SUITS/スーツ (第8話・2018/11/26) 感想

フジテレビ系・月9『SUITS/スーツ』(公式)
第8話『最終章スタート!』の感想。
なお、原作のアメリカのドラマシリーズ「SUITS」NBC Universal製作は、未見。
甲斐(織田裕二)は、大手建設会社を告訴した原告団の控訴審の代理人を任される。一審は、相手側弁護士の画策と思われるスキャンダル発覚が原因で敗訴していた。その相手側弁護士で、甲斐の後輩でもある美智瑠(山本未來)から、事務所の情報が漏えいしていると忠告があり、蟹江(小手伸也)による犯人捜しが始まる。一方、大輔(中島裕翔)が調べると、美智瑠が担当した過去の集団訴訟は、いずれも原告側が訴えを取り下げていた。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:「SUITS」NBC Universal製作
脚本:池上純哉(過去作/相棒シリーズ、刑事ゆがみ2) 第1,2,3,4,5,6,7話
小峯裕之(過去作/家政夫のミタゾノシリーズ) 第8話
演出:土方政人(過去作/大貧乏、明日への約束) 第1,2,5,8話
石井祐介(過去作/SUMMER NUDE、探偵の探偵) 第3,4,7話
森脇智延(過去作/探偵の探偵、黄昏流星群) 第6話
音楽:眞鍋昭大(過去作/劇場版『コードブルー ―ドクターヘリ緊急救命―』)
主題歌:B'z「WOLF」(VERMILLION RECORDS)
突然の脚本家交代が、テコ入れ目的なら英断だ!
まず、驚いたのが、第8話の脚本家がこれまで書いて来た池上純哉氏から小峯裕之氏へ交代したこと。因みにこの記事の執筆時点(2018年11月27日 08:00)でも、公式サイトに小峰氏の名前の記載はない。テコ入れのための急遽の投入としては、第8話と言う時間的な観点からもギリギリの英断だと思う。優れた決断と思う理由は、追って書く…
アバンを見ただけで、"キレのある作品" に変身したのが分かる!
約9分間のアバンタイトルを見ただけで、今回がこれまでの7話分と全くと言って良い程の “キレ” があることが分かる。演出家は第1,2,5話を担当した土方政人氏だから演出で変わったと言うよりも、脚本が変化したから演出も変化したと捉えるのが順当だろう。
各キャラが輝いて動き出し、背伸び癖が薄まって普通のドラマに!
とにかく、登場人物の個性の描き分けがとても明瞭になった。そのお陰で、各キャラが輝いて動き出した。また、これまで複数案件を描いていたのを1つの案件に絞り込んだことで、物語の散漫化が無くなり、更に全体に漂って妙な背伸びをさせていた原作の匂いを消したことで癖が薄まり、単純に織田裕二主演の日本のドラマになった。
大輔とチカを後退させ、甲斐と蟹江を押し出したのが大正解!
やはり、今回位に大輔(中島裕翔)とチカ(鈴木保奈美)をグッと後退させ、甲斐(織田裕二)と蟹江(小手伸也)をグイっと押し出して、2人のベテラン弁護士を物語の中心に据えた上で、パラリーガルを描く程度が丁度良かったのだ。
大人の事情があるのは分かるが、視聴者に透けて見えてしまったら、ファンが楽しむドラマにまっしぐらになるだけなのに…
あとがき
第2章が始まる直前の第4話に今回を放送していたら、ファンが楽しむドラマでなく、ドラマ好きが楽しめる『月9』になっていた可能性はありますね。ドラマ制作者なら、副音声企画でファンを逃がさない作戦よりも、脚本家や演出家の交代、撮影済みでも編集でテコ入れすべきと思います。
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【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話
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