大恋愛~僕を忘れる君と(第3話・2018/10/26) 感想

TBS・金曜ドラマ『大恋愛~僕を忘れる君と』(公式)
第3話『ひどい女でも好きなんだ! 貯金12万の俺にできる事』の感想。
尚(戸田恵梨香)は真司(ムロツヨシ)の質素なアパートに抵抗を感じて、引っ越しを提案する。育ちの差を痛感しつつも、真司は引っ越し業のアルバイトを増やし、自宅もきれいに掃除して尚を迎える。ところがやって来た尚に、小説家として成功するまで金銭面は負担すると言われて困惑する。一方で、真司は尚の主治医が侑市(松岡昌宏)だと知り、複雑な気持ちに。その侑市は、母・千賀子(夏樹陽子)の薦めで見合いをすることになる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:大石静(過去作/家売るオンナ、トットちゃん!)
演出:金子文紀(過去作/監獄のお姫さま、チア☆ダン) 第1,2話
岡本伸吾(過去作/隠蔽捜査、TAKEFIVE) 第3話
棚澤孝義(過去作/きみが心に棲みついた)
音楽:河野伸(過去作/重版出来!、おっさんずラブ)
主題歌:back number「オールドファッション」
思い出を忘れて行く女と思い出が増えて行く男の、
数奇な運命を見守りたい…
簡単感想で。
とにかく、普通のドラマのように見ていられない。私の年齢もあるが、アルツハイマー認知症は危機迫ったことだから。その意味でも、実に感情移入して見てしまう本作。今回も、実に危機迫りつつ、コミカルな要素を忘れずに、尚と真司の関係を面白く且つリアルに描かれて良かった。
ただ、少しだけ惜しい所がある。それは、尚が若年性アルツハイマー病であることと、2人が同居したいと言うことが、あまり 著駆血 直結しているように見えなかったこと。どちらかと言えば、尚の一方的な思いで同居話が進んでいるように見えてしまっているのだ。そして、その穴を視聴者の脳内補完に頼っている。
…と、本来ならバッサリとやるのだが、本作についてはそうやらない。なぜなら、その脳内補完が意外と気持ちが良いからだ。観ていると、ついつい尚が重い病を抱えていることを忘れて、単純に2人の恋愛を応援しているだけになる時がある。そして、所々の瞬間の描写で尚の病気を思い出させる。病気と言うのは、そう言うものでもある。
24時間その病と闘う人も当然いるが、中には痛みさえ感じなければ病のことを忘れる瞬間がある人もいる。そんなことを本作はやって、視聴者に患者を疑似体験させているとも思えるのだ。とにかく、思い出を忘れて行く女と思い出が増えて行く男の、数奇な運命を見守りたい…
あとがき
本作は、2人の10年間を描くと言われていますが、このペースでどんな感じの落し所を持って来るのかも気になります。そして、もちろん次回も大いに気になります。
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大恋愛~僕を忘れる君と 上 (扶桑社文庫)
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