未解決の女 警視庁文書捜査官 (第8話/最終回15分拡大スペシャル・2018/6/7) 感想

テレビ朝日系・『未解決の女 警視庁文書捜査官』(公式)
第8話/最終回15分拡大スペシャル『さらば矢代!! 三億円事件…文書改ざんで殺人連鎖!?』の感想。
なお、原作の麻見和史「警視庁文書捜査官」(角川文庫/KADOKAWA)は既読。
※[読書] 警視庁文書捜査官 (麻見 和史/著・KADOKAWA) 感想
会社社長・百々瀬(石黒賢)の娘で、藤枝(長谷川朝晴)の殺害現場に遭遇し拉致された佐智(谷村美月)は救出されるが、朋(波瑠)は犯人・秋田(岡田浩暉)を取り逃がす。さらに、その秋田も刺殺された。秋田と藤枝は、15年前の3億円強奪事件の犯人の疑いが濃厚で、秋田殺しの犯人は依然不明だ。そんな中、カードで手掛かりを残した佐智が証言を開始。一方、15年前の供述調書の筆跡に疑問を抱く理沙(鈴木京香)は警備員・水口(梨本謙次郎)を訪ね、拳銃に関する水口の証言が調書にないと知る。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:麻見和史「警視庁文書捜査官」(角川文庫/KADOKAWA)
脚本:大森美香(過去作/聖女、妻たちの新幹線、あさが来た)
演出:田村直己(過去作/ドクターX~外科医・大門未知子~[1~5]) 第1,2,5,7,最終話
樹下直美(過去作/不機嫌な果実、奪い愛、冬) 第3,4,6話
主題歌:知らないんでしょ?/平井堅
知恵袋の先輩刑事が、後輩を遠隔操作して事件解決しただけ
第5話が法医学の範疇だったり、前回がカードの謎解きの探偵ドラマになったり、そして最終回は筆跡鑑定なら科捜研の仕事だろとか、とにかく番組タイトルの「文書捜査官」と言う部分が、とことん疎かに描かれ続けた本作。
結果的に、ただの未解決事件を解決する部署のいる “いろんな知恵を持つ刑事・理沙” が後輩の朋を遠隔操作して捜査をしただけの刑事ドラマだった。
"女性版相棒" を作りたいなら、もっとバディで魅せるべき
特に、今回なんて、実際に足で捜査すべきは朋(波瑠)である必要があるのに、それまでも崩して草加(遠藤憲一)が捜査をしちゃった。そして更に、捜査報告は朋と特命捜査対策室の古賀(沢村一樹)がやってしまうと言う不可思議な展開へ。もう、完全に “女性版相棒” を作りたいって気持ちだけが先走った内容にガッカリ。
だから、当然 “続編作る気満々” なラストだったが、 今期は前座番組であるドラマ『警視庁・捜査一課長』の高視聴率のおこぼれを頂戴しての視聴率であることを認めて、続編を作るなら、原作への配慮をもっとした上で臨んだ方が良いと思う。
あとがき
最後の最後まで、波瑠さんの男言葉に慣れず、鈴木京香さんのテカり過ぎのお顔に違和感を覚えて終わりました。やはり、「文書捜査官」と名乗るなら、そこを活かすような事件を考えるべきだったと思います。まっ、原作もそこが上手く描けていないのですが…
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知らないんでしょ?
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【これまでの感想】
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