まんぷく (第57回・12/5) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まんぷく』(公式サイト)
第10週『私は武士の娘の娘!』の
『第57回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
萬平さんたちの雑居房に、泉大津の倉庫を紹介した世良さんも収監されます。進駐軍のビンガムが注目するのは発明家・萬平さんの技術力。新型兵器さえも作れるのでは疑われます。一方、福ちゃんが塩とダネイホン作りを必死に続けていると、近所の人から「社員が海で手りゅう弾を爆発させていたのを見た」という証言が。そこに再び進駐軍が乗り込んできて…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
大人の事情が強くなると朝ドラは崩壊し始める可能性が高い
今回も、順調に土曜日までの「引き延ばし作戦」遂行中と言った感じ。それ以上でも以下でもない。とにかく全編に漂う “大人の事情” が鼻に付く。前回の感想に書いた通り「ミュージシャンを起用した斬新な配役に視聴者が興奮」の提灯記事に便乗するかのような場面の連続。
しかし、こう言っては何だが、ただの脇役だ。恐らく登場するのも、この1,2週間限定だろう。これが、主人公たちのその後の人生にずっと関わって影響を与える可能性がある登場人物ならば、何とか興味を持って見ることも出来なくもないが、まずそんなことはないだろ。
それに、“大人の事情” が押し出されれば、ドラマに亀裂が入り、そこから崩壊し始める可能性が高いことは、ここ数年間の朝ドラで痛い程に経験済みだ。だから、さっさと先に進めるべきと思う。
水曜日で、やっと福子が1行の英語の台詞を言っただけ…
それにしても、目に余る「引き延ばし作戦」だ。進駐軍に捕まって解放されると言う展開を入れるなとは思わない。むしろ、順調に塩製造、ダネイホン開発と進み過ぎて飽きて来た頃だったから渡りに船的なエピソードだ。しかし、解放されるのは分かっているし、その後に評判が落ちるのも容易に予想可能だ。
だとしたら、もっとダネイホン開発中の苦労や喜びを描くべきだった。簡単に完成したようにしか見えないダネイホンだから、逮捕されたところで何とも思えないのだ。だって、正直言えば「ダネイホン」よりも「塩」の方に、こちらは思い入れがあるのだから。
その意味で、この逮捕劇を引き延ばすのは得策でない。が、しょうがない。もう水曜日だ。水曜日になって、やっと福子が1行の英語の台詞を言っただけ。今週での巻き返しを期待していたのだが、どうやら次週に持ち越しか?
あとがき
手伝いに来ている忠彦さんより、先にラーメンを食べる福子も何だか…。忠彦が空腹でお腹が鳴るのは笑いどころなの? 今週は脚本も演出もどこかズレまくっており、福子に共感するどころか応援したくなる要素が殆どありません。
細かい部分ですが、福子の “思いやり” をちょこちょこと積み重ねることでしか、「福子の応援団」はテレビの中ならまだしも、テレビの外には増えないと思います。
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【これまでの感想】
第1週『結婚はまだまだ先!』
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第2週『…会いません、今は』
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第3週『そんなん絶対ウソ!』
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第4週『私がみつけます!』
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第5週『信じるんです!』
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第6週『お塩を作るんですか!?』
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第7週『私がなんとかします!』
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第8週『新しい冒険!?』
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48
第9週『違うわ、萬平さん』
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第10週『私は武士の娘の娘!』
55 56
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