承転結」の「転」へ移行する流れが天晴だ!
正直『2』になった前回の第1話の内容は、感想に書いた通りに期待度が高過ぎたせいもあって、笑いと無駄話が増え、新キャラ投入で主人公の見せ場が減って、正直残念な仕上がりだった。
そして、第2話。今回も序盤から笑いと無駄話が多く諦めかけていたが、どんな物件も気に入らない顧客の神子(泉ピン子)が、庭野(工藤阿須加)が自宅までタクシーで送るのをかたくなに断った、丁度27分頃から雰囲気が変わった。
「起承転結」の「転」への導入部と言ったところだ。この辺の構成の妙、そう、明らかに「転」と見せずに、さり気なく感じさせるあたりはベテラン脚本家である大石静氏の腕の見せ所だ。
市井の人の声をドラマに反映させ、痛快に解決して魅せた!
そして、「普通の人たちの小さな幸せに焦点を当てて人生の素晴らしさを描く」と言う大石静脚本の真骨頂が、見事に花を咲かせたのが、終盤のネットカフェ内での万智(北川景子)の演説から、神子を落とすまでの見事な展開だ。
最初に万智の演説に視聴者を共感させておいて、あとから神子の反論で、市井の人の声をドラマに反映させた。日々の生活の中でモヤモヤしていることを劇中の主人公がバッサリと斬り、痛快に解決して魅せる。今回を見て『2』への不安が払拭された。
あとがき
インターネットカフェ「ばばあ」のオチも見事ですし、「600万円」の上乗せのアイデアには脱帽です。このオチまでは「私から家を買わない客はいない」だったのに、最後の最後にはきちんと「私に売れない家はない」に帰着しました。お見事!
|
|
|
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
【早期購入特典あり】アレ(CD)(初回限定盤)(オリジナルクリアファイル付)
家売るオンナ オリジナル・サウンドトラック
家売るオンナ Blu-ray BOX
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/12311/
【これまでの感想】
第1話
- 関連記事
-
- まんぷく (第89回・2019/1/17) 感想 (2019/01/17)
- さすらい温泉 遠藤憲一 (第一湯・2019/1/16) 感想 (2019/01/17)
- 家売るオンナの逆襲 (第2話・2019/1/16) 感想 (2019/01/17)
- 相棒 season17 (第11話・2019/1/16) 感想 (2019/01/17)
- まんぷく (第88回・2019/1/16) 感想 (2019/01/16)