この世界の片隅に (第9話/最終回・2018/9/16) 感想

この世界の片隅に

TBSテレビ系・日曜劇場『この世界の片隅に』公式
第9話/最終回『完結~原爆後の広島で出会った愛の奇跡』の感想。
なお、原作の こうの史代『この世界の片隅に』(双葉社)は未読、劇場アニメーション映画(2016)は 劇場で鑑賞済み(Blu-ray鑑賞時の感想あり)、日テレの終戦記念スペシャルドラマ(2011)は未見。


1945(昭和20)年11月。周作(松坂桃李)が任務で長らく不在の中、物資不足で闇市に行ったすず(松本穂香)は、途中で会った径子(尾野真千子)と米兵から食べ物の施しを受け、なんともいえない気持ちに。そんなある日、すずに祖母・イト(宮本信子)から手紙が届く。そこには実家である浦野家の苦況が記されていた。家族を心配するすずはサン(伊藤蘭)達の許可を得て、久しぶりに帰郷。今はイトの家で暮らす妹・すみ(久保田紗友)と再会する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:こうの史代「この世界の片隅に」(双葉社)
脚本:岡田惠和(過去作/最後から二番目の恋、ひよっこ)
演出:土井裕泰(過去作/重版出来!、カルテット) 第1,2,3,5,7,最終
   吉田健(過去作/アルジャーノンに花束を) 第4,6,8
音楽:久石譲(過去作/ぴあの、女信長)※本作サウンドトラック盤
劇中歌:「山の向こうへ」(作詞:岡田惠和、作曲・編曲:久石譲)

現代パート以外の描写は、実写ドラマ版としての統一感はあった

人が転倒して、あんなに上手い所に泥汚れがつくか? とお思う人、“夏ばっぱ” こと宮本信子さんが演技し過ぎと思う人は、そもそも本作を見る資格がない。そう言ったら言い過ぎかもしれないが、本作の世界観がそうなんだから、無い物ねだりをしても意味がない。

だから、戦前、戦中、戦後の主人公・すずを描いたパートには、さほどの不満はない。視覚的に戦争を綺麗に描くことで、戦前から現代までが1つの時間軸上にあることを描いた、実写ドラマ版としてのオリジナリティーは認めるし、悪くなかったと思う。現代パートの是非については、別途書く。

現代パートが "意味不明" となった原因は、子役のカメラ目線

ただ、41分頃の子供時代の節子を演じた子役の一瞬のカメラ目線(1カット)に、演出家が気を使えなかったばかりに、現代パートは意味不明となった。ただただ、現代風と本作らしさを出そうとしての無理矢理な展開と映像の畳み掛け。2018年のすずさんがカープ女子で元気に生きている姿を、多くの視聴者が望んではいなかったと思う。

今のすずを描くなら、老けメイクの松本穂香さんでやるべき

本作の良さは先に書いた通り、有り得ない程に戦争を(視覚的に)綺麗に描くことで、戦前、戦中、戦後、そして現代が一繋がりの時間軸であることを描いていると称賛してきた。しかし、最後の最後で、まだ生きている100歳近くのすずを後ろ姿で描いた。

これは、絶対に有り得ない。本作がやるべきは、どんなに違和感があろうと、今の松本穂香さんに “老けメイク” を施し、どアップで入れるべきだった(手は松本穂香さんにも見えたが)。そう言う違和感をやって来たのが本作。そんなことも出来なかった(させて貰えなかった)ディレクターズ・カット版なんて、見る価値など無いと思うし、テレビドラマはそこで完結すべきと思う。

あとがき

録画が残っている人は、現代パートを飛ばして再生できるようにしたバージョンを残しておいた方が良いかなと思います。。録画がない人は、DVD BOXなりを買って、現代パートを飛ばして見るのをお勧めします。最後の最後で、脚本家と演出家に裏切られた気分です。

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