まんぷく (第38回・11/13) 感想

連続テレビ小説「まんぷく」

NHK総合・連続テレビ小説『まんぷく』公式
第7週『私がなんとかします!』の 『第38回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


真夜中、警察に呼び出される福ちゃんと萬平さん。「たちばな塩業」社員の一人・岡さんが繁華街でのケンカで捕まったのです。帰った岡さんを神部さんが責め、みんなぎくしゃく。萬平さんは人を使う難しさを痛感します。日々の過酷な労働に加え、給料も満足に支払えず、みんなの不満がたまっていることを察した福ちゃんはある秘策を思いつきます…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

前回とアバンの劇伴を差し替えた演出家の上手さ

今回のアバンタイトルを見て、今回の演出は相当に気合が入っているのが分かった。それは、前回の最後にあった「たちばな塩業」社員の一人・岡が飲み屋でケンカを始めたシーンでの劇伴の使い方が絶妙だったから。

前回を見直すことが出来るなら確認して貰いたいのだが。前回の放送ではケンカが始まった時は無音で、その直後から “不穏な出来事が始まったよう” なストリングスがメインに鳴っている劇伴が使用されていた。

そして、今回のアバンでの同じシーン、同じ個所ではトランペットの調べが印象的な “怪しげな夜の街” を思わせる劇伴に差し変わっていた。普通なら、前回と同じ劇伴のまま福子が警察の電話に出て、福子の心配と萬平の不安な気持ちを盛り上げるように劇伴を付けると思うが…

スローなトランペットの曲に差し替えたことで、このアバン全体が二人の男の悩み(岡の仕事への不満と、萬平の人を使う難しさ)と、一人の女の悩み(福子自身のマネージメント能力への不安)と言う、大人たちの苦悩を描くシーンに見事に映った。

そう思える訳がある。それはトランペットの音色が “大人の切なさ” を感じさせるから。よくぞ、ここの劇伴を差し替えたと思う。

劇伴を差し替えた、もう一つの理由も見えて来た

本編が始まると、先の劇伴差し替えの理由が、更に私になり見えて来た。それはオープニング映像明けのタコ焼き屋のシーンが、福子に「我慢 我慢 萬平さん」と言わせて、次の鈴の愚痴に繋げるためだけのシーンで、ほぼ内容が無いからだ。

だから、アバンで “不穏な出来事が始まったよう” な劇伴を使うと、このあとも不穏なことが描かれると視聴者は勘ぐってしまう。しかし、“怪しげな夜の街” を思わせる劇伴に変えたことで、「あの騒動はあの騒動で、肝心なのは問題解決」と視聴者に切り替えの印象付けをするためだ、きっと。

だから、タコ焼き屋のシーンには劇伴が無くて、次の鈴さん登場のシーンから、また別の劇伴が始まったのだ。

タカの自虐ネタを盛り込んだ慰労会への流れもなかなか…

鈴の「我慢なんか できるわけないでしょ!」で始まった「たちばな塩業」のシーン。今度は、ストリングスは同じでも前回のラストのような重大性を感じさせない、むしろ “鈴の不安” とちょっと後押しつつ、鈴たちの力も借りて解決出来そうな “軽快な雰囲気” を醸し出す劇伴になった。

そこへ、タカの「(可愛いと)そう言うてくれるのは おばあちゃんと お父さんだけ」と自虐ネタまで盛り込んで、徐々に解決ムードを漂わせた。そして、劇伴が止まると、福子が母を説得する場面。所謂、先日から言っている “福子のマネージメント能力” の一面を描く展開へ。ここまで5分。なかなか今回は興味深い演出が多い。

貝殻の蝶ネクタイと髪飾りに、テレビの外の私まで慰労させられた

そして、タカも含めた「たちばな塩業」の経営者一族主催の慰労会が始まった。お金も人も余裕がない中で、どんな慰労会をするのかと期待したら、タカのハーモニカ演奏、福子の英語版「リンゴの唄」と「何じゃ こりゃ?」の出し物に続いての、鈴の「国定忠治伝」の名場面の一人芝居が大ウケ。どこからか幕切れを告げる拍子木の音までご丁寧に。

そして大トリは萬平と福子の即興夫婦漫才。貝殻の蝶ネクタイと髪飾りが印象的だ。思いの外、夫婦漫才の尺が長くて、テレビの外の私まで慰労させられた。

あとがき

前回のラストのケンカのシーンから、今回の慰労会大成功までのくだり。脚本的には何も前進はしていません。しかし、創業家の苦労と労働者の思いを前半では切実に、後半では面白おかしく、メリハリある演出で上手に魅せたと思います。これは演出家の手腕の影響が大きかったですね。それに、鈴が登場するとパーっと楽しくなります。

そして、今回の最後で電話が鳴った時、ゴーッと言うような効果音が付けられていました。次回のアバンでどうなっているのか楽しみですね(無いかも知れませんが)

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【これまでの感想】

第1週『結婚はまだまだ先!』
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第2週『…会いません、今は』
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第3週『そんなん絶対ウソ!』
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第4週『私がみつけます!』
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第5週『信じるんです!』
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第6週『お塩を作るんですか!?』
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第7週『私がなんとかします!』
37

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