まんぷく (第62回・12/11) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まんぷく』(公式サイト)
第11週『まんぺい印のダネイホン!』の
『第62回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
ダネイホン作りに専念することにした萬平さん。同時に販売先の全国展開を狙います。ただそのためには現状の味では難しく、もっと美味しくしないと売れません。早速、ダネイホンの改良を始めますが、すでに色んな食材を試していて、良いアイデアが浮かびません。東京に支社の設置も計画される中、行き詰まった萬平さんに対して、福ちゃんが…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
病院に納める商品の味は、不味くても売れれば良いの?
ダネイホンの味を変えようってことになって、鈴は反対するが、福子はこんな台詞で応える…
福子「そやけど 一般の人に買うてもらうには そうしないと」
確か、今のダネイホンの納品先は病院のはず。だとしたら、病院に納める商品の味は不味くても売れれば良いってこと? 時代背景もあるし、儲けなければ生活出来ないのは分かる。しかし、「世の中の人のためになる仕事」と大見栄を切った割に、話の辻褄が合わないような。
それに、本作を病室や闘病しながら観ている視聴者もいる訳で、前回も書いた通りに「食」を扱う朝ドラとして、もう少し台詞に配慮が欲しい。
"何と比べておいしくない" のかが描かれていないのに…
中盤で描かれた試食会も、「食」を扱う朝ドラとして、もう少し台詞に配慮が欲しい。台詞の中に散りばめられていた「おいしい」「まずい」「おいしくなった」だが、そもそも現在出荷中のダネイホンが、“何と比べておいしくない” のかが描かれていないから、ちっとも新製品へ要求する味の基準が分からない。
例えば、現在出荷中のダネイホンを出荷する前に、たちばな塩業関係者以外のラーメン屋夫婦やハナ夫婦に味見をさせる場面があって、「まあ これならイケるやろ?」みたいなのがあれば良かったのだ。
源が、現行品の試食で泣いて新製品で笑うだけで良いのに…
だって、従業員たちは「クビになるかも…」とまで考えているのだから、萬平に真意を言うとは限らないし、今や真一や忠彦も信用のおける登場人物では無いから。まあ、簡単なのは「源」を使う方法だったと思う。だって、源も立派なたちばな塩業関係者だし、何よりホームドラマなのだから利用しない手は無いのだ。
福子が “ふと思い付いて” 源を試食会におんぶして連れて来て、現行版と新製品を食べさせて、現行版を食べたら泣いて、新製品でニコッとするだけで済む。嘘をつく必要のない源だからこそのエピソードになるし、赤ちゃんでも食べられる栄養食品であることまで言えてしまう。この程度も思い付かないかなぁ。
"今の顧客" を無視して東京進出するのはどうかと思う…
それと、パワハラ紛いの採決で新製品の味が決定し、東京進出を決めてしまったが。味を変えるんだよね。でも、今の味を気に入って、今の味でも良いからと勝ってくれている人たちがいるんだよね。
だとしたら、「世の中の人のためになる仕事」なら今の顧客に新製品の味をどう思うか調査するのが “誠意” であり “思いやり” であり “人情” で無いのか? 製品名は変わらずに、味だけ変われば今の顧客が離れる可能性はある訳で(味覚は、人それぞれ違うのだから)、世良と真一の提案は今の顧客無視をしているように見えてしまう(完全に現顧客無視だが)。
話を進めたいのは分かるが、ここまで粗が目立つと気になってしょうがない。
あとがき
今回は、福子が昆布に目を付けると言う “役目” がありましたね。しかし、あまりにも取って付けたようで。そして、また咲姉の幽霊。もういいよ、流石に。それに何度も書くが鈴の意見は視聴者代表であり、至って普通の感覚。でも、それを物語を進めるために説得し存在感を見せるべきは、ヒロインの福子の役目でしょ。
幽霊のお告げで物語が進んだら、益々福子の存在意義が無くなるだけなのに…。それにして、1.5倍再生でも長く感じるようになりましたなぁ…
|
|
|
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
連続テレビ小説 まんぷく Part1 (NHKドラマ・ガイド)
NHK連続テレビ小説 まんぷく 上
連続テレビ小説「まんぷく」オリジナル・サウンドトラック
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/12196/
【これまでの感想】
第1週『結婚はまだまだ先!』
1
2
3
4
5
6
第2週『…会いません、今は』
7
8
9
10
11
12
第3週『そんなん絶対ウソ!』
13 14 15 16 17 18
第4週『私がみつけます!』
19
20
21
22
23
24
第5週『信じるんです!』
25
26
27
28
29
30
第6週『お塩を作るんですか!?』
31
32
33
34
35
36
第7週『私がなんとかします!』
37
38
39
40
41
424
第8週『新しい冒険!?』
43
44
45
46
47
48
第9週『違うわ、萬平さん』
49 50 51 52 53 54
第10週『私は武士の娘の娘!』
55 56 57 58 59 60
第11週『まんぺい印のダネイホン!』
61
- 関連記事