半分、青い。 (第133回・9/3) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『半分、青い。』(公式)
第23週『信じたい!』の
『第133回』の感想。
※ 先のあらすじを読んで、コメント等に書くのはご遠慮下さい。
※ 本作は、2018/8/17 にクランクアップ(撮影終了)しています。
※ 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
2010年。2年間のアメリカ勤務を終えた律(佐藤健)は菱松電機の課長として東京で働き始めた。引っ越したばかりの律を訪ねてきたのは、学生時代の友人・正人(中村倫也)。更に、律の大学の恩師・宇佐川(塚本晋也)もやってくる。2年前のリーマンショック以降、ロボット研究をめぐる状況は厳しくなり、律は転職を考えているらしい。一方、鈴愛(永野芽郁)も思いもよらない暮らしぶりをしていた…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
残り23回しかないのに、安定した稚拙な脚本で始まった
さあ、いよいよ待ちに待った本作の最終回までのカウントダウンが始まった最終月の最初の月曜日だ。
そして、残り23回でも、安定した稚拙な脚本で始まった『半分、青い。』の第133回のアバンタイトル。この脚本家が算数も地理も出来ないことは、娘・花野にフィギュアスケートを習わせるくだりで証明済みだから、ここであれこれ書きはしない。早速、どこがどう稚拙なのか分析してみよう。
その前に、律があんなビル内のあんなデスクに座り、部下の書類を突き返して、部下が舌打ちすれば、律が社内でどんな役割を担っているか、脳内補完するまでもないのに、ここでわざわざナレーションで説明。まあ、老若男女に優しい放送を目指すのは悪く無いことだからアバンタイトルでの説明には目をつぶるが…
本編の説明から老若男女にちっとも優しくない放送が始まる…
久し振りの再会を果たした律と正人の会話がおかし過ぎる!
さて、主題歌明け…と言う前に、アバンタイトルの冒頭のナレーションを思い出して欲しい。
N「あれから 2年後 2010年。
律君は アメリカから東京に戻ってきていました」
まず、これは普通に内容を捉えれば、「今から少し前(期間は不明だが)に帰国していた」となる。このナレーションが崩壊の最初だから忘れないで欲しい。そして、主題歌明けだ。律の新居「風の谷」に学生時代の友人の正人が訪ねて来る。そこで2人に最初こんなやり取りがある。
律 「おお~ 久しぶり」
正人「おお~ 久しぶり」
これも普通に捉えれば、「お互いに直接会うのは(期間は不明だが)久し振りの再会」となる。しかし、この直後の律の一言でドラマの壁に僅かな亀裂が入る。
律「まだ 全然片づいてないけど」
まあ、小学生の頃はきちんとした性格だった律も、大人になるにつれて適当な性格になってはいるから、少し前に引っ越して来たけれど、一人暮らしだから急いで片付けなかったと捉えることも出来る。まあ、ずぼらな人間なら1,2か月の間は引越しの段ボール箱を開けないなんてざらに居そうだし。
しかし、この直後の正人がおかしなことを言う。
正人「引っ越したばっかだもんな」
律は帰国後「風の谷」に引っ越すまで何処に住んでいたの?
さーて、分からなくなったぞ。脚本家が描いた字面通りに受け止めれば、律と正人は鈴愛19歳(1990年)の第57回で、正人が鈴愛と別れて以降も、ずっとメールのやり取りはしていたが、直接は会ってはいなかった。
そして「少し前」にアメリカから帰国した律は、「風の谷」に引っ越して来る前に、どこかに引っ越して住んでおり、「風の谷」を見つけた正人からのメールを貰って、現地確認もせずに「風の谷」に引っ越して来たことになる。因みに、律はビールを飲む直前に、正人が “風の谷地区の住人” でないことを知らなかった描写まである。
英語が苦手でも、妻子と日本語で喋らなかったの?
そして律は「あんまり 人と しゃべってなかったからな。この前まで英語だったし」とも言っているが、帰国してリストラ係みたいなのをやって、結構な人としゃべっているのでは? それに「人としゃべらない」ことと「英語だったし」は全く繋がらない。
百歩譲って、アメリカで生活していた2年間は、英語を喋るアメリカ人としゃべらなかったとしても、今から1か月前に離婚する直前までは、離婚調停もあるだろうし、少なくとも妻と息子とは喋らなかったと言うことか。まさか、離婚した妻子は「人」でないとでも? だから、「人としゃべってなかった」となる訳?
