まんぷく (第45回・11/21) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まんぷく』(公式)
第8週『新しい冒険!?』の
『第45回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
家出した鈴さんの居場所は、近所の中華料理屋・清香軒さんでした。ご主人夫婦の困惑をよそに、みんなの慌てぶりを想像してにんまりしていた鈴さんでしたが、ラーメンを食べにやってきた岡さんたち従業員の本音を聞いて大ショック。傷ついた鈴さんは…。一方、鈴さんの行方を捜し回る福ちゃんと萬平さんは、その途中で忘れられない光景に出会います。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
暫く良かったのに今回は、なんか嫌な予感のアバン…
なんだろう? 今回のアバンタイトルのダイジェスト版みたいなのを見たら…
精神的には逞しくはあるものの体力的な面を含めて母・鈴の気持ちを思いやらずに自分たちのやりたいことを最優先する福子と萬平に見えたし、出産予定日1週間前と言う状況をどう考えているのか分からぬ夫婦にも見えたし、タカを「塩軍団」の中に置き去りにして来た無責任な大人にも見えたし、親が親だから娘も娘か?…と思ってしまった。
神部とタカで洗濯物を干すくだりに、回想が多過ぎる…
で、本編。神部とタカで洗濯物を干すくだり。そもそも、このシーンに時間繋ぎ以外の何の意味があるのか見出せなかったが、それ以前に驚いたのは多くの時間を回想シーンに割いたことだ。
既に1か月半も進んでいるのだから、回想でなく神部とタカのやり取りで描くべきだったのでは? その方がドラマとしてメリハリもついただろうし楽しくもなっただろうし、何よりも物語が前進しているようにも見えるから。
何で福子と萬平が、揃って真一の職場訪問したの?
で、何で福子と萬平が揃って真一の職場訪問したのだろう? 身重の福子は、経産婦の克子のいる香田家で待機するのが普通じゃないのか。それに、「何かあったら知らせて下さい」レベルの伝言なら、職場に電話すれば良いのでは? それがダメなら真一の家宛てに電報だってあった訳で。どうも今回は解せないことが多い…
空襲で生き別れた人同士を結び付ける掲示板に…
さて。今回の15分間で最も評価が分かれそうなのが、掲示板だろう。空襲で生き別れた人同士を結び付ける掲示板に、身勝手な親子ゲンカの末の尋ね人の張り紙を掲示した。
良い点は、先日も書いたが、本作は戦後の物の無い時代からの脱却を描く朝ドラだから、戦後の時は経っていても戦後であることを映像で印象付けることは重要なことだから、それを掲示板とその設置場所を描くことで挿入できたことだ。
宜しくない点は、愕然した萬平が描かれたが流石に、劇中が昭和22年の春と言う時間経過を考えると浮世離れし過ぎた感覚であり、そもそも「尋ね人」の意味が掲示板に対して違うと言うことだ。
前回の4人のやり取りを入れるための策としては失敗か…
そして、12分過ぎに驚きの台詞を福子が言ってしまう。
福子「ここしか 来るとこはないと思うんやけど…」
だから、最初から夕方に香田家宛てに電報を打ったら、近所は塩軍団に探させて、萬平と福子が香田家に来るだけで良かったってことになる。そうすれば、タカも塩軍団の中に残すことも無かったし、萬平が香田家に来ちゃったら塩製造は休業になるから、塩軍団に留守番させれば良かっただけ。
前回の感想でも書いたが、前回の4人のやり取りは良かったが、それを入れるための策としては、いささか辻褄合わせに失敗したと思う。
あとがき
インスタントラーメンまで、あと100回近くある訳で、だから「戦後」を強調するために今回の掲示板を登場させたとしたら、やはり手法としてどうかなって思います。
むしろ、少しお金が入ったから鈴への日頃の労いのために、ちょっと遠出して食事でも…の流れで、その途中で「戦後」を垣間見ても良かったのではないでしょうか? もちろん、福子が臨月である必要もないので、時間軸をずらして。痩せ細った子どもより、タカが気になる私です…
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