グッド・ドクター (第10話/最終回 15分拡大版・2018/9/13) 感想

グッド・ドクター

フジテレビ系・木曜劇場『グッド・ドクター』公式
第10話/最終回 15分拡大版『すべての子供が、大人になれますように。小さな命を繋ぐための最後の闘い』の感想。
なお、原作の「グッド・ドクター」(脚本:パク・ジェボム 制作:KBS)は未見。


ステージ4のがんで倒れた司賀(柄本明)の病状を知り、湊(山崎賢人)はショックを隠せない。その時、伊代(松風理咲)の急変を知らせる連絡が湊に入る。高山(藤木直人)は、夏美(上野樹里)ら小児外科医を集め、伊代には早急に肝臓移植が必要だが、小腸の移植も予定されているため、肝臓と小腸の同時移植以外に助ける方法はないと告げる。そんな中、川で溺れた少女・美咲(古川凛)が心肺停止状態で運び込まれてくる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:「グッド・ドクター」(脚本:パク・ジェボム 制作:KBS)
脚本:徳永友一(過去作/刑事ゆがみ、海月姫) 第1,2,7,最終
   大北はるか(過去作/刑事ゆがみ、好きな人がいること) 第3,4,5,6,8,9
脚本協力:LiLy(過去作/恋仲、好きな人がいること)
演出:金井紘(過去作/信長協奏曲) 第1,2,5,8,最終
   相沢秀幸(過去作/隣の家族は青く見える) 第3,4,6,9
   野田悠介(過去作/コード・ブルー シリーズ) 第7
音楽:得田真裕(過去作/アンナチュラル、正義のセ))
主題歌:androp『Hikari』(image world/ZEN MUSIC)

挙げたらキリがない程の違和感だらけの最終回だった

さあて、「感動した」とか「涙が止まらなかった」とか、無理して感想を繕わないと、擁護派からバッシングを食らうのか? う~ん。でも、いつも通り正直に書こう。

なぜ、美咲の死を “母親が目を離した隙に川で溺れた” でなく “避けられなかった不慮の事故” にしなかったのか?

なぜ、美咲が搬送された病院を別の病院にしなかったのか?

なぜ、美咲の両親が娘の思い出話する内容を「ホントに優しい子だった…」と “過去形” にしたのか?

臓器提供は「日本臓器移植ネットワーク」が一元管理しているのに、院内でやり取りしちゃって良いの?

なぜ、術後すぐの伊代の姉が上半身を起こして笑えるのか?
そもそも、伊代は臓器移植術後にあんなに喋れるのか?

もう、ここに挙げたらキリがない程の違和感だらけの最終回だった。

救急搬送された美咲が、伊代の "臓器" にしか見えなかった

しかし、これらの何よりも不快だったのは、冒頭から川で溺れた少女・美咲が、まだ脳死判定も下されていない救急患者なのに、幼い頃からずっと入退院を繰り返している伊代の “臓器” にしか見えないような “脚本と演出” だったこと。ここが最終回の最悪ポイント。

「子どもの命」を粗末に扱う小児外科医のドラマは不快

ドラマだから、多少のご都合主義は認める。作りものだから、多少のリアルさに欠けるのも許す。しかし、ここまで人間の死を、特に「子どもの命」を粗末に扱った小児外科医のドラマは不快だし不愉快だ。感動をさせたいのか知らないが、医師が美咲の死を「待ってました」と言わんばかりの展開なんて、反吐が出るほどだった。

無能な小児科医の中で湊が大活躍する方がずっとマシだった

目を掛けている馴染みの患者を助けるために、あと腐れのない一見さんの患者の死を「しめしめ」って様子で待ち、それを病院の成功として宣伝し、医師たちは互いに「良くやった」「ありがとう」って、こんな気持ちの悪い病院があるだろうか。こんなことなら、これまでの無能な小児科医に知識を教える湊が大活躍する内容の方がずっとマシだった。

あとがき

ハッキリ言います。「命」「死」「悲しみ」を軽率に扱い過ぎです。何とかレギュラーやゲストの俳優さんたちの演技で、ドラマの形は成していましたが、自分の患者の「命」を救うために、偶然運ばれて来た患者の「死」を利用する展開が、気色悪いと言うことに脚本家は気付かなかったのでしょうか。誰が、撮影のゴーサインをだしたのか。

正直、現在放送中の朝ドラ『半分、青い。』より不快です。折角の山崎賢人さんの名演技も最後の最後に無駄になって、残念です。やはり、テレビドラマは俳優より脚本が大切ってことです。

最後に。美咲の母親が突然やってきた娘の死に向き合った時の心の変化「死の受容のプロセス」の描写がおかしいかったです。だから、思い出話が過去形になったのに違和感を覚えたのです。端折り過ぎです、15分も拡大したのに。もっと丁寧に描けば良かったと思います。

もし、人間が人の死をどう受け止めていくのかに興味を持たれた方は、1960~80年代に活躍したアメリカの精神科医「エリザベス キューブラー・ロス」の著書『死ぬ瞬間―死とその過程について』を一度読まれてはいかがでしょうか。

【書評】「死ぬ瞬間―死とその過程について」エリザベス キューブラー・ロス (著)

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木曜劇場『グッド・ドクター』第10話(最終回)

内容小児外科廃止が決定する中、司賀院長(柄本明)が倒れる。湊(山崎賢人)が発見し。。。。病気を隠していたコトにショックを受ける湊。そんなとき、伊代(松風理咲)が急変の報せを受ける。状況から肝臓、小腸の同時移植が必要だった。そんななか、川で溺れた少女・吉本美咲(古川凛)が心肺停止で搬送されてくる。すぐに夏美(上野樹里)が処置をし一命を取り留めたが、脳の損傷が酷く。意識が戻らない可能性が高いと、...

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