まんぷく (第6回・10/6) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まんぷく』(公式)
第1週『結婚はまだまだ先!』の
『第6回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
咲姉ちゃんが風邪をひいたと聞いてお見舞いにいく福ちゃん。その帰りに萬平さんと偶然出会って、ラーメンデートをすることに。話をしていると、3年前、福ちゃんが電話交換手をしていた時に、萬平さんの電話をとっていたことがわかって二人はびっくり。恥ずかしがる福ちゃんに、運命的な縁を感じた萬平さんはなんと…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
5日間で描いた5つのポイントを、30秒にまとめた秀逸なアバン
今週、ずっと褒めて来た本作のアバンタイトルだが、今回も良かった。特に良かったのは、まず、ナレーションで「3年振りの再会」と「発明家」を説明し、福子(安藤サクラ)の台詞で「咲の結婚式で写真を映してくれた人」と説明し、鈴(松坂慶子)の台詞で「克子と言う姉妹がいること」と「咲が体調を崩したこと」。
これら、第1週の5日間で描いた5つのポイントをそれぞれの言葉で、それも30秒も要せずにコンパクトにまとまた点だ。福子のお祝いスピーチのカットは省略しても、このアバンを見れば、今回が初見の視聴者でも、「縁」や「奇跡」の物語(『ぎぼむす』でないが)が始まりそうな予感さえすると思うのだ。期待感が高まるアバンだった。
福子の漠然とした "理想の夫婦像" が描かれた
主題歌明け、床に臥せっている咲(内田有紀)を見ると、前作のトラウマで早速退場するのではないか? かと要らぬ想像をしてしまうのは、本当に前作の罪だ。前作の亡霊を吹き飛ばして、本作の感想を続けよう。
まず、福子が咲の見舞いで見て来たことと、見舞いから帰宅しての母の鈴との会話で、福子が2組の姉夫婦の有りようと、働き手である自分の姿を通して、福子の漠然とした “理想の夫婦像” みたいなものが描かれた。姉を2人にして対比させる常套手段だが、こう言う定番の展開が安心出来ると思う。
結婚がどの位の「先」なのか、巧みに焦らしたラーメンデート
そして、偶然に会った萬平(長谷川博己)と福子の屋台のラーメン屋での初デートの場面。第1週らしく今週の出来事をナレーションでなく2人の台詞で語らせたのが良かった。
その上、その台詞の端々に前述の「縁」や「奇跡」を匂わせるフレーズが散りばめられ、サブタイトルの『結婚はまだまだ先!』の「まだまだ先」がどの位の「先」なのか、巧みに焦らしたのも上手かった。
あとがき
戦争が始まり、大切な人と離れたくないとの気持ちでプロポーズしたのでしょうか。ラストのホテルのシーン、コミカルな劇伴とシリアスな展開のバランスが程好かったです。そして、予告編では、結婚への道が紆余曲折しそうな予感。サザエさんの「さ~て、来週は?」的な普通の展開が続きますが、朝ドラはこれで良いのです。
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