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リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~ (第8話・2018/12/6) 感想

リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~

テレビ朝日系・木曜ドラマ『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』公式
第8話『最終章!資格のない女VS弁護士会のドン!?』の感想。


翔子(米倉涼子)が弁護士資格を失うきっかけとなった殺人事件について、青島(林遣都)がメンバーに明かす。至(寛一郎)が公園で、隣り合わせた初対面の市瀬(夙川アトム)を刺殺し、懲役9年の実刑判決を受けた事件。翔子は事件の奥に何かあるとにらんでいた。そんな中、弁護士会から翔子の非弁行為を警告する文書が届き、事務所の業務停止も検討すると記されていて…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:橋本裕志(過去作/死神くん、オトナ高校)
演出:田村直己(過去作/ドクターXシリーズ) 第1,2,5,7
   松田秀知(過去作/ドクターXシリーズ) 第3,4,6,8
音楽:菅野祐悟(過去作/アイムホーム)
主題歌:SEKAI NO OWARI「イルミネーション」

最終章突入の回なのに、全く高揚感がない…

「ついに、ドラマは主人公が何故 “弁護士資格” を失ったのか?に迫る!」と言う、本来であれば間違いなく連ドラとしての最大の見所になるべきはずの「最終章」の突破口の放送回なのだが、どうも私の心には、そんな高揚感の欠片も湧いては来なかった。その理由は簡単だ。

1つ目の理由は、引き延ばし過ぎたこと。2つ目の理由は、第7話までに少しずつでも小出しにしなかったために “今更感” が増したこと。そして3つ目は、主人公が弁護士資格なないドラマとして、そこそこ面白いから、謎を解明する必要を感じないこと。

テレビの中と外の温度差の違いを肌で感じた…

恐らく、私と同様に多くの視聴者が、テレビの中のスタッフやキャストと、テレビの外の温度差の違いを肌で感じたに違いない。まあ、視聴率も 1.0%前後の低下は逃れられないだろう。もしも、現実にそうなったら、脚本に於ける全9話の構成と、『ドクターX』の二番煎じで柳の下の泥鰌を狙った企画の失敗と言えよう。

「非弁行為」の一言が、最終章への期待感を削いだ!

さて、肝心の第8話。物語の展開としては悪くない。それぞれのキャラの特徴を駆使して、あちこちに対峙構図を作って必死なのは分かる。しかし、劇中に登場したこの言葉「非弁行為」と言うのが、これまた最終章への期待感を削ぐことになる。その理由も簡単だ。

要は、主人公・小鳥遊翔子は現在は弁護士資格がないから、彼女の “弁護士風の言動” は全て「非弁行為」になる。しかし、最終章を盛り上げるには元弁護士を活躍させる必要がある。これは、これまでのように元弁護士が現弁護士を巧みに操るのとは訳が違う。

「非弁行為」が活躍したら、弁護士事務所の意味が無い!?

で、もしも元弁護士が活躍したらどうなる? お察しの方も多いと思うが、法律事務所の存在意義が無くなってしまう(に、等しい)のだ。弁護士資格のない主人公が活躍してしまったら、弁護士資格の意味も弁護士事務所も何なの? ってことになってしまうのだ。

この相反することを共存させて、納得もさせつつ感動させる展開がどんなものなのか? 最終回で脚本家のお手並み拝見としたい…

あとがき

今までも不自然に米倉涼子さんの美脚を見せたりしていましたが、今回は刑務所の面会室で上着を脱いでクルリとターンして、タンクトップで肌を見せていました。そんな部分で必死に工夫するなら、演出家も他に工夫のしどころはたくさんあると思うのですが。

今朝も提灯記事が Web上を舞っていますが、これで視聴率が前回よりも上がったら日本の連ドラの未来は…って思います。逆に 0.数%でなく 1.0%前後も下がったら、日本のドラマファンもまだまだまんざらじゃないなと。だから、作り手もしっかりしないと…と思って欲しいです。今後の日本の連ドラのために…

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リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子 第8話

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★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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