離婚と帰国が関係があるかも見えて来ないし。もう本当に分からない。
「"風の谷" らしい良い家を見つけたね」で良かっただけ…
こんなの、律の仕事の都合で帰国するのをきっかけに、より子と翼はアメリカ残留と離婚を決意し、律は帰国と同時に離婚して、その頃日本での引越し先を正人に相談して、「風の谷」を紹介されて、ドタバタの帰国劇ののちに、正人と直接の再会で良かったんじゃないの?
いや、そんなのぜ~んぶ削除して、正人がピンポーンと鳴らして律の家の中に入ったら、「“風の谷” の名に相応しい良い家を見つけたね」で良かっただけでないのかな。視聴者は脚本家が説明下手なのは十分承知なのだから、この位にサラッとやって欲しかった。あっ、そうか。ネタが無いから引っ張ったのか。トホホ…
2010年の正人が、「鈴愛=疫病神」を完全に証明した!
その後も、教授や犬のチロのくだりが描かれたが、これも明らかに「伏線回収」でなく、単なる「再登場」だから、お間違いなく。
そして、今回再登場した正人が、私に持って来てくれた最大のお土産は、鈴愛と別れてからの正人の人間性と人生がまともになったこと。更に言えば、鈴愛と再会してビールをかけられた律よって、これまで私は主張して通りに、鈴愛が「疫病神」であることが完全に証明された。これは嬉しいぞ。
なぜ、絶好のチャンスに花野の子役を交代させないの!?
しかし、最後の30秒間に、今回の落とし穴がポッカリと大きな口を開けていた。そう、折角2年経過させたのに、花野役の子役を交代させなかったことだ。
私はリーマンショックをやりたいがために先週を2008年設定にし、週明けを元の株価へと戻った2010年にすると想像した。だから、子役も交代させて、せめて…もう、この位にしておこう。どうやら最終回まで「今の花野」と付き合うしかないようである…
あとがき
先日、中央高速道の談合坂サービスエリア(上り)に行ったところ、五平餅の屋台がありましたが、なぜかご覧の通りの閉店状態。どうも、五平餅関係者は商売っ気が無い人が多いのか、それとも看板に『半分、青い。』を記入して、NHKから叱られたのか? いずれにしても、五平餅の露店と今回の五平餅の屋台は何かの運命かなと。
鈴愛が “美魔女” であるかどうかは、どうでも良いです。 ただただ、永野芽郁さんのイメージが悪くなるばかりなのが、残念で仕方ありません…
最後に。前回の簡単感想に 162回もの Web拍手や数々のコメントを頂き、ありがとうございます。いやあ、週末はいろいろ忙しくて、じっくり感想を書けませんでしたので、今朝は全力投球するつもり満々で臨んだのですが、鈴愛が「疫病神」なのが分かった位の内容で申し訳ないです。
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連続テレビ小説「半分、青い。」スピンオフ漫画 「半分、青っぽい。」
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【これまでの感想】
●神予告! 明日7月11日(水)の「半分、青い。」第87回は「DMK(どうしても見てね回)」
●北川悦吏子氏 今度は“仕事放棄”を「ドリブ指示」と特異な持論展開
●「半分、青い。」に最後の望みか? くりぃむ有田と小西真奈美ら投入
●『半分、青い。』また"神"ご乱心!? 放送後にネットの賛否へ自ら解説
●『半分、青い。』"神"ご乱心中! "短絡的箇条書き"を"人生の一コマ"と言い訳
●"神"錯乱?『半分、青い。』"連ドラ"なのに"一週間つながっている"と予告
●『ぎぼむす』で真の神回!『半分、青い。』の"神"は神週なのに沈黙…
●悲報『半分、青い。』撮影終了で改善見込み薄し 勝田Pネタバレも(困)
●『半分、青い。』まだ神回宣言するか(呆) ついに提灯記事もスルー?
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第21週『生きたい!』
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第22週『何とかしたい!』
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第23週『信じたい!』
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