今日から俺は!! (第5話・2018/11/11) 感想

日本テレビ系・日曜ドラマ『今日から俺は!!』(公式)
第5話『癖になる80年代感!!ギザギザハートの都会ヤンキーにやられたらやり返せ!!』の感想。
なお、原作の 西森博之「今日から俺は!!」(小学館「少年サンデーコミックス」)は未読。
東京に出かけた佐川(柾木玲弥)が、東京の不良・ユタカ(平埜生成)に襲われ入院!翌日、理子(清野菜名)から話を聞いて怒る三橋(賀来賢人)と伊藤(伊藤健太郎)だが犯人の手がかりはなく…。一方、ユタカの仲間・紅野(中村倫也)たちは千葉のヤンキーたちをからかおうと、三橋たちのすぐそばまで迫っていた…!!勝手の違う敵に三橋がまさかの大ピンチ!?東京の不良と千葉ヤンキーの一大闘争勃発!三橋の奇策とは!?
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:西森博之「今日から俺は!!」(小学館「少年サンデーコミックス」)
脚本:福田雄一(過去作/コドモ警視、都市伝説の女2、スーパーサラリーマン左江内氏)
演出:福田雄一(過去作/勇者ヨシヒコシリーズ、スーパーサラリーマン左江内氏) 第1,2,3,4,5話
鈴木勇馬(過去作/ゆとりですがなにか、東京タラレバ娘)
音楽:瀬川英史(過去作/勇者ヨシヒコシリーズ、コドモ警察、コドモ警視、スーパーサラリーマン左江内氏)
主題歌:男の勲章/今日俺バンド
アバンでの本編への巧みな惹き込み方に惚れ惚れしてしまった
予告編で知っていたとは言え、東京の不良・ユタカの仲間・紅野役で中村倫也さんが画面に映ると、『半分、青い。』の「マア君」の最悪イメージが一瞬で払拭された。これが本作のパワーだ。それは「ユーコ」だった清野菜名にも言えることだが。
とにかく、本作の直前に放送された某作と比較すると、アバンタイトルに於ける本編への巧みな惹き込み方に惚れ惚れさえしてしまう。そして、竹の子族を含めたエキストラの細部への配慮など、80年代の再現と新しさで主題歌映像と一体化した見事なアバンで始まった第5話だ。
再認識した! 俳優を生かすも殺すも脚本と演出次第ってこと
本編開始直後の、某作の「間宮真司」とは別人の椋木先生 役でムロツヨシさんが登場。そのあとの暴力シーンもなかなかの迫力。そして、元「ヒデさん」こと磯村勇斗さんが演じる相良猛が登場。ホント、俳優を生かすも殺すも脚本と演出次第ってことだ。
真正面から千葉のヤンキーの "生態" と "男気" を描いた秀作回!
さて、本作を放送中の『日曜ドラマ』枠は基本的に全10話構成だ。従って、第5話は折り返し。今回はその折り返しらしく、まず、ワルだが性根までは腐って無さそうな臆病者の不良・ユタカを登場させて、アバンタイトルから雰囲気を変えた。
そして、これまで中心的に描いて来た “千葉の三橋と伊藤のヤンキーの正義” に “東京の紅野の不良の正義” を対比させ、両者の間でもがき苦しむ “ユタカのやや中立的な正義” を絡めせて、真正面から千葉のヤンキーたちの “生態” と “男気” を、本作らしい切り口で描いた秀作回だ。
あとがき
いつもより小ネタが少なめで、且つムロツヨシさんと佐藤二朗さんの出番が少なくて、コミカル要素は薄まりましたが、ラストの展開は正に「笑えてグッとくる痛快学園コメディー」に相応しいスッキリ感でした。やはり “千葉のヤンキー”への徹底的な拘った物語と、80年代の再現性の素晴らしさと時代遅れ感の無い表現がお見事でした。
また、ついに、11月28日発売予定の本作のサウンドトラック盤のCDジャケットが公開されました。完全に購買意欲が全開になった80年代の懐かしきゲーム画面を模したデザイン。サントラ盤のジャケットまで凝りまくっているとはスゴイですね。
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今日から俺は!!今日から入門傑作選&ドラマキャストセレクション (少年サンデーコミックススペシャル)
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/12081/
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