まんぷく (第3回・10/3) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まんぷく』(公式)
第1週『結婚はまだまだ先!』の
『第3回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
おなかが痛いはずなのに、こっそりツナ缶を食べていた鈴さんに詰め寄る福ちゃんと克子姉ちゃん。咲姉ちゃんが聞き出した理由はなんと、「福子と2人きりになるのが心細いから」。自分が原因だったとは!とショックを受けた福ちゃんは…。一方、営業ができなくて悩んでいた萬平さんの元に、加地谷と名乗る男がやって来て…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
アバンタイトルが、分かり易く、コンパクトに編集されて良かった
ほぉ~。これまで(と言っても、まだ第3回だが)のアバンタイトルで一番良かった。何が良かったって、まず、単純に過去2回分の内容が分かり易くコンパクトに編集されたこと。そのお蔭で、「30分も要してこの程度しか内容が無かったのか?」と脚本と演出の粗雑さが目立ってはしまったが。
台詞と語りが精査できる演出家で、良かった
更に、福子(安藤サクラ)の台詞と、ナレーション(芦田愛菜)の役割がきちんと精査されてことで、字幕だけ見たり、音だけ聞いていると明確だった、台詞と語りの不揃いさや矛盾がかなり解決されて、聞き易くなったこと。もちろん、安藤サクラさんの関西弁のイントネーションの違和感が払拭出来てはいないが。
実は、第2回までは台詞と語りの内容が混同していたのだ。確かに第2回までは “ほぼ全編が状況説明” で “ドラマ” とは言えぬ代物だったから、大量な台詞と語りで “解説” せざるを得なかったのだろう。ただ、それを加味しても語りが喋り過ぎた。
例えば、『べっぴんさん』では、亡くなったヒロインの母が「語り」をやったが、自らの娘たちへの感情と物語の解説を喋り過ぎた結果、俳優と登場人物の存在感が薄まって失敗した。これと同じ道を進むのかと心配だったが、アバンの編集を見ると、台詞は登場人物の感情を、語りは状況説明を、と区分けされていたから、演出家は大丈夫だと思えた。
ドラマが、動き出して良かった
さて、慣れないオープニング映像が終わっての本編だ。結論だけ言ってしまうと、予想通りに、鈴(松坂慶子)の仮病の原因が判明し、更に福子の職場配置が換わって、咲(内田有紀)の結婚も決まって、ドラマが動き出して良かった…と言うことだ。それ以上でも以下でも無い。あとは、今後の展開次第…
早く「本作の色」を、演出家が決めたら良いのに…
全体的に雑と言うか、テンポが良くないと言うか…。その理由は2つあると思う。1つは、「本作ならではの色」が演出家の中で決まっていないように見えること。コメディなのかシリアスなのかも。俳優陣を見れば、硬軟自由自在に演じられる人ばかりだから、各シーンを描き分けるなり、明確なアクセントを入れて魅せれば良いのに。
安藤サクラさんのイントネーションの問題は、時が解決すると…
もう1つは、例の安藤サクラさんのイントネーションの違和感。舌足らずの演技指導を止めると言う案はあが、恐らく安藤さんの女優魂に火が点いてガッツリ演じているからで、大阪弁を完璧に言うことが重視され過ぎているような。安藤さんの演技力ならば、物語が進めば福子も成長し、結果的に時が解決すると思うが。
あとがき
説明が減って、ドラマが動き出したので、いよいよこれからですね。朝ドラらしい朝ドラになりそうな予感もしてきました。まっ、朝ドラには「魔のラスト1か月」があるので、取り敢えず暫し様子見を続けます。
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