まんぷく (第74回・12/25) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まんぷく』(公式サイト)
第13週『生きてさえいれば』の
『第74回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
会社を売って得た利益の使い道をみんなで相談していると、福ちゃんが産気づきます。そして無事、女の子を出産。鈴さんたち家族はもちろん、居合わせた東先生も感激。急いで刑務所の萬平さんに知らせに走ります。ところが喜びもつかの間、財務局が香田家に乗り込んできて、福ちゃんのお金が差し押さえに。途方に暮れる福ちゃんたちに対して東先生がまさかの提案を…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
内容の無さに、呆れてものが言えない…
前回の感想では、3日連続の婚礼勤務で自分にも『まんぷく』にも甘い評価をした。しかし、週が明け心機一転した火曜日の、この内容の無さには呆れてものが言えない。
まず、冒頭の「12万円コント」のくだり。その直後で没収されるから、そことのメリハリを付けるために、福子の変顔やら鈴らの有頂天っぷりが使用されたが、笑いも出来なければ共感も出来ない。なぜ、この家族は萬平が刑務所にいるのに、家族でどうでも良い言い合いをするのだろう。今回は克子の東への「土足」も気になった。
本当、立花家…と言うか旧今井家の家族はお行儀がよろしくない。今や幽霊の咲姉でさえ図々しく幾度も登場するし。コミカルにしたいのは理解するが、女優の演技力と演出家の演技指導力、そして脚本家のセンスが噛み合っていないのだから、入れなきゃ良いのに…と思う。
林 東弁護士の似顔絵のくだり、入れなきゃ良いのに…
入れなきゃ良いのに…と言えば、 林 東弁護士の似顔絵のくだりもそうだ。やりたいのは分かる。だって、演じるのが芸達者な菅田将暉さんだから。それに、話が楽しくて好転しているならまだしも、話は停滞しているから、完全に蛇足と時間繋ぎにしか見えなかった。
三田村会長の退場、させなきゃ良かったのに…
入れなきゃ良いのに…のついでに、させなきゃ良かったのに…も書いておく。それは、福子の第2子出産の直前に三田村会長を退場させたこと。出産直前では「三田村会長の生まれ変わり」と大変失礼な福子が描かれ、出産直後の今回は回想で再登場した。
まだ、「幽霊」や「夢枕」でないだけマシではあるが、再度出すなら退場させなきゃ良いのに。それに今回の回想を見て、改めて三田村会長に対して「そんな悲しいことは言わないで下さい」との台詞が無いのが悔やまれる…
本作のテーマにも、登場人物らの初期設定にも繋がる重要なこと
それにしても、今回で「生きてさえいれば」と「笑顔」、そして辛い中でも「笑い」を忘れないってことが、多分に強調されたのが解せない。
そもそも、「生きてさえいれば」はだいぶ前に憲兵に捕まった時に登場した台詞だ。そして、辛い中でも笑っていようとか、笑顔で乗り切ろうと言うのは、本作の最初の1か月辺りで強調されていたことだ。本作のテーマにも、登場人物らの初期設定にも繋がる重要なこと。
いつになったら、福子の存在感が再び輝くのか…
だから、本来は半年分の半分が終わろうとする時期にわざわざ入れる必要は無いのだ。でも、本作は萬平が捕まった時や、塩軍団の慰労会の時くらいしか描いて来なかった。従って、今更ながら描く訳。だから、取って付けたようになる。だから、福子がいつになっても存在感が薄く、キャラも見えて来ないのだ。
あとがき
福子ですが、『半分、青い。』のヒロインのような不快感はありませんが、『わろてんか』のヒロインのような他力本願で無責任さはありますね。これは、良く無いことです。と言ったところで、この鬱展開ではどうしようもありません。
さっさと年明けに釈放されて、福子のキャラを大リニューアをした上で、インスタントラーメンを発明した方が良いと思います。
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【これまでの感想】
第1週『結婚はまだまだ先!』
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第2週『…会いません、今は』
7 8 9 10 11 12
第3週『そんなん絶対ウソ!』
13 14 15 16 17 18
第4週『私がみつけます!』
19 20 21 22 23 24
第5週『信じるんです!』
25 26 27 28 29 30
第6週『お塩を作るんですか!?』
31 32 33 34 35 36
第7週『私がなんとかします!』
37 38 39 40 41 42
第8週『新しい冒険!?』
43 44 45 46 47 48
第9週『違うわ、萬平さん』
49 50 51 52 53 54
第10週『私は武士の娘の娘!』
55 56 57 58 59 60
第11週『まんぺい印のダネイホン!』
61 62 63 64 65 66
第12週『絶対何とかなるから!』
67 68 69 70 71 72
第13週『生きてさえいれば』
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