半分、青い。 (第131回・8/31) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『半分、青い。』(公式)
第22週『何とかしたい!』の
『第131回』の感想。
※ 先のあらすじを読んで、コメント等に書くのはご遠慮下さい。
※ 本作は、2018/8/17 にクランクアップ(撮影終了)しています。
※ 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
東京でものづくりに情熱を注ぐ人たちと出会った鈴愛(永野芽郁)は、愛する花野(山崎莉里那)のスケート教室のためにも上京して、いずれはひとりでメーカーを立ち上げようと決意。晴(松雪泰子)や宇太郎(滝藤賢一)らも快く送り出そうとする。一方、律(佐藤健)は妻・より子(石橋静河)との関係がうまくいっておらず、家族のいる大阪に戻るか、アメリカに転勤するか、結論を出せずにいた。そんな律に鈴愛は、あるものを渡す。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
アバンタイルの季節はいつなんだろう?
一応、前々回の感想で、数名の読者さんから「今は秋」とのコメントを頂戴したので、私なりに以下のような分析をしてみた。
●2008年初夏:仙吉死亡
●2008年7月18日:和子死亡(2008年7月の満月は 18日(金)のみ)
●2008年9月5日:和子の死から「四十九日」の1日後
●また、2008年9月は残暑が厳しくない年だったので、9月の10日前後(敬老の日の前)の設定と想像しました。
さて、アバンタイルの季節はいつなんだろう。日差しの色温度から想像すると初秋の雰囲気がある。環境音にセミが無いから夏でも無さそうだ。鈴愛と翼は屋外で半袖。律と弥一は室内で半袖。前回のより子は半袖に長袖を羽織っていた。律の家の窓は閉まってる。これだけの情報だと、上記のように、残暑の厳しくない9月上旬となるが…
鈴愛は東京からとんぼ返りして「ともしび」で律とビール?
さて、主題歌明け。本作の放送前は、あれだけの永野芽郁さんのどアップでの長尺ショットなら大喜びしたと思うが。まっ、そんなことはどうでも良い。律と鈴愛がいる「喫茶ともしび」は、前回で鈴愛が東京へ下見に行ったその日なのか。店外の明るさを見ると夕方より前に見える。
でも、鈴愛は前回と同じシャツだ。律も前回と同じ白のTシャツ。でも、前回での鈴愛は長袖をずっと下ろしていた。しかし「喫茶ともしび」ではビールを飲みながら袖まくりをしている。店主も半袖、肴も夏風。とにかく、季節は不明だが、鈴愛はかなりのとんぼ返りをしたとしよう…。ってことは、9月上旬か…
遺骨が無いから納骨後だと思うが、本位牌が見当たらない
場面は、萩尾家の仏間? 遺骨が無いから納骨後と言うことで「四十九日」は過ぎているのだろう。しかし、仏壇に遺影の写真はあるが、本位牌がない。普通は「四十九日」には本位牌を準備するが、萩尾家には仮の白木位牌もない。そして、見ようによっては仏間の装飾そのものも「仮祭壇」のように見えなくもない。
お天道様の高い時間から、律と瓶ビールで起業宣言か…
そしてまた「喫茶ともしび」だが、今度の舞台は店の前。照明演出的には夕方のつもりだろう。東京から戻って、ビールを飲んで、外に出たらやっと夕方ってことか。だからなんだと言う訳でないが…
花野を靴屋に連れて行き、宇太郎が支払う姿を見せた方が…
今度は楡野家、相変わらず昼間なのに家族全員が居間に集合。今の庭に面した窓は全開。本日が店休日だから宇太郎が買い物に行ったのかと思いきや、草太はコックコート姿。晴はいつも客前でつけてるエプロン姿。まっ、いいや。
それより、スケート靴だがプレゼントで良いのだろうか。いや、もう鈴愛と花野が “人にたかる” とか “家族に寄生中” とか言わない。専門的なスケートシューズこそ、本人を店に連れて行き、みんなで「似合うよ」とか言って買ってあげるのが家族愛じゃないのかなぁって。
そして、宇太郎がお金を払うところを鈴愛が花野に見せて、宇太郎に「ありがとう」と言わせるのが教育であり躾じゃないのかなぁって。そう言う、ホームドラマ風の朝ドラが見たかった…それだけのこと。
劇中は「2008年9月18日(木)の夕方」で決定か!?
