カーネーション:再放送 (第95,96回・2018/8/2) 感想

連続テレビ小説「カーネーション」

NHK総合・連続テレビ小説『カーネーション』公式
第17週『隠しきれない恋』の『第95,96回』感想。


 私は本作を初見なので、ネタバレ等のコメントは無視します。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


【第95回】
中年男性(ラサール石井)が紳士服の注文に訪れ、周防(綾野剛)が糸子(尾野真千子)を呼びに来る。なんと、えんび服と一緒に、奈津(栗山千明)の花嫁用ドレスを作ってほしいという。男性は奈津の過去にとらわれず、幸せにしたいのだと言う。糸子は玉枝(濱田マリ)や八重子(田丸麻紀)と示し合わせて、奈津にないしょでドレスを作り上げる。花嫁となる奈津の幸せを祈りつつ、周防のそばで働く喜びをかみしめる糸子だった。

【第96回】
恵(六角精児)が、糸子(尾野真千子)と周防(綾野剛)が北村をだましたというウワサを聞きつけた。恵は糸子を信じるものの、妻子を持つ周防と糸子の仲については反対する。二人のウワサは次第に広まり、ある日、親戚や近所一同が糸子をいさめるために集合。戦死した夫のことなどを持ち出し説得しようとするが、糸子は何と言われようが周防を店から出す気はなかった。そこへ三姉妹が現れ、大人たちを驚かせる。
---上記のあらすじは[NHK番組表]より引用---

【第95回】どんな脇役もドラマを動かす「大切な駒の1つ」

本放送時は、2012年1月26日(木)。謎の中年男性は桜井竹夫。実は。つい最近まで周防も謎の男だった。しかし、前回から本作の登場人物として「糸子の不倫願望相手」以外の「オハラ洋装店の紳士服担当」としての立場が確立して来た。だからこそ、描けたような今回のエピソードだ。

やはり、脇役とは言え、どんな登場人物もドラマを動かす「大切な駒の1つ」であることは大切なこと。周防にしても、今回の桜井にしても、それが出来ている。プロの脚本家なら、それが出来て当然なのだが、不要な脇役ばかりが登場する朝ドラも放送中だ(困)

久し振りに登場した、奈津の再婚話が描かれた

そして、この15分間で描かれたのが、久し振りに登場した奈津の再婚話。桜井が奈津と結婚するために、燕尾服の作成の依頼にオハラ洋装店を訪れた。桜井は、再婚や年齢的な理由で、ウエディングを着たがらない奈津のために、内緒でウエディングドレスの作成も依頼しに来たと言う訳だ。

そこで奈津の幼馴染が、人肌を脱ぐって展開。幼馴染だから奈津の身体的な特徴を熟知しており、それを活かしてオリジナルのウエディングドレスを作り上げる。完成したドレスを桜井に披露する時の、糸子の笑顔が素敵だ。そして、朝ドラらしい奈津のドレス姿の妄想も楽しい。

太郎と糸子のアップの緑の葉が、奈津との距離感を…

桜井と奈津が入籍しに行く朝。安岡美容室で、八重子が奈津の身だしなみを整え、周防の作った燕尾服を着た桜井と、糸子の縫ったウエディングドレスを着た奈津が、八重子たちに見送られて役所に結婚届を出しに行くのだ。

糸子は、自分の泣く姿を見られないように、周防の後ろに隠れる。そして、桜井と奈津の姿が見えなくなると糸子は大粒の涙をこぼして大泣きしてしまう。太郎と糸子のアップに、緑の葉がナメ(画面手前に被さったように映り込む)たのが、奈津との距離感を描写して良い雰囲気を醸し出していた。

"奈津の晴れ舞台" に "三姉妹" が居なかったのが残念…

奈津たちを見送った糸子が、オハラ洋装店に向かう道で。糸子は、自分の周囲の出来事が、あまりにも上手く行き過ぎていることに、不安を覚える…

糸子(M)「幸せすぎて 心配になるくらいでした。
     そのうち… また 忘れた頃に…
     足元を すくわれるんと ちゃうやろか」

糸子が戻ったオハラ洋装店では、松田恵が糸子と周防に関する噂の電話をとっていた…

昨年暮れの放送分から、奈津がどうなっていたのか気になっていた。だから、幾分唐突感は漂うが、奈津の人生にとっては “1つの良い結末” になったと思う。ただ、残念なのは “この奈津の晴れ舞台” に “三姉妹” が居なかったこと。

そもそも、安岡家と三姉妹の仲の良さは、これまで度々描かれて来た。だからこそ、三姉妹と奈津にも、それなりの交流があったと考えるのが自然。だとしたら、上に取り上げた「幸せすぎて 心配」と言う糸子のナレーションを引き立たせる役目も兼ねて三姉妹を登場させ、明るく華やかな雰囲気を添えても良かったと思う。

