まんぷく (第53回・11/30) 感想

連続テレビ小説「まんぷく」

NHK総合・連続テレビ小説『まんぷく』公式サイト
第9週『違うわ、萬平さん』の 『第53回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


相変わらず味への賛否両論はあるものの、ついにダネイホンが完成。早速、街頭販売してみると、全然売れません。落ち込んだ萬平さんは忠彦さんに相談。販売は別の誰かに任せるようアドバイスされます。その頃、海では社員の不穏な動き。福ちゃんもあるきっかけでダネイホンを売り込む作戦を思いつきますが…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

押し付けがましい演出のアバンだった…

アバンタイトルで、ナレーションも「いよいよ その日がやって来ました」と言っていたが、どうも演出のせいないのか、ちっとも「いよいよ」と言うワクワク感も無ければ、「ついに」と言う達成感も、テレビの中と外では、かなりの温度差があるように思うのだが。

なんか、「今日は既に金曜日だから、無理矢理にでもテレビの外の人たちも “いよいよ” と “ついに” と思わないと、この1週間を楽しめないぞ!」と、テレビの中から言われているような押し付けがましい演出のアバンだった…

今週の演出家は、気が利かない…

主題歌明け、完成品のダネイホンが香田家に届いたようだ。タカが「パンに塗って食べるんよ」と言っていたが、イメージでは戦後は「パン食=贅沢品」と言う感じだが、実際は終戦後の昭和20年(1945年)には学校給食が始まってコッペパンが出されていたから、まあ家庭でもパンの普及が急速に高まったと言う解釈で良いのだろう。

本来は、こう言い時代背景を脚本には書かれていなくても、演出家が気を利かせて「当時のパン食は…」とナレーションとイラストで解説したら良かったと思う。

戦後だ、栄養失調だ、と台詞や戦争孤児や掲示板でチラリと見せられても、多くの視聴者は毎日細かいところまで見ていないし、本作は食べ物を扱う朝ドラなのだから「その時々の食文化」を説明する必要もあると思う。どうも、今週の演出家は気が利かない…

福子に源をおんぶさせるだけで、福子の役割が描けるのに…

次のシーンでは、闇市で「高くて拙くてダネイホンが3つしか売れない」との電話が立花家に掛って来た。ここでも気になる、いやずっと気になっていたことがある。それは、福子がいつも源を抱っこしていること。

劇中の時代がどうだったか知らないが、やはりイメージでは髪を短くしておんぶしてあくせく働くのが戦後の母親像なのだが、福子は抱っこ。今週はずっと「福子に役割が無い」と言い続けているが、そう言う印象付けの1つが、この抱っこだと思っている。福子が視聴者に “子育てをやっていますアピール” に見えてしまうのだ。

だからこのシーンだって、何か家事をやっている福子が、ベルが鳴った電話に向かって源をおんぶして小走りで近寄って受話器を取るだけで、福子が家事も電話番もやっている印象になったはず。何度も書くが、今週の演出家は気が利かない…

結局、前回の真一の日帰りは、スモモを持って来ただけ?

そして、萬平は忠彦から「経営に向いてない」と言われ、且つ都合良く「真一さんが失業中」との朗報を聞く。

確かに、「売れない絵描き」と「売れない発明家」の義兄弟で助け合うと言う流れは悪くないが、結果的に真一がたちばな塩業で働く(予告編で既に分かっていたこと)なら、前回の真一の日帰りはスモモを持って来ただけってことになる。一体、今週は脚本家もどうしちゃったの…

目に余る強引な「福子のお手柄物語」が幕を開ける…

そして、9分過ぎの福子のこの台詞から、目に余る強引な「福子のお手柄物語」が幕を開ける…

福子「社長がいないと みんなが不安がりますから」

そもそも、社長が居ようが居まいが先日まで仲間内で喧嘩ばかりしていた従業員たちなのに、前回での萬平の訓示で突然に社長が居ないと不安になる設定になったのも不自然だ。

しかし、ここはこの感想の冒頭で書いた通りに「今日は既に金曜日だから、無理矢理にでもテレビの外の人たちも “いよいよ” と “ついに” と思わないと、この1週間を楽しめないぞ!」の放送回だから、黙って「福子のお手柄物語」を見るしかない訳だ。

福子が「私にできるのは 励ますことだけ」で良いの?

場面は、真一の家にやって来た福子が、真一に一緒に働くように頼むシーン。ここで、福子は渋る真一にあれこれ気を遣って話すのだが、その中でこんなこと言って、真一の必要性を説く…

福子「私にできるのは 萬平さんや みんなを励ますことだけです」

これ、主人公が言っちゃって良いのだろうか? 確かにここまでの福子はその通りなのだが、励ますだけなら鈴さんの方が明らかに適任だし、実際に従業員たちを励ましている。だから、この先の展開を考えても「励ますこどだけ」はちょっと残念だった。

それに、このシーンでの福子の台詞、心の底から真一に頼んでいると言うのでなく、真一にへそを曲げさせずに来て貰いたいと言う下心的なものも感じてしまったのも残念。ちょっとした演技指導の違和感なのだが、「福子のお手柄物語」を盛り上げるために、福子に “懇願させ過ぎた” のが原因だと思う。

だって、福子と真一は家族なんだし、本作はホームドラマなのだから。何度も書くが、今週の演出家は気が利かない…

福子が「金のためなら」みたいな人物像に見えて来るのが…

で、結局「福子のお手柄物語」は、真一の家に行って、咲姉の遺影と忠彦の桜の絵を見て、咲姉が入院していたことを思い出して、ダネイホンを病院に売り込もうと閃くと言う展開だった。う~ん、こんな展開しか思い付かなかったのだろうか?

それに、その後に “閃き” を萬平に嬉しそうに告げる福子の「栄養失調で入院している人も たくさんいますよ」と回想で音だけ挿入される「これを欲しがる客が誰なのか どこにおんのか それ考えな いかん」の三田村の台詞の印象の違いも気になってしまった。

福子のは「しめしめ」って舌打ちすら感じてしまうのに、三田村の台詞からは商売人の気迫が感じられる。この辺は演技力の差も影響しているのは確かだが、どうも福子が「金のためなら」みたいな人物像になって行くのが気になるし残念でならない…

あとがき

月曜日から木曜日を無駄遣いしたのが、今回の「福子のお手柄物語」で良く分かりましたね。

それなら、水曜日辺りに今回を持って来て、萬平と福子と真一と鈴で、ダネイホンを何処に売ろうか話し合っている中で、「こうして皆と話していると咲のいた楽しい頃を思い出します」とか言った真一が、病院に閃いて、みんなで「これも咲姉ちゃんのお蔭だね」と笑いあり涙ありにした方が良かったような。

無理矢理に主人公に手柄を持たせるのは面白くないですよ。そして、早く来週になって新たな演出家に期待したいです。と、思ったら、今日で2か月、1/3が終わったんですね。

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【これまでの感想】

第1週『結婚はまだまだ先!』
1  2  3  4  5  6
第2週『…会いません、今は』
7  8  9  10  11  12
第3週『そんなん絶対ウソ!』
13 14 15 16 17 18
第4週『私がみつけます!』
19  20  21  22  23  24
第5週『信じるんです!』
25  26  27  28  29  30
第6週『お塩を作るんですか!?』
31  32  33  34  35  36
第7週『私がなんとかします!』
37  38  39  40  41  424
第8週『新しい冒険!?』
43  44  45  46  47  48
第9週『違うわ、萬平さん』
49 50 51 52

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