まんぷく (第36回・11/10) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まんぷく』(公式)
第6週『お塩を作るんですか!?』の
『第36回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
ついに製塩設備が完成。塩の大量生産の準備が整います。萬平さん率いる若者たち(塩軍団)のチームワークも高まり、作業中にみんなの歌声が響くほど。ところが本格始動した直後、一日かけて作った塩の量の少なさにみんなガッカリ。福ちゃんはみんなを励まそうと、ある提案をしますが…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
脚本家のストーリー作りの巧みさで、展開に違和感がない
正直、1週間を費やしてサブタイトル『お塩を作るんですか!?』に始まり、製塩設備が完成し最初の塩が出来て、清香軒との約束を果たした… ただそれだけの話だ。
しかし、今回の15分間にしても、1週間を通して見ても、紆余曲折や緩急の付け方が上手いから、トントン拍子には見えないし、展開に違和感もない。この辺りは、脚本家のストーリー作りの巧みさが表れていると思う。
鈴の存在のお蔭で、納得しながら見ることが出来る
また、前回の感想にも書いたように、鈴がしっかりと視聴者の気持ちを代弁しながら進行して行くから、納得しながら見ることも出来る。それに、疲れた鈴の姿で、時間経過を表現するなんて工夫も面白い。
さり気なく、福子のマネージメント能力も描かれた
そして今回は、視聴者の代弁者である鈴と、ドラマのけん引役の福子の意見が合致したことで、一瞬どうなるの? と思わせて、さり気なく福子のマネージメント能力を描いた。ただ、夫の才能を信じて応援する妻でなく、夫婦二人三脚としての “妻の役割” を描いた格好だ。こう言う部分を描くことで、“夫の役割” が更に際立つ。
また、次週の予告編を見ると、次週から、「塩」が「商売」「世の中の役に立つ仕事」になるかどうかと言う、謂わば次の大きな山場が描かれる。それを目前にした土曜日に、塩製造に於ける福子の役割を明確にしたのは良いことだし、やはり脚本が練りに練られた証拠だと思う。
あとがき
前回の感想で、「まだまだ全体的に『まんぞく』とは言い難い」と書きましたが、今回を見てその原因の1つが、紆余曲折はあるものの成功することは分かっている予定調和かなって思いました。ぼちぼち萬平が憲兵隊に捕まってからの2人の愛情の確認に至るような “意外性” があると、もっと作品として盛り上がる気がします。
その意味では、次週は世良が登場するので、物語を程好く描き回して楽しくしてくれるのを期待します。
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