ディレクターの目線blog@FC2

本家「ディレクターの目線blog」の緊急時&トラックバック用ブログです。コメントは出来れば本家blogへ!

●このブログは、本家ディレクターの目線blog』の緊急時&トラックバック用ブログです。

●記事の閲覧やコメントの投稿は、本家ディレクターの目線blog』をご利用下さい。


0

この世界の片隅に (第2話/初回15分拡大・2018/7/22) 感想

この世界の片隅に

TBSテレビ系・日曜劇場『この世界の片隅に』公式
第2話/初回15分拡大『小姑襲来! 戦時下の広島波乱の新婚生活が幕を開ける!』の感想。
なお、原作のこうの史代『この世界の片隅に』(双葉社)は未読、アニメ映画『この世界の片隅に』や日テレのスペシャルドラマも未見。


祝言の翌朝、井戸に水をくみに行ったすず(松本穂香)は、周作(松坂桃李)の幼なじみ・幸子(伊藤沙莉)と遭遇。つんけんした態度の幸子に違和感を覚えるも、悪い人ではないと感じる。足の不自由な周作の母・サン(伊藤蘭)に代わり懸命に家事をこなすすずだが、円太郎(田口トモロヲ)は何をやっても反応がなく、戸惑ってしまう。一方、すずは地元の隣組に参加し、タキ(木野花)や志野(土村芳)ら近所の女性達と交流を深める。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:こうの史代「この世界の片隅に」(双葉社)
脚本:岡田惠和(過去作/最後から二番目の恋、ひよっこ)
演出:土井裕泰(過去作/重版出来!、カルテット) 第1,2ほか
音楽:久石譲(過去作/ぴあの、女信長)

第2話も、映像(見た目)のリアリティーについては中途半端…

映像については、美術セットも衣装も美粧(特に、衣装とメイクは屋外のシーンでは、完全に現代劇にしか見えない)など、画面の映り込むもの全てがキレイ過ぎて、全く戦争中に見えず、むしろ現代に『この世界の片隅に』にと言う三文芝居を鑑賞しているようにさえ見えてしまうのは、前回同様。

そして、新曲のはずなのに既視(聴)感が漂う久石譲氏の劇伴と、必死に視聴者の共感を誘おうと描かれる主人公と主人公アゲの脇役たちが、どこか絵空事で漫画やアニメの、二次元の世界のように映る。

まあ、このような虚構であることを意図的に残すことで、無駄に恐ろしい現実味を浮き出させずに、とにかく戦中下の日常を淡々と描くのを良しとしている可能性はある。が、しかし、今回の15分拡大版を見ても、制作者らの意図は伝わって来なかった。映像(見た目)については、中途半端と言うことだ。

主人公が「憎めないKY」であることが、丁寧に描写された

だが、30分頃、すずが幸子(伊藤沙莉)と志野(土村芳)と農作業を始めるシーン辺りから、少しだけ雰囲気が変わって来た。それは、「実は幸子は周作(松坂桃李)をずっと好きだった」と言うことが、すずが知った場面だ。

それまでの30分は、主人公の人物像を日常生活の言動の中で描くだけで、とても退屈だった。しかし、この幸子の真実を知った主人公が、初めて且つ分かり易く「憎めないKY(空気が読めない」であることが描かれた。そのお陰で、ほんの僅かだが、すずの人間味が描かれドラマらしくなった。

まるで、放送期間が半年もあるような、のんびりペースの作風であるが、1クール(3か月)で終わるのは間違いないのだから、もう少しこんなドラマらしい描写を所々で挿入して、目先の新しさも表現して欲しい。

主人公のペースを乱す "邪魔者キャラ" がドラマを楽しく魅せた

基本的に、本作には気性の激しい登場人物がいない。きれいで、やさしくて、ほんわかした人たちばかり。だから、前述の幸子や、その直後に登場した径子(尾野真千子)のような主人公のペースを乱すような “主人公にとっての邪魔者” みたいなキャラクターが現れるとドラマらしく見える。

そして、その後も “憎めないKY” が丁寧に描かれる。そして、一時的に実家に帰った主人公は、誰もがそうだろうが、実家がもたらす開放感や安心感や懐かしさによって、ちょっぴり自分の気持ちを口にするようになって、嫁ぎ先の北條家に帰って来た。

今回は、幸子の気持ちと自分の円形脱毛症(十円ハゲ)を知った主人公が、ちょっぴり人間的に、と言うより、女性として成長した物語として、悪くなかった。

あとがき

今回も、「汚し」と言う概念は無いのかと疑いたくなるような、特に屋外での衣装とメイクの現代風と、極度の近視の人がコンタクトレンズを外してピントが合っていないような眼差しの松本穂香さんの演技が気になる本作ですが、まあこの2つは、脚本でなく演出が原因ですから改善される可能は高いです。

そして、佳代(榮倉奈)らが登場する「現代編」が前回のように「本編」を邪魔をしなかったのも良かったです。もちろん、「現代編」が必要かと言う根本的な疑問は残りますが。まっ、好みが分かれそうな作品ではありますが、丁寧に描かれている点は好感が持てます。

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ くる天-人気ブログランキング

★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
TBS系 日曜劇場「この世界の片隅に」オリジナル・サウンドトラック
この世界の片隅に コミック 全3巻完結セット (アクションコミックス)
この世界の片隅に [Blu-ray]


★本家の記事のURL →  http://director.blog.shinobi.jp/Entry/11627/


【これまでの感想】
第1話

関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

トラックバック

この世界の片隅に 「昭和の戦争のさなか懸命に生きた家族の愛と命の感動物語!」

ますます、薄味で、新婚の健気な日々を丹念に描いてましたね。インパクトあったのは、かなり気の強そうな小姑・径子(尾野真千子)が娘・晴美(稲垣来泉)を連れて北條家に帰ってきて、存在感。人手が足りたので、ヒロイン・すず(松本穂香)の実家の帰省が許されたことかな?そこで、実は気苦労・ハゲができてるのを知って、気にする気にする… でも、新婚夫・北條周作(松坂桃李)も、ちゃ~んとご存知だったのでした。次...

この世界の片隅に 第2話

周作(松坂桃李)の元に嫁いだすず(松本穂香)は、山の上の北條家から共同井戸まで水を汲みに行く日課をこなしていました。 何でも教えてくれる近所のタキ(木野花)や周辺の住民たちとも親しくなり、タキの娘・幸子(伊藤沙莉)たち同世代の女性とも話ができるようになります。 しかし、すずには一つ悩みがありました。 それは、足が不自由な義母・サン(伊藤蘭)に遠慮して家の習わしを教えてもらえ...

日曜劇場『この世界の片隅に』第二話

「小姑襲来!戦時下の広島波乱の新婚生活が幕を開ける!」 内容呉の周作(松坂桃李)のもとに、嫁にやってきたすず(松本穂香)結婚式から一夜明け、目覚めたすずは、周作の寝顔に、結婚を実感。すぐさま、母から教わったように、朝の支度を始めるのだが、勝手が分からず、途方に暮れるすず。するとそれに気付いた義母サン(伊藤蘭)が、声をかけてくれる。、早速、すずは、教わった近くの井戸に、水くみに出かけ...
My profile

Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

PR


TB送信について

一部のブログサービス(特に、FC2ブログ)宛に、FC2からトラックバックが届かないケースが発生中です。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村  PVアクセスランキング にほんブログ村

楽天市場PR

カテゴリー+月別アーカイブ

 

検索フォーム

PR

FC2カウンター

FC2オンラインカウンター

現在の閲覧者数: