まんぷく (第69回・12/19) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まんぷく』(公式サイト)
第12週『絶対何とかなるから!』の
『第69回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
東先生の提案でダネイホンの販売権を売った利益で罰金7万円を支払うことに。さらに福ちゃんは4年の刑期を少しでも短くできないかと東先生に頼み込みます。しかしすぐには良い方法は見つかりません。そうしているうちに、東京支社を引き払う日がやってきます。福ちゃんは真一さんたちと共に志半ばで帰阪。すると追い打ちをかけるように財務局から連絡が…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
12月に入ってからの出来事を箇条書きにしてみた
前回を見て、何だか話が進んでいるようでいないから、12月に入ってからの出来事を箇条書きにしてみた。記憶違いもあると思うが、ドラマ自体が箇条書きだから恐らく大丈夫だろう(苦笑)
昭和22年(1947)【福子27歳/萬平37歳/鈴56歳/神部26歳/タカ16歳】
●4月3日、長男・源誕生(第47話 11/23)
●夏頃に、萬平が栄養食品開発の新事業を始める(第48話 11/24)
●ダネイホンの販売開始と、真一がたちばな塩業に入社(第53話 11/30)
●萬平と真一とたちばな塩業の社員が反乱容疑で進駐軍に捕まる
※世良も逮捕(第55話 12/3)
●濡れ衣が晴らされ、萬平たちが釈放される(第60話 12/8)
※逮捕から釈放まで6回分消費
●塩製造を止め、たちばな栄養食品有限会社に組織変更(第61話 12/10)
昭和23年(1948)【福子27歳/萬平38歳/鈴57歳/神部27歳/タカ17歳】
●2月頃、改良版のダネイホンで、たちばな栄養食品が東京進出
(第64話 12/13)
●4月頃、萬平が若い社員5名に奨学金を支給し、夜間学校に通わせる
(第65話 12/14)
●夏頃、ダネイホンの偽物が他社から販売されるが、世良が解決
(第65話 12/14)
●夏過ぎか? 萬平が脱税容疑で進駐軍に逮捕され有罪決定。福子、第2子妊娠。
(第66話 12/15)
●東弁護士と出会う(第67話 12/17)
"萬平が何かを始めると騒動になって解決" が完全にワンパターン
こうして見ると、先月 11/23に長男の源が生まれてから第2子妊娠を含めた今回の 12/19までの 23話で、劇中では 1年半程しか経過していない。しかし、その間に塩製造から栄養食品会社に変わり、東京へ進出し、2度逮捕された。
確かに、着実に物語は萬平が経済的に貧困し、そこから這い上がるような展開への踏み台づくりをしているように見える。見えはするのだが、これが楽しいかと言えば、ノーと言わざるを得ない。
なぜなら、「萬平が新たなことを始める → 福子がニヤニヤ → 萬平にトラブル発生 → 福子がキーキー → 打開策が無い → 福子がメソメソ → 福子以外の助っ人が登場し解決 → 福子がニコニコ」の繰り返しだからだ。さて、今回は、そんなルーティンから外れるような楽しい展開になるのだろうか…
安藤サクラさんを起用したのなら育児シーンでも入れたら?
アバンタイトルで電話を掛けて奔走する数秒間の東が描かれ、主題歌明けには2週間が経過して罰金7万円全額支払い完了。見事な箇条書きである。そして、ダネイホン等の権利を買ったのが “いい人アピール” をし、福子は世間の人は萬平が悪くないと知っていると無責任なことを言う。
そもそも、上記の年表を見ても、たちばな栄養食品が東京進出して数か月しか経過しておらず、決算もしていないだろう状態で脱税騒ぎが起こること自体が解せない。で、いつの間にか源がしゃべれるようになったことになった。
どうせ似たような映像ばかりなのだから、福子の育児でも描いたら良いのに。そのためもあってのヒロイン役への出産と育児経験者の登用じゃないのか?
今なら "セクハラ" と言われそうな言い回しを使うのもアリ!
中盤での神部と美代子と従業員たちのやり取りも良く分からん。前回では、泉大津にいる従業員たちが互いに喧嘩し合う程に「社長」を心配し応援していたのに(あそこまで従業員たちが社長思いだったとは描かれていないが…困)、当の東京の従業員たちは神部のモテ話で盛り上がって。
コミカルな要素を入れたいのは分かるが、若い男たちは女の話、若い女は健気に男を思うと言うのも、いつも同じ。何とかならないのか? だって、理由はどうであれ社長の刑は確定していると言うのに…。逆に、コミカルにやるなら、もっと徹底的にやらないと。いつも似たような台詞で従業員が神部のモテぶりをネタに神部を照れさせるだけ。
社長が捕まっているのに話をする位の図太い青年たちなら、もっとドギツイ台詞で神部を攻めても、神部が反論しても良いと思う。今ならセクハラと言われるような言い回しでも。それがフィクションじゃないのか!
イッセー尾形さんも六平直政さんと同じシチュエーションか…
そして、10分過ぎにイッセー尾形さんが登場。これ、完全に1度目の逮捕劇の際に、萬平と同じ牢獄にいた逮捕者・稲村大悟(六平直政)と同じパターンに違いない。長谷川博己さんとベテラン俳優のコラボレーション。やりたいのは分かるが、2度も同じシチュエーションでやるのはどうかと思う。
源に「おとうちゃんは?」と言わせていたら良かったのに…
で、泉大津に神部たちが帰って来た。福子に抱っこされた源がキョロキョロしていたが、ここで「おとうちゃんは?」とか言わせていたら良かったのでは? そしたら、神部たちが社員旅行から帰って来たような馬鹿げた雰囲気を一掃出来たのに。
そして、また福子は電話番で一難去ってまた一難の繰り返し。流石にこれだけ繰り返すと、波乱万丈とか、人生山あり谷ありと言うより、今風に言えば危機管理力ゼロ会社に見え来るのだが。追徴課税の件、どうして東から先に聞いて先手を打つとかしなかったのだろう。まあ、いいや。
あとがき
劇中では「ダネイホン」を「ダメイホン」と言う心無い人がいると言っていましたが、それなら私は、こんなグダグダして展開でちっとも『まんぷく』にはならずに、完全に『りっぷく』だと言いたいです。特に、今回の前半で東に釈放を懇願する福子の無神経さに…
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【これまでの感想】
第1週『結婚はまだまだ先!』
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第2週『…会いません、今は』
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第3週『そんなん絶対ウソ!』
13 14 15 16 17 18
第4週『私がみつけます!』
19 20 21 22 23 24
第5週『信じるんです!』
25 26 27 28 29 30
第6週『お塩を作るんですか!?』
31 32 33 34 35 36
第7週『私がなんとかします!』
37 38 39 40 41 42
第8週『新しい冒険!?』
43 44 45 46 47 48
第9週『違うわ、萬平さん』
49 50 51 52 53 54
第10週『私は武士の娘の娘!』
55 56 57 58 59 60
第11週『まんぺい印のダネイホン!』
61 62 63 64 65 66
第12週『絶対何とかなるから!』
67 68
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