まんぷく (第76回・12/27) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まんぷく』(公式サイト)
第13週『生きてさえいれば』の
『第76回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
裁判を起こした福ちゃんたちの弱みを握ろうと、またもや財務局が強行手段に。弁護士の東先生の事務所へ家宅捜査に入ります。結局、財務局のもくろみは外れますが、東先生はその焦りを察して背景を探ると、まさかの事実が発覚。萬平さんの不当逮捕が明らかに。すぐに新聞などのマスコミを通じて、世論を味方に付けるべく動きます。萬平さん釈放の機運が高まりますが…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
2日連続で、薙刀のシーンが必要か?
今回の薙刀のシーン、流石に必要だろうか? 前回の感想で書いた通り、あそこで福子が薙刀を振りかざして、明るくて楽天家であることを表現しなければ何の意味も無いのだ。
それに、何のために母子揃って薙刀の練習をしているのか、その意味すら分からない。運動不足解消? それとも、不幸を背負ってるような福子と口うるさい鈴と育児放棄されたような源が居候しているストレス解消か? いずれにしても、全く笑えない時点で挿入する意味が無い。あるとすれば、時間稼ぎだけである。
とっくに視聴者は知ってることを、今さら神部と世良に?
それにしても、冒頭の6分だけで、刑務所、薙刀、神部と、ほぼ全て時間繋ぎ。四苦八苦しているのは、東弁護士ただ一人と言う異常事態。だって、会社が解散したのが月曜日、刑務所での会話から察すると数か月は経過している様子。
それなのに、萬平は「国を訴えると腹を括った」と言うだけ。鈴らは薙刀に忠彦は絵を描き、国を告訴することに現時点で無関係な神部と世良が登場。で、改めて、現状報告を神部と世良に。
う~ん、全く意味が分からない。視聴者は福子が説明したレベルの内容は、既に百も承知だし耳にタコが出来るほど聞いているのだ。それを木曜日になぜ入れるのか?
東弁護士を描くのに精一杯で、家族が全く描けていない!
それよりも問題なのは、「逮捕理由が脱税疑惑と不当なものだから国を訴える」と台詞ではあちこち語られているが、告訴するのは東弁護士に丸投げで、妻の福子を始め家族たちは「大変、大変」と騒ぐだけで、一向に進展している素振り、いや楽しさが無いことだ。
確かに、弁護士に依頼すると言うことはそう言う事かも知れないが、一夜の宿を提供する程度で無く、もっと家族が親身になって東弁護士の役に立とうとか言う場面は作れないのかって思う。その上、今回も家族や来訪者が集まった居間のシーンに幸がいない…。一体、福子は育児をしているのか…
脚本家も演出家も箇条書きの行間を埋めるのに必死過ぎる!
それにしても、奨学金が非課税であることを財務局の人間が知らないなんてことがあるのだろうか。とんでもない後出しジャンケンをした上で、一気に世間を見方につける作戦に変更。どうやら本当にネタが足りないようだ。箇条書きの行間を埋めるのに必死で、そのために物語がどんどん福子と萬平から遠ざかる。
ついに、前作の鈴愛に感じた "人でなし" が福子に憑依した!
そして最悪なのは、東弁護士の力になろうとも、2人の子どもがいるのに育児をしないのも、亭主が刑務所に入っているに旧友とランチしたり、大声でバカ騒ぎしたりと、残念ながら前作『半分、青い。』のヒロインに感じていた “人でなし” に見えて来た。このまま進めば次は “不快感” になってしまうのだが…
あとがき
土曜日は「総集編(前編)」の放送なので、年内の通常放送は明日の金曜日で終わりです。と言う訳で、萬平の釈放は年越し確定。いやあ、12月の萬平の存在感の無さと、福子の “人でなし” っぷりが際立ちましたね。
このまま行けば、ドラマとして破綻するが見えて来ちゃいました。最初の1か月、そう「福ちゃん」と親しげに呼ぶことが出来た頃が懐かしいです。あの頃に戻ることはあるのかないのか…
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【これまでの感想】
第1週『結婚はまだまだ先!』
1 2 3 4 5 6
第2週『…会いません、今は』
7 8 9 10 11 12
第3週『そんなん絶対ウソ!』
13 14 15 16 17 18
第4週『私がみつけます!』
19 20 21 22 23 24
第5週『信じるんです!』
25 26 27 28 29 30
第6週『お塩を作るんですか!?』
31 32 33 34 35 36
第7週『私がなんとかします!』
37 38 39 40 41 42
第8週『新しい冒険!?』
43 44 45 46 47 48
第9週『違うわ、萬平さん』
49 50 51 52 53 54
第10週『私は武士の娘の娘!』
55 56 57 58 59 60
第11週『まんぺい印のダネイホン!』
61 62 63 64 65 66
第12週『絶対何とかなるから!』
67 68 69 70 71 72
第13週『生きてさえいれば』
73 74 75
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