SUITS/スーツ (第1話/初回30分拡大版・2018/10/8) 感想

フジテレビ系・月9『SUITS/スーツ』(公式)
第1話/初回30分拡大版『超エリート弁護士と天才フリーター!あらゆる手段で勝利する』の感想。
なお、原作のアメリカのドラマシリーズ「SUITS」NBC Universal製作は、未見。
「幸村・上杉法律事務所」所属の弁護士・甲斐(織田裕二)の顧客である会社社長・ダイス(清原翔)が、元従業員・茜(泉里香)からパワーハラスメントで訴えられた。勝つために手段を選ばない甲斐は、身分を名乗らずに茜をデートに誘い出す。数日後、所長のチカ(鈴木保奈美)から、昇進の条件として若手のアソシエイトを雇うよう命じられた甲斐は、ホテルで面接を行う。その会場に、何者かに追われたフリーターの大貴(中島裕翔)が逃げ込んできた。甲斐は大貴の超人的な記憶力に興味を抱き、ある提案をする。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:「SUITS」NBC Universal製作
脚本:池上純哉(過去作/相棒シリーズ、刑事ゆがみ2)
演出:土方政人(過去作/大貧乏、明日への約束) 第1話
石井祐介(過去作/SUMMER NUDE、探偵の探偵)
音楽:眞鍋昭大(過去作/劇場版『コードブルー ―ドクターヘリ緊急救命―』)
主題歌:B'z「WOLF」(VERMILLION RECORDS)
第1話だから? 延長したから? 脚本と演出と俳優が空回り…
原作は未見。で、その原作が全米メガヒットドラマだろうが、そんなのはどうでも良いこと。冒頭のホールのシーンでのエキストラさんたちへの演技指導とか映し方とか見たら、何となく脚本と演出、そして俳優陣が空回りしていそうな感じがしたのだが、その感想は最後の最後まで変わることは無かった。
「弁護士ドラマ」なら弁護士が訴訟に挑む姿を魅せないと…
とにかく、「弁護士ドラマ」なのだから、弁護士が様々な訴訟に挑む姿で魅せないと意味がないのでは? 序盤の事件も大したことないし、その後も訴訟のその字も描かれず、全体の設定紹介もままならぬまま、ただただ、だらだらと主人公の紹介とバディが誕生するまでを描いて…
70分で描いた事なんて、2分程度のアバンか回想で十分でしょ?
物語が動き出したのが、何と1時間10分過ぎで、動き出した途端にCM。その上、その70分間で描いたことって、昇進するために、敏腕だが傲慢なエリート弁護士が、明晰な頭脳と驚異的な記憶力のフリーターを雇いました…ってだけ。
こんなの、2分程度のアバンタイトルにナレーションを加えれば済む内容。いや、いっそ出会いなんて回想にして、第1話の冒頭から視聴者全員がアッと驚くような、難解な訴訟を痛快に解決する凸凹バディを描くのが得策だったと思う。
あとがき
原作もこんな構成なら、かなり構成部分からテコ入れして「月9仕様」に仕立て直すべきだったと思います。脚本は構成不足、演出は米国ドラマの焼き直し、配役は話題性重視。まっ、第1話は余分な時間経過のために、こんな風になっちゃった可能性はありますが、第2話も15分拡大。通常運転になるまで継続視聴出来るかどうか…
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