そして、やっと劇中の時期に決着を付ける時が来た。それが↓の弥一の台詞とナレーションだ。
弥一「早いもんやな。もう2か月か」
N「月命日でございます」
と言うことは、現実の月齢表に準ずれば、劇中は「2008年9月18日(木)の夕方」となる。これで、一安心だ。
萩尾家は和子の死を悼み、楡野家は2号店だスケートだと大騒ぎ
さて、なぜ私が、ここまで今の劇中の月日に拘るのかと教えよう。確か、仙吉が亡くなって、程なく和子が亡くなった。そして2か月が経過した。これが劇中の時間の流れ。
そして、今回の劇中でメインで描かれたのは、死後2か月経っても、未だに亡き和子を思い慕っている弥一と律だ。弥一は妻を亡くし、律は母を亡くした、だから亡き和子を思い出し偲んでいるのだ。
しかし、鈴愛はどうだろう。散々世話になった祖父の仙吉が亡くなっても、偲ぶ姿なんてこれっぽっちも描かれず、仙吉が死のうが2号店の準備を進め、夏を過ごし、娘のために東京行きを決めたってことになる。
更に言えば、萩尾家はまだ「心の喪」は明けていない様子だが、一方の楡野家は仙吉の存在など頭の隅にもないようすで、2号店だスケートだと大騒ぎ。
仙吉の死後の描写で、鈴愛が人でなしであることが明白に…
結局、鈴愛が人でなしで、「立ってる者は親でも使え」の精神で、この2か月を過ごしたことが明白になっただけ。ネタバレ(と言っても私の予想だが、私の予想はよく当たる)になるから書かないが、あるアイデアのもとで設定を「2008年」にしたは良いが、その1年間で起こる出来事の順番も分量も思い付きで突っ込んだから、こうなるのだ。
あとがき
まあ、考えようによっては、2か月間も母の死を悼み、妻のいる自宅に帰らない律も、それを許す弥一やご近所さんも異常なレベルであると言えなくもありません。とにかく、北川悦吏子氏には、脚本を書く際にちゃんと「算数」をやって欲しかったです。
最後に。前回の感想に 121回もの Web拍手や数々のコメントを頂き、ありがとうございます。ホント、不可思議な内容を良く分からぬ時間軸で描かれるので、疲れますね。
でも、今日で8月も終わり。明日から心機一転ですね。また、皆さんにもご心配頂いた妻の右手首骨折ですが、手首と肘の2点止めのギプスが先日手首だけの短いものになりました。しかし、3週間以上も肘を固定したので腕力がありません。指先もやっと動く程度。9月になっても、暫くは妻の介助と家事と仕事とブログの生活は続きそうです。
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【これまでの感想】
●神予告! 明日7月11日(水)の「半分、青い。」第87回は「DMK(どうしても見てね回)」
●北川悦吏子氏 今度は“仕事放棄”を「ドリブ指示」と特異な持論展開
●「半分、青い。」に最後の望みか? くりぃむ有田と小西真奈美ら投入
●『半分、青い。』また"神"ご乱心!? 放送後にネットの賛否へ自ら解説
●『半分、青い。』"神"ご乱心中! "短絡的箇条書き"を"人生の一コマ"と言い訳
●"神"錯乱?『半分、青い。』"連ドラ"なのに"一週間つながっている"と予告
●『ぎぼむす』で真の神回!『半分、青い。』の"神"は神週なのに沈黙…
●悲報『半分、青い。』撮影終了で改善見込み薄し 勝田Pネタバレも(困)
●『半分、青い。』まだ神回宣言するか(呆) ついに提灯記事もスルー?
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