まんぷく (第84回・2019/1/11) 感想

連続テレビ小説「まんぷく」

NHK総合・連続テレビ小説『まんぷく』公式サイト
第15週『後悔してるんですか?』の 『第84回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


萬平さんの話を聞いて、神部さんも万能調理器の開発を手伝うことに。福ちゃんは神部さんとタカちゃんの結婚生活を邪魔しないかと心配します。萬平さんに相談するも、完成間近の万能調理器のことで頭がいっぱいで良い返事はもらえません。一方、信用組合に資金援助する銀行から、万能調理器を開発する町工場を含む今後の融資を打ち切るという話が…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

今回で、全体の約 55%も終わってしまったことになる…

もはや、アバンタイトルは、ただの前回のダイジェスト版となり、オープニング映像の福ちゃんは今や遠い過去になってしまい、冒頭の約2分が完全に不要になった連続テレビ小説『まんぷく』。全151回だから、第84回の今回で約 55%も終わってしまったことになる…

萬平に「今日は 食欲がないんだ」と言わせちゃダメ!

主題歌明けに、こんな場面があった。織田島製作所で職人たちと万能調理器の開発に携わる萬平が帰宅した際に、福子から風呂のあとに食事をするか聞かれ、「今日は悪いが いらない。食欲がないんだ」と言う。

毎日定時まで本業をしてその後に町工場を手伝い、今日こそは成功すると思ったが失敗した(これ、全部私の好意的な脳内補完だ)から、疲れて食う気になれない…と言うのは、普通なら、本作以外のドラマなら何でもない台詞だ。しかし、『まんぷく』の主人公の夫・萬平は絶対に言ってはいけない台詞で無いのか?

萬平は「人一倍、食に執着がある」設定なのだ

萬平は以前に憲兵隊に捕まった際に、とても酷い食事を摂らされた経験から、萬平は「人一倍、食に執着がある」設定なのだ。自身の台詞でも以前に言っていたはず。そんな萬平は、最近は食事のシーンはおろか、ラーメンすら食べるシーンも無く、今回は「食欲が無い」と言い出した。

福子は、萬平に "食べることの重要性" を説くべきだった

本来なら、ここで福子が叱咤激励を兼ねて「萬平さん、食べることがあなたの力の源なんでしょ!」などと言うべきだったのでは無いだろうか? それでも断られたら「では、明日の朝には、しっかりと食べて頂きます」と言えば、次のシーンの不自然さが、だいぶ軽減されたのに。

それを言わずに、ただぼけーっと心配している様子の福子と夕食の支度のカットを入れても、だから何を視聴者に伝えたいのか全く見えない。まさか、「頑張る夫のために思いを込めて夕食を作った福ちゃんが可哀想」と共感しろとでも言うのか。ホント、馬鹿馬鹿しい。

立花家の家族団らんの場面は、いつも感じが悪い

翌朝の家族団らんのシーンも、全く朝ドラらしくない。まず、鈴が子どもたちのいる前で萬平に小言。肩身の狭い萬平。鈴に父親を悪く言うような事は止めてと言うかと思いきやフォローしちゃう福子。それを見て「お父さんが叱られた」と冷やかす子どもたち。で、今度は、タカと神部夫婦の子づくりについて話し始める鈴。

「神部に手伝わせないで」の理由が子づくり優先だった福子。そして「また叱られた」と冷やかす子どもたち。これを、脚本家と演出家は “朝ドラらしい微笑ましい家族の朝食シーン” と思って作っているのだろうか? いつもは鈴に反論ばかりするのに(と言っても、最近の鈴は脚本家の手先だが)、こう言う時だけ同調する福子にも違和感が。

それに、ちょっと神経質に且つ時代を考えれば、いくら劇中の時代が時代でも、こう何度も「子づくり」の話を、それも子どもたちの前でするシーンを入れるのもどうかと思うが…

