まんぷく (第37回・11/12) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まんぷく』(公式)
第7週『私がなんとかします!』の
『第37回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
国の認可を受け「たちばな塩業」が創業。塩の初出荷を迎えます。満額3000円の売り上げを期待して、福ちゃんたちはそわそわ。ところが代理で塩を納入した世良さんが差し出した売り上げ金は半額の1500円。みんな当てが外れてガッカリです。特に萬平さんは塩の品質が劣ると言われたことに大ショック。追い打ちをかけるようにその夜、更なる事件が…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
福子が「たちばな塩業」を切り盛りする姿から始まった!
前回の感想で、「さり気なく、福子のマネージメント能力も描かれた」と書いた。週明けの月曜日のアバンタイトルは、正にそれを裏付けるように、福子が「たちばな塩業」を切り盛りする姿から始まった。そして、創業を記念しての記念写真。
本当に、ベタな展開だがケジメを付ける意味と、これからが本編の始まり…と言うのを意識付けさせるには、とても良かったアバンだ。
サブタイトル『私がなんとかします!』が気になるし、楽しみたい
主題歌明けは、萬平の社長としての社員と品質管理の低さを露呈した展開。そこへ、萬平の親友の売り上げのねこばば騒動。創業当時には、きっとどんな企業でも起こりうる、読みの甘さや人的ミスと、裏切りや騙されることを「たちばな塩業」にも盛り込んだ。そして、社員が夜の酒場でケンカ…
なんとなく予告編も手伝って、1週間の展開は想像出来そうだが、気になるのが『私がなんとかします!』と言うサブタイトル。結局は、福子が「たちばな塩業」の騒動を解決する訳だから、週末にどんな才能と奇策で騒動を納めるのか、じっくり楽しみたいと思う。
安藤もじり氏が "創業当初あるある" を真面目に描いた…
さて、今週の演出は第4,5週担当の安藤もじり氏だ。安藤氏の演出の特長はメインストーリーはしっかりと描くが、サイドストーリーへの拘りが少ないこと。もちろん、脚本のせいもあるが、今回も “創業当初あるある” を真面目に描いた…そんな感じだ。
しかし、初出荷で三千円が期待出来ると想像出来たのなら、多額の借金をしているハナの所へ塩を持って行って挨拶するとか、タカに世話になっているのだから克子と忠彦の所へ行って報告するとか、先週の前半でもあった “思いやり” の描写の少なさが戻って来てしまったのが残念。
萬平目線では描けない、福子目線のドラマと活躍に期待!
また、鈴の台詞も愚痴になり、福子との微笑ましい母子会話も少なくなった。要は、楽しくほのぼのとしてホームドラマ的要素が薄まった。
確かに、今週から「会社ドラマ」の要素が強くなるから、ある程度は予想していたが、先週の清香軒との約束を果たしたエピソードのような、引っ越して来たばかりの時の福子と鈴のご近所さんとの着物とお金の交換みたいな、萬平目線では描けない福子目線のドラマを盛り込んで欲しいと思ってしまった。
その意味でも、サブタイトルにある福子の活躍を静かに見守りたい。
あとがき
親友と言っていた世良の売り上げ持ち逃げ展開に、がっかりした人も多かったのかな? 私は、世良と言う男らしい行動だと思いました。やはり、まだまだ萬平は人を見る目が育っていないと言うことなんでしょうね。だから会社の責任者としての責任も全う出来ていない。それを福子が、鈴が補う…。そして、3人も「たちばな塩業」も成長して行く…
先週までは、かなりトントン拍子で成功例の羅列で進んで来ましたが、やっと紆余曲折の名に相応しい “困難” が主人公に襲って来ました。ここを福子が、萬平が、そして脚本家とドラマがどう乗り切るかで、今後が「懸命に生き抜いた夫婦の物語」になるのかの分かれ目になるのでないかと、期待しています。
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