まんぷく (第30回・11/3) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まんぷく』(公式)
第5週『信じるんです!』の
『第30回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
繁盛していたハンコ屋さんでしたが、同業者が次々と現れ、一家の収入は減る一方です。福ちゃんは「そろそろこの家を出ませんか」と萬平さんに提案しますが、行く当てもありません。そんなある日、萬平さんは、世良さんから泉大津に残っている軍の倉庫を紹介されます。中に何かが残っているということですが、その正体は不明で…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
戦後のどさくさの中の清涼剤…
今朝は簡単感想で。
それぞれの役割、それぞれの立場、それぞれの生き方を着実に描き始めた第30回。特に、目を傷めた忠彦が絵を描き始め、福子と萬平が香田家を出て行くと言い出し、鈴は克子たちを支えながらハンコ屋を。そんな時にウグイスの鳴き声を入れるなんて、戦後のどさくさの中の清涼剤のようでいいじゃないか。
真一の帰還も、意外なタイミング…
実は本作については、放送開始の2週目から事前情報を極力入手しないようにしている。どうやら、事前情報が無い方が、面白さが増すような気がしたからだ。それから約3週間が経過した。そして、忠彦に次いで真一も無事に帰還した。まさか、このタイミング(1週間の中)で2人の身内が帰還するとは思わなかった。無駄に引き延ばさないのがとてもいい。
地獄を見て来た忠彦と真一の会話も素敵…
アトリエで、地獄を見て来た忠彦と真一の会話も素敵だった。素敵と言うのは語弊があるかも知れないが、戦地の再現や古いフィルムを使うより、戦争体験者の心の叫びの僅かな台詞の方が、ずっと心に戦争の悲惨さが沁み込んで来た。このような、ちょっとしたシーンを手抜きせず描く本作だから、共感出来るのだと思う。
泉大津に行くと言い出してから、ラストまでのくだりも見事
そして、終盤の福子と萬平が泉大津に行くと言い出してから、ラストまでのくだりも見事だった。登場人物たちそれぞれの愛、夫婦愛、家族愛を描きつつ、ドラマに優しさと微笑みと爽やかさを添えた。ベタな展開ではあるが、それを実に丁寧にしっかりと描写するから、台詞や演技の細かなニュアンスまで自然に見える。だから楽しい。それが本作だと思う。
あとがき
やはり、基本的には箇条書きなのに面白いんですよね。もちろん、テンポの良さもありますが、1つ1つのエピソードに始まって、細かな台詞や仕草に思いが込められて作られているって感じがするんです。だから、面白い。予告編を見る限り、また新たなことが始まりそうで楽しみです。
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