結婚相手は抽選で (第1話・2018/10/6) 感想

東海テレビ制作・フジテレビ系・オトナの土ドラ『結婚相手は抽選で』(公式)
第1話(全8話)『抽選見合い結婚法、施行!』の感想。
なお、原作:垣谷美雨「結婚相手は抽選で」(双葉文庫)は未読。
モテないシステムエンジニアの龍彦(野村周平)、ラジオ局に勤める美しい奈々(高梨臨)、広告代理店勤務のイケメン・嵐望(大谷亮平)、地味な看護師・好美(佐津川愛美)ら多くの男女が抽選見合い実施会場を訪れる。その3カ月前。内閣府特命担当大臣・小野寺(若村麻由美)は25歳から39歳までの独身者は抽選で決まった相手と見合いして結婚するという少子化対策のための法案「抽選見合い結婚法」を提出。衆参両院で可決される。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:垣谷美雨「結婚相手は抽選で」(双葉文庫)
脚本:関えり香(過去作/今からあなたを脅迫します ) 第1話
川嶋澄乃(過去作/SRO~警視庁広域捜査専任特別調査室~)
演出:石川淳一(過去作/紙谷楓) 第1話
紙谷楓(過去作/紙谷楓)
主題歌:高橋 優「aquarium」(ワーナーミュージック・ジャパン)
設定は面白いから、脚本家を男女コンビにした方が…
原作者の名前を見て、どこかで見たような…と思いつつドラマを見ていたら、この内容が小説本だったら面白いだろうが、実写ドラマ化すると現実味が崩壊してご都合主義になる…と感じた。その感覚が、何かに似ていると思ったらドラマ『夫のカノジョ』だった。なるほどね。で、そして今作も『夫のカノジョ』同様に、女性脚本家2名で実写ドラ化か…。
決して、女性蔑視つもりはないが、全話を一人の脚本家で通さないなら、男女ペアの脚本家で共同執筆したらどうだろうと思う。やはり、斬新な設定の恋バナは、小説は1人で読むが、ドラマは性別を限定しないから、多様化した価値観で映像化した方が、いろんな意味で面白くなると思った。
進む方向は見えている。あとはオチ次第か…
そして、第1話を観た限り、「抽選見合い結婚法」の施行を機に、登場人物たちが「結婚とは何か?」や「自分とは何か?」など自身の人生や親子関係を見つめ直し、自己を発見し成長していく過程が描かれるのは、ほぼ間違いない。いや、それを描くための「抽選見合い結婚法」でしかないと思う。
従って、上手く行けば「社会派ヒューマンドラマ」になるだろうし、内閣府特命担当大臣・小野寺を前面に出せば、話は混迷しつつただの恋バナになる可能性が強い。さて、どっちになるのか…
あとがき
野村周平さんのいつもと異なる役柄の演技に魅せられた1時間でした。でも、あとの部分は正直、「抽選見合い結婚法」を抜いたら、結婚に急ぐ人たちの恋バナ。それを今後脱出できるかできないか。脚本家を見る限りでは厳しそうな気がします…
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