まんぷく (第46回・11/22) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まんぷく』(公式)
第8週『新しい冒険!?』の
『第46回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
鈴さん探しを諦め、泉大津に戻ってきた福ちゃんたち。萬平さんは焼け野原で出会った栄養失調で苦しむ人々を助けるための新事業を始めることを決意します。鈴さんは相変わらず帰ってきませんが、いつの間にか神部さんとタカちゃんが急接近。それに待ったをかける男たちとのケンカの仲裁に入る福ちゃんでしたが…その時ついに!
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
三田村会長からの投資から、話が進んでいない!
今週は、月曜日が最高の仕上がりで、あとか日を追う毎に下降線と辿っている本作。今回のアバンタイトルにしても…。
と言うか、鈴がラーメン屋「清香軒」に隠れている時に来た「塩軍団」が、「大奥様の料理の方が美味しいよな」とか言って、鈴の日々の労をねぎらう会話をし、それを聞いた鈴が嬉しくなって「家出撤回」で良かったのでは? 火曜日から3回分も割いて描くようなことだろうか。
結局、脚本家にどんな意図があろうと、今週から始まった「起承転結」の「承」の出だしとしは、三田村会長からの投資からの萬平の新事業が描かれないと意味が無い。なぜ、描くべきことを先送りにしているのだろう。これでは、演出家も脚本家の意図が読めないから、脚本をなぞるだけになるのも当然だ。
福子と萬平と鈴が自己チュー過ぎて、"我儘親子の物語" が加速
主題歌明け。夕方に福子たちが会社の車で泉大津に帰って来た。また書くが、放送上は3日間だが、劇中は鈴の家出発覚が前日の夕方で、翌日の朝に福子たちとタカが入れ替わり、一晩泊って夕方に戻って来た…と言う解釈で良いのだろうか。2日間、タカに何の連絡もせずに、「塩軍団」の中にタカを置き去りにした…としか見えないのだが。
車から降りても福子はタカのことを心配するどころか、タカが身重の福子を心配して声を掛けても「大丈夫よ」と言うだけで、これまたタカに労いの言葉が無い。そんな思いやりの欠片も感じないシーンの直後に、香田家にやって来る鈴を直結するから、これまた、わがまま親子の物語が加速してしまった。
これまでは、フィクションの本作の中の唯一の視聴者の気持ちの代弁者だった鈴が、もはや視聴者の予想を裏切ってばかりの言動を繰り返すから、益々テレビの中と外が乖離してしまうではないか。
忠彦のグッジョブ! に対して、福子と萬平は何やってんの!?
それにしても、最近の福子は諦めたが、克子も鈴に労う言葉を掛けずに「年だから」で済ませちゃう。そんな中で忠彦だけが鈴の気持ちに優しく寄り添い、「お義母さんの周りに悪い人はいませんよ」と言ったところで、テレビ的な “いいひと” は忠彦とタカとハナと「清香軒」の夫婦と神部と赤津くらい。
肝心の末娘と婿が現状は “人でなし状態” だから、本当は忠彦と鈴のシーンはとっても感動的なはずなのに「福子と萬平は何やってんの!?」としか見えないのが残念だ。
健気に働くタカのために「全自動洗濯機」を発明したら?
それにしても、この数日間、塩づくりの場面がない。もしかしたら、画面に映っていないところで、萬平が「全自動塩製造機」でも発明して完成させているのだろうか。それならそれで、見ず知らずの貧しい子供のための前に、健気に働くタカのために「全自動洗濯機」をさっさと発明して欲しいと思うのは私だけだろうか。
あとがき
えっ? 鈴が「清香軒」から「香田家」に移動して、タカを巡って男たちが言い合いをして、福子が産気付いて15分が終わり? これで、次回に鈴に「生まれそう」って連絡して家出終了ってことでしょうか。流石に火曜日から金曜日まで家出とタカの取り合いと自分勝手な福子と萬平だけでは、引っ張り過ぎですよ。
正直、家出も出産もどうでもよくて、見たいのは「承」としての新事業ですから。どうして、そこを先延ばしにするのか解せません。不快じゃないけど、1.5倍再生でも見るのが億劫になりかけているのは、私としては残念でなりません。
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