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まんぷく (第59回・12/7) 感想

連続テレビ小説「まんぷく」

NHK総合・連続テレビ小説『まんぷく』公式サイト
第10週『私は武士の娘の娘!』の 『第59回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


雑居房に押し込められ、歯がゆい日々を過ごす萬平さんたち。看守のチャーリーににらまれながらも、希望を忘れません。そんな中、急な取り調べに呼ばれた神部さんが、釈放を条件に「萬平さんがクーデターを計画していた」と証言するよう迫られます。一方、福ちゃんと鈴さんにも進駐軍から取り調べの要請が。進駐軍のビンガムと対峙(じ)した福ちゃんは…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

な~んだ。香田夫妻を帰しちゃったのか…

あらら。前回の感想でご提案させて頂いた、タカが3人の妹弟を面倒見ている不自然さを排除して香田家の親子5人がたちばな塩業に手伝いに行って楽しくやったら良いのに…との私の提案が、アバンタイトルの冒頭で秒殺されてしまった(悔) まあ、この位に今週の演出家と私の相性が悪いと言う証拠にはなった訳だが。

支離滅裂なアバンの構成と演出に何の希望も湧きやしない…

そしてなぜ、金曜日のアバンで今週ずっと踏襲して来た “シリアス路線” に “コミカルパート” を挿入したのか全く意味不明な編集。特に、忠彦の「結婚してもええ」あとの2羽の鳥を手前に入れ込んだ香田家の引きのカットの必要性が…。「色彩」と言うのを描きたいなら、ちゃんと別に “香田家の幸せ” として描くべきでは?

また、タカが神部を思うと悲しい表情なのは会えないからでなくて、死の恐怖にさらされていることと、死があるかもしれない辛い現実が自分に押し寄せるかも知れないからでは? なのに次のシーンは投獄されているのに呑気に「タカちゃん」の話をする塩軍団。ホント、支離滅裂なアバンの構成と演出に何の希望も湧きやしない…

暗い映像、単調な会話劇の取調べ、福子に自主性がない

う~ん。金曜日になっても、まだまだ「引き延ばし作戦」は続くのか。その上に福子の「萬平教の妄信的信者」像も強化されて来たから、うんざりを超えてしまった。ハッキリ言う、つまらない。

その理由は、3つだ。1つは、毎回代わり映えしない暗い牢獄と取調室の映像ばかりなこと。2つ目は、取調べが単調な会話劇でしかないこと。そして、3つ目は主人公の福子が自主的に動かないこと。

世良のような、明るい登場人物を巧みに使えば良いのに…

まあ、世良の使い方は良い方だ。しかし、前回の牧や加地谷なんて顔芸と出オチだけ。もう少し、メリハリとか面白味を加えようとは思わないのだろうか。確かに、萬平と福子は真面目な人間だ。牢屋のシーンでも萬平だけが真面目だから、アバンのようなコミカル要素を入れた途端につまらなくなる。

鈴を巧く使って、たちばな塩業で "面白シーン" をやるとか…

だから、面白シーンは牢屋でなく「たちばな塩業」でやるべきなのだ。前回も書いたように、香田家全員が手伝いに来て賑やかにやっても良いし、真面目な福子がダメなら鈴が先頭に立って、残った従業員たちを従えて製造と出荷作業に追われつつ、失敗したり成功したりしながら心を交流させても良いし…

その流れの中で、アバンで忠彦が話した「開店休業」に持って行ったら、少なくとも視聴者は鈴の気持ちに同情出来たと思う。だって、鈴は「視聴者代表」なのだから。

演出家が無理なら、演技派にアドリブで面白くして貰うのもアリ!

それこそ、演出家の技術不足で演技指導が思い付かなければ、松坂慶子さんと要潤さん辺りの演技派にアドリブで楽しく演じて貰って、切り貼りしたって今よりはずっと面白くなると思う。

『わろてんか』でも出来た "頑張る女将さん" を描けば良い!

結局、良くないのは福子を「萬平教の妄信的信者」にしか描いて無いことなのだ。「萬平教の妄信的信者」でありながらも、日々の生活や仕事に奮闘している、萬平や従業員を心配しながらも哀しみを押し殺して “女将さん” として頑張る姿なのだ。これまでの経緯をMPに説明する福子なんて、今更描く意味があるのかって。

“頑張る女将さん” を描くなんてこんな簡単なことは、『わろてんか』でさえもちゃんと出来ていたこと。それをこれだけの役者が揃った『まんぷく』で出来ないのは、脚本家の一本調子の下手な脚本のせいもあるが、そんな脚本を何とか演出で盛り返そうとすらしない(出来ない)技量不足の演出家の責任なのは間違いない。

あとがき

これ、萬平たちが捕まって、驚いた福子が三田村会長にすぐに電話をして裏から手を回して貰えば、数日の生産と販売のロスは出ても、すぐに回復できるような話に出来ましたよね。それなら、1回15分で済んじゃう話ってことです。それを、さも大袈裟な話にして引き延ばししただけ。それが面白いはずありません。

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【これまでの感想】

第1週『結婚はまだまだ先!』
1  2  3  4  5  6
第2週『…会いません、今は』
7  8  9  10  11  12
第3週『そんなん絶対ウソ!』
13 14 15 16 17 18
第4週『私がみつけます!』
19  20  21  22  23  24
第5週『信じるんです!』
25  26  27  28  29  30
第6週『お塩を作るんですか!?』
31  32  33  34  35  36
第7週『私がなんとかします!』
37  38  39  40  41  424
第8週『新しい冒険!?』
43  44  45  46  47  48
第9週『違うわ、萬平さん』
49 50 51 52 53 54
第10週『私は武士の娘の娘!』
55 56 57 58

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連続テレビ小説『まんぷく』第59回

内容“たちばな塩業”で手伝うことが無くなり、克子(松下奈緒)忠彦(要潤)は、タカ(岸井ゆきの)達の元に帰っていった。一方、雑居房に押し込められ、耐える萬平(長谷川博己)たち。そして神部(瀬戸康史)が、取り調べで、あることを提案される。だが神部は。。。そんななか、福子(安藤サクラ)鈴(松坂慶子)も事情を聞かれることに。敬称略まあね。脚本もあるんだろうけど。さすがに。これは。。。。酷い。
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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