まんぷく (第2回・10/2) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まんぷく』(公式)
第1週『結婚はまだまだ先!』の
『第2回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
福ちゃんの目の前で突然「おなかが痛い」と倒れてしまったお母さんの鈴さん。三人姉妹の二番目の克子姉ちゃんは、仮病じゃないかと疑いますが、咲姉ちゃんは「結婚どころやないわ」と慌てます。心配で仕事に身が入らない福ちゃんは、萬平さんからの電話を間違って外国人客につないでしまい、大失敗。落ち込んで家に帰ると、そこには驚きの光景が!
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
NHKドラマ特有の "美術の安っぽさ" が、本作には殆どない
昨日の感想にも書いたように、いつでも感想を止めるつもりで見るようになった。従って、見る時にはパソコンもスマホも手にせず、純粋に今朝は15分間を見てみた。それで感じたのが、やはり第1回の感想でも書いたように、美術セットや小道具や衣裳と言った視覚的に訴える部分がとても丁寧に作り込まれており、且つ美しい。
そして、何より褒めたいのは、朝ドラに限らず、最近は少しずつ変わっては来ているが、NHKのドラマ全般に言える美術の安っぽさが、本作には殆どない。まず、それだけで、見ていて楽しい。スタッフの細部への拘りがしっかりと物語を補強して、時代を描いているからだ。
オープニング映像だけ見れば、永野芽郁さんの方が適役に見える
さて、やはり、このオープニングには慣れない。まだ、2回目でが、まるでカットインのように始まる楽曲、映るのをヒロイン一人だけなのに、何を描きたいのか良く分からない構成、明るく弾けるでもなくノスタルジックになる訳でも無く、まるで行進曲のようなテンポで、こちらに訴えるものが無い。
それで、ふと思った。『半分、青い。』のオープニング映像は良く出来たなと。そして、あれだけ嫌悪感を引きずっている永野芽郁さんの方が、少なくとも劇中の時代の今井福子役には似合っているような。ただ、安藤サクラさんと共に江戸っ子でも気になる関西弁は変わらないだろうが。
ヒロインの "若づくり演技" を2週間以上引っ張らない方が良い
今作で良いのは、三枚目を演じる松坂慶子さんだ。今回の15分間だけを見ても、当然ながら演技力と存在感は目を見張るものがある。そして、鈴(松坂慶子)が動くだけで、物語が少しずつ動き出す予感も脚本から感じ取った。きっと、鈴の仮病の原因は、咲(内田有紀)の結婚でない、笑わせてくれる原因なのだろう。
とにかく、福子と鈴の二人暮らしがドラマの舞台になるまで、また数年の時間経過は必要になるはず。だとしても、安藤サクラさんの若づくり演技を2週間以上引っ張るのは得策でないと思う。早く、実年齢に近い時代に進めた方が良い。
関西出身の俳優らの "関西弁の微妙なニュアンス" が台詞を生かす
関西の人は、安藤サクラさんの関西弁はギリギリセーフなのだろうか。江戸っ子の私でも違和感を覚えるその理由とは…
福子以外の登場人物、例えば、克子(松下奈緒)と忠彦(要潤)の夫婦の会話、咲の婚約者・真一(大谷亮平)が鈴に優しく話しかける場面、福子の同僚・幸吉(藤山扇治郎)と福子のやり取りなど、この4人の関西弁で表現される “関西弁ならではの微妙なニュアンス” が、説明台詞にドラマらしいエッセンスを添えているのだ。
でも、福子が台詞には…。安藤さんが努力し頑張っているのは認めるが、もっと練れた関西弁にならないと、こののち東京生まれの松坂慶子さんと長谷川博己さんがグイっと絡んでくるはずだから、ちょっと心配だ。
あとがき
とにかく、ホテル関係の人物紹介は今回で終わりにして、物語を済めて欲しいです。ナレーションも、現状を説明するタイプでなく、先の展開を少しずつ喋るタイプなので、ドラマの方向性は自ずと見え易い脚本なので、それなら、さっさと説明はやめて進んだ方が良いと思います。
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