まあ、ぶっちゃけて言うと、今の糸子にとって、奈津の再婚よりも周防が気になっているのは確かだが、それはそれとして、連ドラの面白味として、三姉妹の登場は欲しかった。そう言う部分に手抜きをしないのが、前半の頃の本作の良さだったのに…



【第96回】"三姉妹が母親を助けるくだり" の説得力不足…

糸子と周防の関係が、世間にバレた。一気に、周囲から責め立てられるが “芯を曲げない糸子” が、13分間に亘って描かれた。そして、終盤にこんなやりとりが描かれた。小原家に押し掛けて来た大人たちが、糸子を責めるのを2階でずっと聞き耳を立てていた三姉妹が1階へ降りて来る。

優子「失礼します」
直子「失礼します」
聡子「失礼します」
優子「おっちゃん おばちゃん。
   うちらは お母ちゃんの やりたいようにやってもろうてええです。
   うちのお母ちゃんは絶対に 間違うたことはせえへん。
   せやさかい お母ちゃん 許しちゃって下さい。お願いします!」
直子「お願いします!」
聡子「お願いします!」

三姉妹は畳に手をついて、集まっている大人たちに深く頭を下げる。何も言えなくなり、ただ涙ぐむ大人たち。そして、糸子の目からも大粒の涙があふれて来た…

う~ん、この15分間の構成やエピソードは、どうだったろうか。夫を亡くした未亡人となった主人公の恋バナを描くなとは言わない。NHKだから、朝ドラだから、「不倫を描くな」とも思わない。

ただ、敢えて私が最初の2か月を見て「名作の可能性が高い」と思っていた本作に言いたいのは “子育て” を描けってこと。子育てを描かずして、終盤の三姉妹が母親を助けるくだりに説得力など生まれない。事実、何となく感動的な場面に仕上げてはあったが、物足りなかった…

糸子の「オハラ三姉妹」の子育てを、もっと描くべきだった…

だって、本作の主人公は、世界的に有名なファッションデザイナーとして活躍するコシノヒロコ・ジュンコ・ミチコの「コシノ三姉妹」を育て上げた小篠綾子さんがモデルなのだ。普通の三姉妹を女手一つで育て上げ、一代で洋裁店を大成功させたちょっとした有名人の女性ではないのだ。

要は、有名な「コシノ三姉妹」を育て上げたと言う部分が無くては、ドラマの主人公として弱過ぎるのだ。だから、本作の主人公の糸子も、しっかりと丁寧に優子、直子、聡子の「オハラ三姉妹」の子育てを描くべきだった。

「だった」と敢えて過去形で書いたのは、ここ数回を見ても子育てシーンが数分しかないし、今回が金曜日で今週分は残りが 1日しか無いからだ。

あとがき

木曜日と金曜日分で、明らかに “子育てシーン” の欠落が見えました。これは困ったことです。いくらネタバレ厳禁と言っても、三姉妹が子役のまま終らないこと位は想像できます。先日も書いたように、子育ては、糸子の子が子役で子どもに見える内に、丁寧に描くべきだっと思います。

それをやっておかないと、今放送中の『半分、青い。』のように、子どもが幼少期の 4,5年も時間経過させて、愛娘(花野)役を赤ちゃん俳優から子役俳優に切り替えた時に、まるで、ほぼ別人のほぼ別のドラマが始まったような違和感が、本作にも生まれるのは間違いありません。その意味で、この2回分は残念でした。子役時代があと何回あるか知りませんが…


残念ながら、ご本人は気付かずに(だと思いますが、結果的に)ネタバレを書いて「教えてあげるよ」と言わんばかりの人が増えて、困っています。本当にネタバレは止めて下さい! 私以外にも、今回が初見で番組と感想を楽しみにしている読者さんがおられるので。引き続き、ご協力お願いいたします。 ※また、今週末までテンプレです(謝)

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★本家の記事のURL →  http://director.blog.shinobi.jp/Entry/11677/

【これまでの感想】
第1週『あこがれ』
1,2 3,4 5,6
第2週『運命を開く』
7,8 9,10 11,12
第3週『熱い思い』
13,14 15,1617,18
第4週『誇り』
19,20 21,22 23,24
第5週『私を見て』
25,26 27,28 29,30
第6週『乙女の真心』
31,32 33,34 35,36
第7週『移りゆく日々』
37,38 39,40 41 42
第8週『果報者』
43 44,45 46,47 48
第9週『いつも想う』
 49 50,51 52,53 54
第10週『秘密』
55 56,57 58,59 60
第11週『切なる願い』
61 62,63 64,65 66
第12週『薄れゆく希望』
67 68,69 70 71,72
第13週『生きる』
73,74 75
第14週『明るい未来』
76 77,78 79
第15週『愛する力』
80 81,82 83,84 85
第16週『揺れる心』
86 87,88 89,90 91
第17週『隠しきれない恋』
92 93,94

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