ディレクターの目線blog@FC2

本家「ディレクターの目線blog」の緊急時&トラックバック用ブログです。コメントは出来れば本家blogへ!

●このブログは、本家ディレクターの目線blog』の緊急時&トラックバック用ブログです。

●記事の閲覧やコメントの投稿は、本家ディレクターの目線blog』をご利用下さい。


0

カーネーション:再放送 (第123,124回・2018/10/4) 感想

連続テレビ小説「カーネーション」

NHK総合・連続テレビ小説『カーネーション』公式
第22週『悔いなき青春』の『第123,124回』感想。


 私は本作を初見なので、ネタバレ等のコメントは無視します。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


【第123回】
北村(星田英利)は、糸子(尾野真千子)に誰の死かを言わずに帰っていった。三浦(近藤正臣)が、糸子に周防の妻の死を話す。動揺し周防を思う糸子。聡子(安田美沙子)は接客もうまくなり、糸子は、跡取りの件を恵(六角精児)らに相談する。数日後、糸子は八重子(田丸麻紀)に呼び出され、玉枝(濱田マリ)が病気でもう長くないと言われる。糸子は千代(麻生祐未)の手料理を携えて入院先を見舞い、明るく振る舞う。

【第124回】
玉枝(濱田マリ)の病気の進行は遅く、宣告をはるかに超えて昭和47年、穏やかな日々のうちに亡くなる。聡子(安田美沙子)は、東京で直子(川崎亜沙美)の店を手伝うなど成長が著しい。糸子(尾野真千子)は、看板を譲る話を持ち出すが、聡子の反応は今一つ。その年の大晦日、優子(新山千春)と直子の前で、改めて来年は聡子が店長だと伝える。2人は賛成するが、肝心の聡子はロンドンに行きたいと言いだし、全員を仰天させる。
---上記のあらすじは[NHK番組表]より引用---

【第123回】

勘助が、本当の意味で "成仏" されたような気がした…

本放送時は、2012年2月28日(火)で、第22週『悔いなき青春』の第2日目。ここで唐突だが、(本放送時)2011年12月24日放送の第12週『薄れゆく希望』の第71回にこんなシーンがあったのを覚えているだろうか?

夕方、帰宅途中の糸子の末妹の光子が、店の外に立つ安岡勘助を見つけると、勘助は遠くから威勢の良いいつもの糸子をじっと見ているだけ。そんな光子と勘助に、こんなやり取りがあったのを覚えているだろうか。

光子「(糸子姉ちゃんに)会わんと 行くん?」
勘助「会いたいけどな。俺にはな… 資格がないんや もう。
   せやけど それも やっと しまいや」

結果的に「やっと しまいや」が勘助の遺言になってしまった訳だが。実はその辺のことが、曖昧に描かれて終わっていたのが気になっていた。

しかし、今回の余命いくばくもない玉枝の勘助を思う気持ちと、それに涙した糸子、そして夕暮れの病室に優しく切なく響いたヒグラシの声で、勘助が本当の意味で成仏されたような気がした。

久し振りに、田中健二氏らしい演出で魅せた、連ドラならではの醍醐味。こう言う “時空を超えた面白さ” が大切だ。サブタイトル『薄れゆく希望』の答えが『悔いなき青春』で描かれた展開。お見事だ。

"後片付け" をしておかないと困る理由も分かるが…

しかし、前半の亡くなっていたのは周防の妻であったと言うくだりなんかは、こう言っては何だが、先月(本放送時の1月)の “後片付け” に過ぎない。まあ、予告編通りなら、週末に10年以上は大幅な時間経過をさせるために、あれこれ “後片付け” をしておかないと、「あれ、どうなった?」と疑問の山になるのを避けたのだろうが。

もっともっと "聡子の今" を描くべきでは?

