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下町ロケット(2018年版) (第4話・2018/11/4) 感想

下町ロケット(2018年版)

TBSテレビ系・日曜劇場『下町ロケット(2018年版)』公式
第4話『涙の別れ!鬼の経理が退社!!裏切者は誰?逆襲へ』の感想。
なお、原作の 池井戸潤「下町ロケット ゴースト」(小学館)は未読。


佃(阿部寛)達は、伊丹(尾上菊之助)や島津(イモトアヤコ)らの会社「ギアゴースト」の買収計画を進め、手続き完了を約1カ月後に控えていた。そんな折、内密に進めていたはずの買収計画が、帝国重工の次期社長候補・的場(神田正輝)の耳に入ってしまう。そして佃製作所は帝国重工のリスク管理部門の信用調査を受けることに。佃から話を聞いた伊丹は、かつて自分が目の当たりにした的場の厳しい姿勢について明かす。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:池井戸潤「下町ロケット ゴースト」(小学館)
脚本:丑尾健太郎(過去作/小さな巨人、ブラックペアン) 第1,2,3,4
   槌谷健(過去作/都庁爆破!、ブラックペアン) 4
演出:福澤克雄(過去作/小さな巨人、陸王、ブラックペアン) 第1,2,
   田中健太(過去作/小さな巨人、陸王、ブラックペアン)) 第3,4

21分もの長尺アバンで、先が読める内容を引っ張られても…

まあ、放送尺54分の連ドラの1話中での21分もアバンタイトル(ほぼ1/3以上)で、『「佃製作所」と「ギアゴースト」の勝訴への突破口とは?』と『経理部長 殿村にいったい何が!?』と引っ張られても、前者については何らかの打開策が出て来ることは予想出来るし、後者については大よそ実家の農業を継ぐために退社するのは想像出来る。

その上、俳優の出番より、芸人とアナウンサーの素人演技の放送尺の方が、俳優同士の尺より多い位に感じる映像で、今後に何を期待せよ…と、言うのか。

殿村経理部長の退社劇を盛り込むより "本筋" を描くべき

とにかく、前作(2015年版)は佃製作所の1つの事業を1クールで前後編にしていたのに対して、この「2018年版」は1クールの半分(5話)でロケットのバルブとトランスミッションの2つの事業を強引に描き進めているのに、ここで「殿村経理部長の退社劇」を盛り込む必要があったのか? と思う。

当然、殿村&立川談春さんのファンには見所かも知れないが、本作が見せるべきはロケットでありギアゴーストであり、第4話時点で言うなら、M&Aが成功するのかどうか? でないのだろうか。

殿村を退社させる前に、航平と利菜の会話を削るできでは?

それに、私のこの先の無駄な心配として、銀行員から佃にやって来て、大量の登場人物中で唯一佃航平の熱い義侠心から来る怒りを鎮める役を失ったら、先日のような金銭的なネタを使ってのどんでん返しも出来ないし。むしろ、今回はちょっと役に立ったが、航平の娘・利菜の大人の事情丸出しの出番を削った方が良いとまで思うのだが。

あとがき

台詞では切羽詰まった状況を描きつつ、行動では社員たちで論文を読んでる時間があったり、攻め込む側も悠長に食事をしたり、のんびりムード。そこへ、今必要かと思う殿村の退社劇や父と娘の会話劇。本筋をもっと真面目に且つ丁寧に描いて欲しいです。

そして、「2018年版」がスタートしてから、TBSがきっと模索しているであろう「新・下町ロケットスタイルの演出」も、この第5話でほぼ崩壊したように思います。折角、第4話までオジサンのアップを控えて来たのに…。また、今回から脚本家が2人体制になり、余計にドラマにすきま風が吹き込んだのも気になります。

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下町ロケット ゴースト


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【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話

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★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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