福子が萬平に「どうあって欲しいのか?」が全く描かれない

パーラー白薔薇のシーンも忠彦の美人モデルのくだりも、何も言うことは無い。敢えて言うなら、見ていてつまらないから、さっさと話を進めて欲しい位だろうか。

そう思っていたら、パーラーで働く福子に真一が会いに来る。真一は「町工場に肩入れするのを程々にするように」と福子から萬平に伝えて欲しいとやって来たのだ。それに対して、微妙な表情の福子。そう、この微妙な表情しか出来ない福子こそが、ダメなのだ。

何がダメって? 福子が、萬平に「何をして欲しいのか?」「どうあって欲しいのか?」が全く描かれていないからダメなのだ。「食べないと健康に良くない」なんて表面的なことで無い。「不正融資をやりかねない」と言う目先のトラブルのことでも無い。ドラマの主人公として、福子が何をしたいのかが全く描かれず見えて来ないのだ。

福子が何をどうしたいかが、見えなければいけない

萬平のやっていることが正しいかどうかなんてどうでも良いのだ。物語は主人公が創るもの。だから、福子が何をどうしたいかが見えなければいけないのだ。だから、何を考えているか分からない福子に真一が言ったところで、映像の通りに福子は「?」になるしかなかった。

きっと、演技指導も悩んだに違いない。「はい」と頷かせれば福子は、萬平の町工場への肩入れのし過ぎがやがて不正融資に繋がるかも…と考えていたように映ってしまうし、「いいえ」と言った福子は、萬平の健康とタカと神部夫婦の子づくりしか考えていないことになってしまうから。

福子は、子供たちを軽視している萬平を叱るべきだった…

恐らく、私が思うには、真一からの進言があった晩のシーンで、このまま進めば萬平が不正融資をし兼ねないし、健康も害すると言う意味で、また萬平と会社(信用組合)に一緒に居ながら無いもしない真一には期待出来ないと言う意味も含めて、妻である自分や母の鈴、そして何より子供たちを軽視、放置、蔑ろしにしていることを叱るべきだった。

これと似たようなことは以前にもあった。「たちばな塩業」時代に萬平が塩製造に没頭し過ぎた時や、「たちばな栄養食品」時代にダネイホンに没頭し過ぎて、塩軍団に配慮出来なかった時に、福子が萬平に気付かせた。

見て見ぬ振りをして済まそうとさえした福子に幻滅…

ではなぜ、今回の福子は出来ないのか? その答えは簡単だ。以前の二つの時は福子が「問題」「課題」が何かを分かっているように描かれていたから。萬平が塩製造に、ダネイホン製造に没頭し過ぎと気付いていたのだ。しかし、今回の福子は気付いていない。没頭させてあげたいようにも見えちゃっているから。

今回のラストシーンでの、萬平の帰宅を待ち、帰宅した萬平への福子の言動を見れば、何も分かっていないどころか、見て見ぬ振りをして済まそうとさえして「つづく」となった。福子の真意が見えない限り、本作はドラマとして破綻の一途をたどり続けるのは間違いないと思う…

あとがき

例えば、福子は「萬平の健康だけを心配して好きなことをさせてやりたい」と言う設定にしてしまって、不健康な生活が祟って、以前の「腹膜炎」が再発して、福子が妻としてやるべきことにハッと気付くとか。萬平の生死が関わるような事態でも起こさないと、気付きそうも無いですよね。

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【これまでの感想】

第1週『結婚はまだまだ先!』
1 2 3 4 5 6
第2週『…会いません、今は』
7 8 9 10 11 12
第3週『そんなん絶対ウソ!』
13 14 15 16 17 18
第4週『私がみつけます!』
19 20 21 22 23 24
第5週『信じるんです!』
25 26 27 28 29 30
第6週『お塩を作るんですか!?』
31 32 33 34 35 36
第7週『私がなんとかします!』
37 38 39 40 41 42
第8週『新しい冒険!?』
43 44 45 46 47 48
第9週『違うわ、萬平さん』
49 50 51 52 53 54
第10週『私は武士の娘の娘!』
55 56 57 58 59 60
第11週『まんぺい印のダネイホン!』
61 62 63 64 65 66
第12週『絶対何とかなるから!』
67 68 69 70 71 72
第13週『生きてさえいれば』
 73 74 75 76 77
第14週『理事長!?』
78 79
第15週『後悔してるんですか?』
80 81 82 83

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