カーネーション:再放送 (第117,118回・2018/10/1) 感想

連続テレビ小説「カーネーション」

NHK総合・連続テレビ小説『カーネーション』公式
第21週『鮮やかな態度』の『第117,118回』の感想。


 私は本作を初見なので、ネタバレ等のコメントは無視します。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


【第117回】
糸子(尾野真千子)は優子(新山千春)と直子(川崎亜沙美)のデザイン画に、それぞれの個性を見いだす。ようやくモードの面白さを実感する糸子。糸子にとってモードは、時代を走り抜けるだんじりの大工方だった。店を手伝っている聡子(安田美沙子)は、好みのうるさい客・鳥山(末成由美)に指名され、懸命にデザインを考える。店を訪れた三浦(近藤正臣)から、跡取りの優子の成長ぶりを褒められ、糸子は店を譲る時期を考える。

【第118回】
聡子(安田美沙子)のデザインした服は極端に丈が短く、鳥山(末成由美)は激怒する。落ち込む聡子を糸子(尾野真千子)はなだめたが、だんじり祭のために帰省してきた直子(川崎亜沙美)は、自分のやりたいデザインを曲げるなと励ます。聡子はロンドンの流行にヒントを得ていたのだ。北村(星田英利)が心斎橋の店舗物件を買わないかと糸子に持ちかけてきた。糸子は断るが、直子はこっそり物件をとっておいてくれるよう頼む。
---上記のあらすじは[NHK番組表]より引用---

【第117回】

三姉妹の違いが、糸子の老いを重ねて丁寧に描かれた

本放送時は、2012年2月21日(火)で、第21週『鮮やかな態度』の第2回目。時は、昭和39年(1964)8月。前回同様に、母と娘たちの関係、三姉妹の関係、時代、それらを通して、糸子と三姉妹の “生き様” が、また丁寧に描かれたと思う。

糸子(M)「女らしいて 柔らかい 優子の線
     強うて 勢いのすごい 直子の線
     厳しい競争の中で どないか自分の世界を
     切り開いたろっちゅう熱が伝わって来る」

特に、↑の糸子のモノローグや、↓の洋菓子店の社長・鳥山の台詞…

鳥山「悪いけどな あんたとこのお母ちゃんのデザイン
   なんかババくさいやろ?
   優子ちゃんのは 澄ましきっちゃって息苦しいし。
   せやさかいに なあ 小原さん ええやろ?
   うちな 聡ちゃんに デザインしてほしいんや」

で、描かれた優子と直子のセンスの違いや、2人のあとを追う聡子の評判の良さを描いたのは良かった。

大量のモノローグに秀逸な「だんじり」が埋もれてしまった

ただ、惜しいのは、ほぼ台詞と大量の糸子のモノローグによっての状況説明風に描かれたこと。やはり、前回から、1年4か月が経過しているのだから、ここは、あと1回分を使って「1年4か月間」の三姉妹の変化を1人ずつ描いてから、今回だったら良かったと思う。やはり、脚本家が構成と時間に追われている感じがしてならない。

そう思わせたのは、例えば「だんじり」の引用。久し振りに、糸子が初めてミシンを見た時の感動を「だんじり」に比喩した、本作らしい回想の使い方だが、これだけのモノローグの中に更に回想シーンが入ると、何をそんなに拙速に描く必要があるの?と思いたくなる。

糸子が「引退」を考え始めた回としては、印象的だった

ただ、糸子が「引退」の2文字を考え始めた回としては、大切な回になると思う。娘たちは自分たちが時代を切り開く気満々なのに、母の糸子にはそれに見合う力がないこと自覚するせつなさ…。時代の変化を登場人物の心の変化でも描いた。悪くない…



【第118回】

1日2回分の再放送だけに…

時は、昭和39年(1964)9月。優子がデパートに店を出した時に客が怒って…のコピペとは言いませんが、結果として聡子と鳥山も同じ結果になった。まあ、誰でも最初は…と言うことなのだろうが、1日に2回分の再放送だけに、「また?」と思ってしまった。

所謂 "繋ぎ" であり "ネタフリ" の15分間

そして、昭和39年(1964)9月14日、だんじり祭りの当日へ。そこへ北村がやって来て、心斎橋の空き物件の話を…。最近の本作の構成だと、水曜日が一区切りになるから、今回は「聡子の社会勉強」のエピソードの終わりと、「空き物件」のエピソードの始まりを描いた、所謂 “繋ぎ” であり “ネタフリ” の15分間だった。

「だんじり」を描くなら、ゆっくり丁寧に描けば良いのに…

とは言え、本作の重要アイテムである「だんじり」を持ち出して、糸子と三姉妹、北村らの面白さを描いた上に、新展開を予感させる構成。それならもう少し、三姉妹のデザイナーと商売人としての成長をゆっくりと丁寧に描けば良いのに…って思う。なぜこんなに先を急ぐのか? あと1か月ちょっともあるのに…

あとがき

このテンポ感は、普通の「女一代記」の速度ではありませんね。『マッサン』の時の妻・エリーのように糸子の最期までをきっちり描いて、更にエリーの死後のマッサンを描いたように、糸子の死後も描くと言うなら、このテンポ感は理解出来ます。

ただ、糸子のモデルとなった小篠綾子さんは、92歳で平成18年(2006)年まで生きられた方ですから、まさか残りの1か月で15年くらい一気に時間経過しちゃうとか? そんな高齢の糸子を尾野真千子さんが演じるのか? いずれにしても、どうなるのか不安と楽しみでいっぱいです。

最後に。前回の感想に 87回もの Web拍手と数々のコメントを頂き、ありがとうございます。何か、この先に仕掛けがありそうですね。

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【これまでの感想】
第1週『あこがれ』
1,2 3,4 5,6
第2週『運命を開く』
7,8 9,10 11,12
第3週『熱い思い』
13,14 15,1617,18
第4週『誇り』
19,20 21,22 23,24
第5週『私を見て』
25,26 27,28 29,30
第6週『乙女の真心』
31,32 33,34 35,36
第7週『移りゆく日々』
37,38 39,40 41 42
第8週『果報者』
43 44,45 46,47 48
第9週『いつも想う』
 49 50,51 52,53 54
第10週『秘密』
55 56,57 58,59 60
第11週『切なる願い』
61 62,63 64,65 66
第12週『薄れゆく希望』
67 68,69 70 71,72
第13週『生きる』
73,74 75
第14週『明るい未来』
76 77,78 79
第15週『愛する力』
80 81,82 83,84 85
第16週『揺れる心』
86 87,88 89,90 91
第17週『隠しきれない恋』
92 93,94 95,96 97
第18週『ライバル』
98 99,100 101,102 103
第19週『自信』
104 105,106 107,108109
第20週『あなたを守りたい』
110 1111,112 1113,114 115
第21週『鮮やかな態度』
116

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