まんぷく (第43回・11/19) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まんぷく』(公式)
第8週『新しい冒険!?』の
『第43回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
昭和22年、春。たちばな塩業の経営は順調で、福ちゃんも臨月を迎えました。萬平さんは三田村さんから出資してもらった3万円の使い道を考えています。福ちゃんは、萬平さんが本当にやりたいことに使うべきだと後押しします。安定してきた製塩業の規模を拡大するか、新たな事業にチャレンジするか、悩む萬平さん。そんな中、鈴さんが突然…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
正統派ホームドラマの新章、且つ「承」の始まりを感じさせたアバン
アバンタイトルでの、鈴の「あなたたち いつの間に!」の台詞のお蔭で、先週末の意外な展開、三田村会長の萬平への投資話と福子の妊娠が、全く唐突な感じを与えずに、トントン拍子の印象も無く、むしろまじめにやって来た福子と萬平への天からの “ご褒美” のように映る。正統派ホームドラマの新章、且つ「承」の始まりを感じさせるアバンだった。
"武士の娘" で、15分間の物語を広げて来たのも上手過ぎる!
主題歌明け、アバンから半年後の昭和22年(1947)の春。製塩事業の拡大と妊娠で話を紡いで行くと思いきや、本編は、ナント “武士の妻” で半年経過した「たちばな塩業」と「立花家」を広げて描き始めたのには驚いた。もはや、完全に鈴がいないと物語が動かない。そして、本作のコミカルさの要。面白過ぎる!
そして、前回の感想に書いた「起承転結」の「承」らしく、福子が持ち前のマネージメント能力を発揮して、製塩業の拡大でなく “世の中の役に立つ仕事”、“みんなが喜んでくれるような仕事” として新事業を提案する展開へ。ここも上手い。福子は製塩業が自分たちの生活費を稼ぐ仕事であることを、ちゃんと認識していたと言う訳だ。
だから、萬平に新事業の提案が出来る。そして、「萬平さんの冒険を 私は見たい」へと繋げて~の、胎動。正に新たな章の始まりに相応しい展開だ。
世良に「根っからの悪人」の看板を掲げなかった!
そして、世良が「根っからの悪人」でなく「1人の投資者」として登場したのにも驚いた。と言うか、なかなかの流れだ。今後、世良が萬平にどう絡んでくるのか分からないが、「敵」でないことはほぼ間違いない。だとしたら、「強かな経営者」として登場させておくべき。それを前回の出資話で築いた訳だ。上手いぞ。
ここまで月曜日に期待を受け止め、火曜日を見たくさせるか!
そして、子育ての先輩であり、福子にビシッと意見も言えるハナも登場。先週で描かれたことの内、福子の “逢引き疑惑” のみを残して、全ての続きを描いた今回。そして、ここで鈴の失踪…。転がり込んでいる先は何となく想像は出来るが、一難去ってまた一難の再開だ。
先週、あれだけ盛り込んで、それらのほぼ全てに決着を付けた上に、全くごちゃごちゃしたん感じも無いし、むしろテンポが良くて見ていて気持ちが良い位。
前回の感想にも書いた通り、変に史実に縛られずに、フィクションであることを楽しんでいるかのような自由な脚本と、その脚本家の意図を正しく汲み取った演出家とのタッグが、上手く行っていると思う。「承」の1日目、ここまで月曜日に期待感を受け止めて火曜日を見たくさせるのだから、大したものだ。
あとがき
期待以上の月曜日でした。今週の演出担当は先週に続いて安達もじり氏。彼の演出も安定してきているので良い感じですね。さて、鈴さんは何処へ行っちゃったのか? お腹が空いているでしょうから “あそこ” ですよね(笑)
やっと、婚礼シーズン真っ只中の土日が終わりました。突然のひざ痛(原因は「加齢」との診断でした)に襲われましたが、若い同僚たちに支えられて、オジサンも乗り切れました。今週末の三連休は今年最後の婚礼得意日です。それに合わせて、体調管理せねば…
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