まんぷく (第9回・10/10) 感想

連続テレビ小説「まんぷく」

NHK総合・連続テレビ小説『まんぷく』公式
第2週『…会いません、今は』の 『第9回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


咲姉ちゃんが倒れたと聞いて、駆けつけた福ちゃんと鈴さん。病気は結核と診断され、大きなショックを受けます。福ちゃんをデートに誘おうとホテルにやってきた萬平さんは、事情を告げられ、自分にできることはないかと奔走。結核の専門病院をみつけて、福ちゃんに知らせにやってきます。ところが鈴さんに「福子に関わるのはもうやめてほしい」と告げられ…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

アバンでの "ナレーションのトーン" に注目してみた

今回のアバンタイトルにも、ちょっと書きたいことがある。1つ目は、芦田愛菜さんのナレーションのテンションって言うのだろうか、口調がこれまでも巧みに場面場面で変化があって楽しいのだが、今回のトーンは緊張感の中にちょっと明るさを感じさせた絶妙な語りだった。だって、このナレーションのトーン1つで、咲の運命が見えちゃう訳だから。

アバンの5人の衣装の "白色" に注目してみた

もう1つは、衣装。本作の衣装の美しさや選択の巧みさには、いつも感心するのだが。今回注目したのが衣装の色。鈴は紫色の和服、克子も紫色のセーターに赤いマフラーと赤の入ったコート、そして福子は緑色に白い襟のブラウスに赤のカーディガン。

そう、福子は赤と緑で「補色」の色を纏っており、鈴と克子の紫の縦ラインを挟んだ反対側に補色を混ぜ合わせた灰色を着ている紫色の咲の夫・真一がいると言う配置。一見、色味がゴチャゴチャした印象を与えそうだが、それを阻止しているのが、医師の白衣と福子の襟の白色。鈴の半襟と真一のワイシャツもそう。そして、小宮山医師のこの台詞…

小宮山「ここが白くなっています」

ねっ? 演出家が結核の影を強調するために衣装の色まで考えたかどうか分からないが、こうやってドラマから妄想すると、また違った楽しみ方が出来る。そして、こう言う楽しみをさせてくれる余裕を生む安心感が『まんぷく』にはある。

克子と真一が、福子の関西弁に寄せてる?

主題歌明けの克子の家のシーン。偶然だろうが、折り鶴が、紫色と白色の演技の良い矢絣柄と開運招福の鳩柄だった。やはり、紫色と白の配色は美しい。そして、ちょっと気が付いたのは、関西弁ネイティブの克子と真一が、第1週目よりもほんの僅かだが、イントネーションを抑え気味似ている点だ。

朝ドラは順取り(放送順に撮影する)しないから、どっちが先に撮影されたか定かでないが、編集後の状態で見る限りは、克子と真一が福子に寄せている感じ。これは、とても良い。関西、関東の人間に関わらず気になる人は気になるのがイントネーションと台詞の僅かな間。2人が寄せると福子のイントネーションの違和感が目立たなくなる。これは良い。

シリアスな場面を、巧みにコミカルを挟んで魅せた

中盤での夜の今井家での福子と鈴の会話も、とても良い感じだ。咲の命の話と言うシリアスな場面に、やけ食いと言うコミカルなエピソードを入れて、適度に緩和させた。その上、2人のキャラクターがしっかりと表現され、更に馬の嘶きで、牧善之介と白馬『蘭丸』が登場。歯医者が結核に効く漢方薬を持って来る面白さも加わって…

やはり直前の克子と真一の関西弁が福子に寄せた成果もあって、この場面、とても良かった。まだ第9回なのに、修正早過ぎ…

玄関先での "照明演出" に注目してみた

12分過ぎ、雪がちらほらと降り始めた夜に、今井家を萬平が訪れた。萬平が結核の専門病院の転院情報を持って来る訳だが、ここ場面で萬平の行動の意図が「福子とデートが出来ないから」と言う雰囲気が微塵も感じなかったのが凄いと思う。もちろん、長谷川博己さんの演技力のお蔭もあるが、既に萬平がそんな人間でないと映っているのだ。

一方で、三年前のことを覚えていないと言い張る鈴の気丈さ。遠くに列車の汽笛が鳴る。玄関門も先に灯りが付いているが、玄関の真向かいに街灯がある設定のため、画面の手前側に強く照明が当たり、3人の顔の左右がとても強いコントラストで描かれる。鈴の気丈さで福子と萬平に曖昧な感情などない、交際を続けるか絶つかの二者択一と言わんばかりの照明演出だ。

この演出があるから、萬平がキッパリと言った「それはできません」が輝くし、その後の明るい劇伴と相まって、萬平の福子へのしっかりとした頷き、福子の涙、勇ましく帰って行く萬平の後ろ姿、それをじっと見守る無言の福子が、一体化した。

萬平の誠実さと福子のピュアさが、丁寧に作り込まれている

ここまで、突然の出会いから3年経過して、突然の告白から今回のプロポーズまで、かなり早計で異色な展開ではあるが、萬平の誠実さと福子のピュアさが丁寧に丁寧に作り込まれているから、どんどん物語に惹き込まれる。今回で、また一段階昇格したのではないだろうか。

あとがき

今回の15分間で、かなりの不安が吹き飛びました。次回も楽しみです。

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