でも、本当に必要だろうか。本作が今週で「糸子の子育て奮闘記」に大きな区切りを付けるなら、中盤でやったように、もっともっと聡子の今を描くべきだと思う。それに、周防の妻を描くなら、奈津の今の方を描いて欲しい…



【第124回】

玉枝が逝った…

本放送時は、2012年2月29日(火)。時は、八重子が玉枝の余命が半年だと伝えた時(昭和45年7月)から時間経過して、昭和47年(1972)3月のひな祭りの半年後のある朝、玉枝が逝った…。感慨深いシーンだ。

しかし、薄っすらと朝日を浴びている時は良かったが、突然アニメ『フランダースの犬』のネロとパトラッシュが天使にかかえられて召天するシーンように強い朝日が差し込んで来たら、光力が強過ぎて老けメイクが台無しだったのが悔やまれる…

聡子の決意と、三姉妹と糸子のやり取りが素晴らしい

時は、昭和47年12月のクリスマスのケーキのくだりから大晦日の夜は、やっと聡子の物語だ。これは良かった。最後の一人となった聡子の決意をしっかりと描きながら、優子と直子も登場させて、ついに “オハラの三姉妹” が実を結んだって感じで。最後に、糸子らしく聡子に「ロンドン 行き」と恰好を付ける場面も楽しかった。

本来は、こう言う三姉妹と糸子のやり取りを、もっともっと見たかった。“ファッションを生活の糧にして生きていく女たちの物語” としての「糸子の子育て奮闘記」ってやつを…

あとがき

これで、三姉妹の現状報告が終わってしまいました。今週は残り4回。取って付けたような内容にならないことを祈ります…

来週の再放送は、10/9(火)と10/10(水)のみ。10/11(木)と10/12(金)は「第83回日本オープンゴルフ選手権」で休み。その次の再開は、10/15(月)です。


残念ながら、まだ、本人は気付かずに “ネタバレ” を書いて「教えてあげるよ」と言わんばかりの人がいます。本当に “ネタバレ” は止めて下さい! 私以外にも、この再放送が初見で、番組と私の感想を楽しみにしている読者さんがおられるので。引き続き、ご協力お願いいたします。 ※暫く、テンプレです(謝)

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ くる天-人気ブログランキング


★本家の記事のURL →  http://director.blog.shinobi.jp/Entry/11930/

【これまでの感想】
第1週『あこがれ』
1,2 3,4 5,6
第2週『運命を開く』
7,8 9,10 11,12
第3週『熱い思い』
13,14 15,1617,18
第4週『誇り』
19,20 21,22 23,24
第5週『私を見て』
25,26 27,28 29,30
第6週『乙女の真心』
31,32 33,34 35,36
第7週『移りゆく日々』
37,38 39,40 41 42
第8週『果報者』
43 44,45 46,47 48
第9週『いつも想う』
 49 50,51 52,53 54
第10週『秘密』
55 56,57 58,59 60
第11週『切なる願い』
61 62,63 64,65 66
第12週『薄れゆく希望』
67 68,69 70 71,72
第13週『生きる』
73,74 75
第14週『明るい未来』
76 77,78 79
第15週『愛する力』
80 81,82 83,84 85
第16週『揺れる心』
86 87,88 89,90 91
第17週『隠しきれない恋』
92 93,94 95,96 97
第18週『ライバル』
98 99,100 101,102 103
第19週『自信』
104 105,106 107,108109
第20週『あなたを守りたい』
110 1111,112 1113,114 115
第21週『鮮やかな態度』
116 117,118 119,120 121
第22週『悔いなき青春』
122

関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント
My profile

Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

PR


TB送信について

一部のブログサービス(特に、FC2ブログ)宛に、FC2からトラックバックが届かないケースが発生中です。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村  PVアクセスランキング にほんブログ村

楽天市場PR

カテゴリー+月別アーカイブ

 

検索フォーム

PR

FC2カウンター

FC2オンラインカウンター

現在の閲覧者数: