リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~ (第3話・2018/10/25) 感想

テレビ朝日系・木曜ドラマ『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(公式)
第3話『嘘つきな証言者!?1億の保険金殺人事件に勝つ!』の感想。
翔子(米倉涼子)らは、妻殺しで逮捕された浅野(桐山漣)の弁護を引き受けた大鷹(勝村政信)に協力することに。妻の美穂(棚橋唯)が郊外のキャンプ場近くで殺害され、同情を集めた浅野だが、当日現地を2人で歩く写真が流布した上、多額の保険金や愛人・聡美(徳橋みのり)の存在が浮上し、状況は一変。しかし、浅野は犯行時刻に東京・新宿で高校時代の教師・蟹江(岡本信人)とその妻に遭遇したと無罪を主張する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:橋本裕志(過去作/死神くん、オトナ高校)
演出:田村直己(過去作/ドクターXシリーズ) 第1,2話
松田秀知(過去作/ドクターXシリーズ) 第3話
音楽:菅野祐悟(過去作/アイムホーム)
主題歌:SEKAI NO OWARI「イルミネーション」
視聴率と世間の評判が違うのが気になる本作…
正直、どう評価して良いのか分からない第3話だった。投稿時点では第3話の視聴率は未発表だが、世間的には第1話から15.0 → 18.1%と確実に視聴率は上がっている。しかし、私の周辺ではあまり面白いと言う話を聞かない。これって、何となく大ヒット作『ドクターX』の再来を期待して見ている視聴者がいると言うことだろうか。
この調子なら "リーガルVの勝ちパターン" を再構築するかも?
さて、第3話。個人的には前2回よりも、翔子に「大門未知子」らしさが戻ったような気がする。それは、前2回と演出家が違うから、翔子への演技指導のさじ加減も違うのは当然だ。しかし、大門未知子風になった翔子を見て思った事がある。
それは、本作が、『ドクターX』で第5シリーズまでで構築した “ドクターXの勝ちパターン” と言うようなものを、この『リーガルV』に当て嵌めて、新たな “リーガルVの勝ちパターン” を再構築しているのでないか? と言うこと。
TBSは、"新・下町ロケットの勝ちパターン" を未だ模索・移行中
要は、TBSの日曜劇場が “半沢直樹の勝ちパターン” を数作品で使って古くなって来たため、現在放送中の『下町ロケット』で “新・下町ロケットの勝ちパターン” への書き換えを行っているようなものだ(あくまでも私の推測だが)。ただ、TBSと違うのは、『ドクターX』で5回も大成功したスタイルを、今作で初めて仕様変更すること。
その意味では、前2回よりも翔子のキャラ(立場)も分かり易くなっているし、脇役たちのキャラ設定も個性がしっかりと表現されており、第3話にして “ドクターXの勝ちパターン” を上手くアレンジしていると思う。
もしかすると、このまま進めば、本当に新たな “リーガルVの勝ちパターン” を再構築するかも知れない。ディレクターの目線で見ると、かなり気になる点だ。
リーガルドラマとして明らかに面白くなり、完成度も高まった
では、一視聴者としてどうか。前2回よりもリーガルドラマとして明らかに面白くなった。事件発生から証拠集めに証拠固め、裁判のシーンも普通に楽しめた。
特に良かったのは、京極法律事務所の管理人・翔子が、他の所員たちと全く違う形で事件に関わり、最終的に結果にも影響を与えたこと。まだ、第3話でここまで完成度を高めたのはスゴイと思う。
あとがき
演出家が交替したと言っても、二人共に『ドクターX』の演出担当でしたから、成功パターンは身体に染みついているはずなので、このまま進めば更に面白い作品になりそうですね。次回に期待します。
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