カーネーション:再放送 (第105,106回・2018/8/30) 感想

連続テレビ小説「カーネーション」

NHK総合・連続テレビ小説『カーネーション』公式
第19週『自信』の『第105,106回』の感想。


 私は本作を初見なので、ネタバレ等のコメントは無視します。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


【第105回】
上京した直子(川崎亜沙美)はセーラー服のまま口をきかず、優子(新山千春)をいらだたせる。糸子(尾野真千子)は三浦(近藤正臣)に安くて上等な生地を扱う問屋を紹介される。が、大量仕入れが条件のため悩むことに。高校生の聡子(安田美沙子)は有望なテニス選手として新聞に載るが、生地に夢中な糸子は気にとめない。一方優子は、憂うつそうに入学式に向かった直子が源太(郭智博)という青年を連れて帰ってきたことに驚く。

【第106回】
糸子(尾野真千子)は北村(星田英利)の既製服販売に加わる。上等な生地でウエストを絞ったデザインを考える糸子。が、ディオールのデザイナー、21歳のサンローランが発表したのは正反対の台形のデザイン。そのよさが理解できないことが不安になってくる。優子(新山千春)と直子(川崎亜沙美)の下宿に、教師・原口(塚本晋也)や直子の同級生が集まる。デザインの話で盛り上がるはずが、優子と直子の言い争いになって…。
---上記のあらすじは[NHK番組表]より引用---

【第105回】

見慣れると「新生・三姉妹」の絶妙な配役に感服だ!

本放送時は、2012年2月7日(火)で、第19週『自信』の第2回目。前回の感想で、今週は再び「名作の予感」を…と願ったのが通じたようだ。

とにかく、第19週から、聡子役が村崎真彩さんから安田美沙子さんにバトンタッチした。元々、コシノ三姉妹は「ニョキニョキ」育ったそうだから、村崎真彩さんが演じた白いブラウスに黒いスカートのスタイルは正に「ニョキニョキ」と言う感じで、視覚的に大成功だと思っていた。

でも、安田美沙子さんになればなったで、女優さんの年齢が近くなったこともあって、「三姉妹」の見た目のバランスが整ったのも事実。また、直子の “変人っぷり” が際立って面白くなって来た。二宮星さんが演じていた直子とは、まるで別人のような川崎亜沙美さんが演じる天才らしい “変人の直子” が、とってもリアル。

こうして、「新生・三姉妹」に見慣れて来ると、実に絶妙なキャスティングに感服だ。

子役時代の三姉妹は一塊。今は "3つの個性" に描かれる

そんな状況で描かれた今回の15分間。「三姉妹」それぞれの個性が描き分けられ、役と俳優と中身がボチボチ一致してくる感じだ。ちょうど、「ピアノ 買うて下さい!」の頃と似たような描写と言えば良いだろうか。

三姉妹がそれぞれの道を歩き始めて(ピアノの頃は、それぞれが習い事を始めた)、母親の糸子も優子からの手紙で優子自身と直子の状況を知り、糸子は仕事をこなしながら必死に子育て…だ。

ただ、「ピアノ 買うて下さい!」の頃と大きく違うのは、あの頃は三姉妹が一塊として描かれることが多く、何をするにも長女から順番と言う感じだったのが、今は長女からと言う順番は存在しながらも、三姉妹が独立した考えを持った大人として描かれているから、あの頃よりも、ずっと糸子が “子育て奮闘中” に見える。

ここが重要。1か月ほど、糸子の恋愛を描いたのが嘘のように、ホームドラマになって戻って来た。そんな好印象だ。この調子で進んで欲しい。



【第106回】

糸子ら3人を一度に因数分解した「数学的な構成」はお見事!

いやあ、「名作の予感」が再び的中しそうな15分間だった。

特に秀逸なのは、ディオールのデザイナーで、若干21歳のサンローランが発表した「トラベラーズライン」と言う裾がやや広がった台形のシルエットの存在で…

   ●流行の良さを理解出来ない糸子
   ●最新のデザインに共感する優子
   ●デザイナーは真似するべからずの直子

この3人を、いっぺんに因数分解して描いたことだ。この脚本の「数学的な構成」はお見事と言いたい。

"名作の予感" 再燃の理由1:「子育て奮闘記」の復活

で、「名作の予感」が再び的中しそうな理由の1つは、「子育て奮闘記」の復活だ。糸子は、21歳のサンローランと自身の21歳当時を比較して、自分自身を真剣に見つめ直した。そして、昨日には昨日で、聡子がテニス大会で優勝して新聞に載ったことよりも、上物の生地のことで頭がいっぱい。

