結婚相手は抽選で (第2話・2018/10/13) 感想

東海テレビ制作・フジテレビ系・オトナの土ドラ『結婚相手は抽選で』(公式)
第2話(全8話)『結婚の条件』の感想。
なお、原作:垣谷美雨「結婚相手は抽選で」(双葉文庫)は未読。
龍彦(野村周平)は「抽選見合い」の提出書類を前に、1点だけ書くことができる「相手への希望条件」を何にするか悩む。好美(佐津川愛美)は「飲酒をしない人」、嵐望(大谷亮平)は「母性の強い人」と記入。奈々(高梨臨)は祖母の紅子(冨田恵子)から、できるだけ難しい条件を書くことで見合いを無効に持ち込む作戦を取るべきだと言われていた。見合い当日、オタクと気付かれた龍彦は会話もしていないのに断わられてしまう。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:垣谷美雨「結婚相手は抽選で」(双葉文庫)
脚本:関えり香(過去作/今からあなたを脅迫します ) 第1,2話
川嶋澄乃(過去作/SRO~警視庁広域捜査専任特別調査室~)
演出:石川淳一(過去作/紙谷楓) 第1,2話
紙谷楓(過去作/紙谷楓)
主題歌:高橋 優「aquarium」(ワーナーミュージック・ジャパン)
群像劇になり「ただの見合いドラマ」になっちゃった…
「抽選見合い結婚法」と言う飛んでもない設定の描写が、前回同様にかなり丁寧に作り込まれているのが、本作の面白さを相当に支えているから、最後まで見ることが出来たが、前回での期待値がだいぶ下がった第2話。
その理由は、懸念していた「ただの恋バナになる可能性」が強くなったこと。そう思ったのは、前回は野村周平さんが新鮮に描いた主人公・龍彦の魅力を前面に出して描いたのに、第2話は群像劇になり、龍彦も大勢の内の1人になってしまったから。
罰から逃れたい必死さと結婚願望の切羽詰まった感もない
それに、「抽選見合い結婚法」に皆が必死になるのは、どうしても3回断った際は「テロ対策活動後方支援隊」に2年間従事しなければならないと言う “罰” がある訳で、もっと各自が “罰” を受けたくないために必死に見合いをしている姿を描くべきでないだろうか。
そこを描かずに、かなり呑気に見合、い相手を変えている様子ばかりが描かれ、前段で書いた「抽選見合い結婚法」と言う飛んでもない設定の描写が、前回同様にかなり丁寧に作り込まれていることと、アンバランスになって来たのも残念だ。
あとがき
登場人物らの切羽詰まった感は薄いし、話の展開は遅いし、群像劇になって龍彦の影も薄まってどうしたの? って感じの第2話でした。正直、龍彦と2人目のお見合い相手、不動怜子(富山えり子)の話だけの方が感動作になったと思います。第3話で脚本家が交代するのを期待しますが、どうやら次回が継続視聴するかどうかの見極めになりそうです。
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【これまでの感想】
第1話
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