ハゲタカ (第3話・2018/8/2) 感想

テレビ朝日系・木曜ドラマ『ハゲタカ』(公式)
第3話の感想。
なお、原作の真山仁「ハゲタカ」「ハゲタカⅡ」(講談社文庫))は未読だが、2007年にNHKでテレビドラマ化された連ドラ『ハゲタカ』と、2009年に映画化された劇場版『ハゲタカ』は鑑賞済み。
実家のホテルの再建に奔走する貴子(沢尻エリカ)の前に鷲津(綾野剛)が現れた。貴子やメインバンク・三葉銀行の芝野(渡部篤郎)らが知らない間に、他の金融機関や失踪した元副支配人・寿(池田良)から株の譲渡を受けた鷲津は、ホテルの買収を宣告する。飯島(小林薫)の指示により、新しく立ち上げるファンドで対抗するつもりの芝野だったが、その内実を知り、苦悩する。また、三葉の真の目的に気付いた鷲津も対抗策を打つ。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:真山仁「ハゲタカ」「ハゲタカⅡ」(講談社文庫))
脚本:古家和尚(過去作/任侠ヘルパー、S -最後の警官-)
演出:和泉聖治(過去作/相棒シリーズ) 第1,2,3話
音楽:富貴晴美(過去作/マッサン、西郷どん)
主題歌:Mr.Children「SINGLES」(TOY’S FACTORY)
初回から芝野をきちんと前面に押し出して描けば良かった…
折角、第2話で「ドラマより俳優で魅せる」と言うTBS『日曜劇場』風の作風が薄まったのに、第3話では復活してしまった。そう感じざるを得なかったのは、これまで三葉銀行の芝野(渡部篤郎)を中途半端に描いて来て、今回で一気に祀り上げたから。こうなる展開が予想出来ていたなら、初回から芝野をきちんと前面に押し出して描けば良かったと思う。
上手い感じで「第一部」を収束させた。「第二部」に期待!
しかし、全体的には “見慣れた” せいもあって、まだまだ専門的な描写については分かり肉部分はあるが、個々のキャラクターも個性的に描き分けられているし、物語も上手い感じで「第一部」を収束させたと思う。
また、今回位のラストの納得感があって、物語の面白さもあれば、このまだ「第二部」に期待したい。そして、NHK版を忘れさせてくれるほどのオリジナリティーで魅せて欲しい。
あとがき
もう少しだけ、映像で顔のアップを減らすだけで、作品の印象がガラリと変わると思うのですが。どうも『日曜劇場』のあれやこれが頭に浮かんでしまうので。そんなことをやらなくても、十分に存在感も演技力もある俳優さんばかりが揃っているので勿体ないと思います。
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