今日は今日で、優子から直子との冷戦状態を告げる手紙が届いても、トラベラーズラインで頭がいっぱい。一度没頭すると周りが見えなくなる糸子は、周防との関係の時も描かれはしたが、やはり子育てと仕事で描かれた方が良いに決まってる。だって、本作は「子育て奮闘記」の側面が強いのだから。

"名作の予感" 再燃の理由2: 今の3人で姉妹喧嘩が描かれた

また、もう1つの良かった理由は、姉妹喧嘩が描かれたことがある。あれだけ個性の強い三姉妹なのだから、本来なら子役時代からもっと姉妹喧嘩を描いて良かったし、何より私が見たかった。そして、もしも描いていれば、今の三姉妹への共感度や感情移入度も大きく違ったはず…と思うから。その点は勿体なかったと思う。

しかし、改めて大人になった三姉妹(今回は、優子と直子だけだったが)今描かれると良いものだ。そして、それを手紙で知った糸子の反応も、“子育てよりも仕事を優先” した来た、これまでの糸子を継承しており、いい感じだ。

"名作の予感" 再燃の理由3: 魅力的な新キャラの登場

そして、今回から初登場の直子の服飾学校の同級生で青森弁? を話す斉藤源太(郭智博)が、なかなか味のあるキャラクターで良かった。今のところは存在感は薄いが、直子の考えに同調する立場は興味深いし、散らかった部屋の後片付けを一人でやるあたり、人が良さそうで好感が持てる。まだまだ魅力的な脇役の登場にも期待が持てる。

どうやら、斉藤源太と言う人物は、文化服装学院時代にコシノジュンコさんと同級生であった高田賢三さんがモデルのようだ。身体を締め付けず、ゆったりとした着心地を目指したブランド「KENZO」に通じるようで、ちょっと嬉しくなった。

あとがき

『自信』と題された第19週は、なかなか良いですね。糸子の仕事を描きつつ、糸子の子育て奮闘記も描きつつ、三姉妹の成長物語も描くと言う、欲張りな状態ではありますが、全くギュウギュウ詰めではなく、よろしい塩梅で詰め込まれているなと言う印象です。

ただ、この2回に限って言えば、聡子の出番が少なかったのが残念です。やはり三姉妹の物語でもあるので。第19週の後半戦は聡子の描写にも期待したいです。

最後に。前回の感想に 64回もの Web拍手と数々のコメントを頂き、ありがとうございます。第19週『自信』は “巻返しの週” になると良いですね。取り敢えず、火曜日までは大変良い感じに進んでおり、楽しいです。


残念ながら、まだ、本人は気付かずに “ネタバレ” を書いて「教えてあげるよ」と言わんばかりの人がいます。本当に “ネタバレ” は止めて下さい! 私以外にも、この再放送が初見で、番組と私の感想を楽しみにしている読者さんがおられるので。引き続き、ご協力お願いいたします。 ※暫く、テンプレです(謝)

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★本家の記事のURL →  http://director.blog.shinobi.jp/Entry/11799/

【これまでの感想】
第1週『あこがれ』
1,2 3,4 5,6
第2週『運命を開く』
7,8 9,10 11,12
第3週『熱い思い』
13,14 15,1617,18
第4週『誇り』
19,20 21,22 23,24
第5週『私を見て』
25,26 27,28 29,30
第6週『乙女の真心』
31,32 33,34 35,36
第7週『移りゆく日々』
37,38 39,40 41 42
第8週『果報者』
43 44,45 46,47 48
第9週『いつも想う』
 49 50,51 52,53 54
第10週『秘密』
55 56,57 58,59 60
第11週『切なる願い』
61 62,63 64,65 66
第12週『薄れゆく希望』
67 68,69 70 71,72
第13週『生きる』
73,74 75
第14週『明るい未来』
76 77,78 79
第15週『愛する力』
80 81,82 83,84 85
第16週『揺れる心』
86 87,88 89,90 91
第17週『隠しきれない恋』
92 93,94 95,96 97
第18週『ライバル』
98 99,100 101,102 103
第19週『自信』
104

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