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映画「A GHOST STORY / ア・ゴースト・ストーリー(日本語字幕版)」 感想と採点 ※ネタバレなし

映画「A GHOST STORY / ア・ゴースト・ストーリー(日本語字幕版)」 感想と採点 ※ネタバレなし
映画 『A GHOST STORY / ア・ゴースト・ストーリー(日本語字幕版)』公式)を先日、劇場鑑賞。
採点は、★★★☆☆(最高5つ星で、3つ)。100点満点なら50点にします。

【私の評価基準:映画用】
★★★★★  傑作! これを待っていた。Blu-rayで永久保存確定。
★★★★  秀作! 私が太鼓判を押せる作品。
★★★☆☆  まあまあ。お金を払って映画館で観ても悪くない。
★★☆☆☆  好き嫌いの分岐点。無理して映画館で観る必要なし。
☆☆☆☆  他の時間とお金の有意義な使い方を模索すべし。




ディレクター目線のざっくりストーリー

若い夫婦、作曲家のCと妻のMは田舎町の一軒家で幸せに暮らしていた。ある日、夫のCが交通事故に遭い亡くなってしまう。病院で夫の遺体を確認した妻は、遺体にシーツを被せて立ち去る。すると、何故か死んだはずのCがシーツを被った状態で起き上がり、“目の所に穴を空けたシーツを被った幽霊” として、2人が暮らしていた家に戻って来る。

MはCの死に苦しんでいたが、やがて新たな人生を歩むために家を出て行く。しかし、Cは家から出て行くことが出来ず、そのまま家に残っていた。やがて時が過ぎ、家には新たな住人が引っ越して来て…

ネタバレ無しで感想を語るのは、とても難しい実験的映画

まず、本作の感想なり評価なりをネタバレ無しに語るのは、とても難しい。上の「ざっくりストーリー」ですら、ある種のネタバレになっている可能性も無くもない。たが、『A GHOST STORY / ア・ゴースト・ストーリー』とのタイトルから “1人の幽霊のお話” であることは分かるはずだ。

本作は幸せな生活を送っていた若い夫婦の夫が交通事故で突然亡くなり、観客にしか見えない “目の所に穴を空けたシーツを被った幽霊” として、生前に住んでいた家で時間を超えた時間旅行をする物語だ。

カメラも観客も "目の所に穴を空けたシーツを被った幽霊" になる

映像的には、折角の横長画面・ビスタサイズ(エンド・クレジットがビスタサイズ)の中央を、角丸のスタンダードサイズにくり抜き、まるでカメラも観客の視点も “目の所に穴を空けたシーツを被った幽霊” の1人となって、物語を追従して行くと言う変則的な画面構成で始まる。

変則的なのは他にもある。前半(序盤?)の約30分間はほぼ台詞らしきものは無いし、1カット長回しの多用の上にこれと言ったストーリーの展開が無いから、退屈を通り越して先の展開に不安を覚えてしまう。

「分る人には分かる作品」で、「楽しめる人には楽しめる作品」

しかし、中盤以降はそれなりに物語が動き出す。面白いのは “幽霊” がその家から離れずに、住居人が次々と変わったり、家自体も一軒家からビルディングに立て直されたりすること。その上、時間軸が行ったり来たりする。

まあ、こう言っては元も子もないが、「分る人には分かる作品」の類だ。いや、実験映画風の映像処理のために敢えてそう書いたが、正しくは「楽しめる人には楽しめる作品」だ。事前情報をそれなりに収集すれば、恐らく「自分が楽しめそうか」は分かるはずだ。

この感想を読んで気になったら、是非 "劇場で" 観るべき作品

しかし、本作は事前情報を極力排除して見てこそ、本作らしさが伝わる作品だ。幽霊を通して描かれる人間の魂の永続性や永遠性なるスピリチュアルな世界観として本作を楽しめれば、1,800円は高くない。しかし、劇中でも語られてしまう哲学風論理を安っぽく薄っぺらと思うなら、半額でも高いくらいだ。

そこで結論。やはり、この感想を読んで気になったなら、是非とも劇場で観るべき作品だ。テレビやパソコンの小さな画面で見たのでは、角丸のスタンダードサイズにくり抜いた監督とカメラマンの意図を汲み取ることは出来ないから…

あとがき

所謂「分る人には分かる作品」であり「楽しめる人には楽しめる作品」です。要は癖が強い作品です。亡くなった夫が妻を案じる映画として有名な『ゴースト/ニューヨークの幻』の類を期待すると、実験映画的な手法を取り入れていることもあり、完全に裏切られます。あくまで粛々と描かれる幽霊の永続性を心で感じる…そんな作品です。

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Author : みっきー

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★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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