健康で文化的な最低限度の生活 (第10話/最終回・2018/9/18) 感想
関西テレビ制作・フジテレビ系・『健康で文化的な最低限度の生活』(公式)
第10話/最終回『命守る最後の砦…私たちができること』の感想。
なお、原作の柏木ハルコ「健康で文化的な最低限度の生活」(小学館)は未読。
えみる(吉岡里帆)は、ハルカ(永岡心花)を1週間以上放置して連絡のつかない梓(松本まりか)に入る生活保護費を、銀行振り込みから窓口支給に変更。すると梓が恋人・洋介(渋谷謙人)と乗り込んで来る。京極(田中圭)、半田(井浦新)と応対し、ハルカを梓の元に帰すのは危険だと判断したえみる。だが児童養護施設入所には親の同意が必要だ。一方、阿久沢(遠藤憲一)は麻里(阿部純子)におなかの子の父親と話してみるよう促す。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:柏木ハルコ「健康で文化的な最低限度の生活」(小学館)
脚本:矢島弘一(過去作/毒島ゆり子のせきらら日記) 第1,2,3,4,7,9,最終話
岸本鮎佳(過去作/演劇「艶∞ポリス」) 第5,6,8話
演出:本橋圭太(過去作/サイレーン 刑事×彼女×完全悪女) 第1,2,5,6,9,最終話
小野浩司(過去作/リテイク 時をかける想い) 第3,4,7話
大内隆弘(過去作/三匹のおっさんシリーズ) 第8話
音楽:fox capture plan(過去作/ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~)
オープニング曲:安田レイ「Sunny」(SME Records)
主題歌:AAA「Tomorrow」(avex trax)
第9話と最終回が、一番本作らしくて良かった
これまで、本作については散々書いて来たから、最終回を観終えて新たに書くことは殆どないのだが、敢えて言うなら、第1話から主人公をケースワーカー(CW)2,3年目の設定にして、難しい案件に対応させて、先輩や上司や同僚と難題を解決していく方が良かったと思う。その意味では、第9話と最終回が一番本作らしくて良かった。
"現実と理想のバランス" をもっと考えたら良かったのに…
そして、「生活保護制度」を扱ったドラマとしてもう少し期待したかったのは、ドラマをもっと “現実” か “理想” のどちらかに寄せるべきだったかなと。例えば、受給者の生活に踏み込み過ぎなCWは現実にそぐわないが、本作で描かれた「生活保護 “偽装” 受給方法」は意外に現実的とか。その辺のバランスがもっと良ければ…
あとがき
取り敢えず時間延長もせず、やや詰め込み過ぎ感はありましたが、阿久沢のくだりもしっかりとケリをつけて良かったです。全10話の構成と主人公の設定を工夫していたら、もっと話題になったと思います。折角、難しいテーマに勇気を出して挑んだのは大いに認めます。だからこそ、より丁寧に作ったら良かったのに…
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【これまでの感想】
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