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SUITS/スーツ (第11話/最終回15分拡大・2018/12/17) 感想

SUITS/スーツ

フジテレビ系・月9『SUITS/スーツ』公式
第11話/最終回15分拡大『最終回15分拡大SP サヨナラホームラン』の感想。
なお、原作のアメリカのドラマシリーズ「SUITS」NBC Universal製作は、未見。



検察時代に担当した事件が冤罪(えんざい)だと気付いた甲斐(織田裕二)は、大輔(中島裕翔)を迎えに行き、再審を目指して共に動きだす。名門高校の女子生徒・珠里が刺殺され、傷害の前科がある栗林が逮捕されたこの事件では、栗林以外の第三者の血液が付着した珠里の衣服などの重要証拠が、当時の上司・柳(國村隼)の手により甲斐の知らないうちに隠匿されていた。甲斐は、事件直前に珠里と会っていた同じ高校の男子生徒・曽我部と蜂矢が真犯人だとにらむ。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:「SUITS」NBC Universal製作
脚本:池上純哉(過去作/相棒シリーズ、刑事ゆがみ2) 第1,2,3,4,5,6,7,10,最終
   小峯裕之(過去作/家政夫のミタゾノシリーズ) 第8,9
演出:土方政人(過去作/大貧乏、明日への約束) 第1,2,5,8,最終
   石井祐介(過去作/SUMMER NUDE、探偵の探偵) 第3,4,7,10
   森脇智延(過去作/探偵の探偵、黄昏流星群) 第6
   石井淳一(過去作/不明) 第9
音楽:眞鍋昭大(過去作/劇場版『コードブルー ―ドクターヘリ緊急救命―』)
主題歌:B'z「WOLF」(VERMILLION RECORDS)

第1話から "米国ドラマかぶれ"! が、本作の中途半端さの根源

甲斐がニューヨーク・ヤンキースのファンだから、ヤンキースのライバルであるレッドソックスの本拠地であるボストンで修行をして来い…と言う視聴者全員にわかりづらいラストにも現れているのに、第1話から “米国ドラマかぶれ” が本作の中途半端さの根源になったことを証明したような最終回だった。

物語の骨格は悪くないが、無駄話や無意味な場面が多過ぎる

ストーリーとしては、前回と今回を合わせて、全11話中では最も本作らしさを醸し出したと思う。いや、実は、本作のストーリーの骨格は決して悪くない。むしろ、弁護士ドラマとしては放送開始前よりも良かった。

しかし、いけなかったのが先述した “米国ドラマかぶれ” を映像化する際の登場人物らの振る舞いや美術セットなどのチープさ。そして、悪くない物語の骨格を “大人の事情” によって、強引に大量に “無駄なエピソード” や “無意味な登場場面” を盛り込み過ぎたことによるダラダラ感だ。

日本の風土と連ドラのフォーマットに合わせた内容にすべきだった!

そして、米国ドラマを原作に持って来たのも、大いなる失敗だったと思う。やはり、人気があれば長期シリーズ化する米国ドラマの初期設定を、たかが10話前後の日本の連ドラで魅せようと言うのは無理がある。やはり、フォーマットに合った設定やプロットがある訳で、そこを見誤った可能性はある。

もしかすると、続編ありきのスタートだったかも知れない。だから、そこそこの視聴率によって最終回も15分拡大されたとしても、結果的に通常枠の判断を下しておけば、無駄話はカットせざるを得ない訳で、結果的にその方が英断だったと思う。

あとがき

本記事を投稿時点で、公式サイトで映像作品の発売予定がありませんね。原作との版権の問題なのでしょうか。

とにかく続編を作るなら、日本に合った設定で日本の連ドラのフォーマットに合った展開にしないと、私の中での評価が「出演者のファンが楽しめるドラマ」から「出演者のファンだけが楽しめるドラマ」に格下げの可能性もあると思います。

私は、フジテレビの看板連ドラ枠『月9』がそこまで落ちぶれるのを期待はしません。また、視聴率至上主義で獲得できる数字には限界があると思うので、「内容で魅せる」と言う原点回帰をして頂きたいです。

それにしても、日曜の『今日俺!!』と本作が “磯村勇斗祭り” だったのが、一番見応えがありました(笑)

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★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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