半分、青い。 (第54回・6/2) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『半分、青い。』(公式)
第9週『会いたい!』
『第54回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
漫画の締め切り直前のオフィス・ティンカーベルはいつものように修羅場と化していた。なんとか締め切りに間に合わせ、疲れきって秋風ハウスに帰ってきた鈴愛(永野芽郁)を待っていたのは、晴(松雪泰子)と晴の作った温かい手料理だった。その夜、布団に入った鈴愛と晴は、お互いの近況を報告し合いながら久しぶりの親子の時間を過ごす。うれしそうに最近の出来事を語る鈴愛の姿に晴は「彼氏ができたか?」と切り出し…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
仕事も付かずに "恋一直線" な鈴愛の方が可愛くない!?
相変わらず、鈴愛と晴の布団のシーンは、片耳失聴を感じさせない川の字で…。
まあ、そんなこと、どうでも良い。確か、週の前半は仕事も手に付かない位に恋に飲めこみ始めた印象だったのに、今回を見ると、結構仕事が出来るようになってる。いや、そもそもおかしいのは、恋バナを描く時は仕事を描かず、仕事を描く時は恋バナを描かないと言う状態。
それこそ、鈴愛の年頃なら、それも大して仕事にのめり込んでもいない鈴愛なら、仕事も家族も忘れて、恋にのめり込むんじゃないのか? そこが中途半端に描かれるから、鈴愛の正人への気持ちも今一つ良く分からないし、漫画熱もどこまで本気なのかも分からない。
もう全体の 1/3 が過ぎた今、主人公がどんな人間でどう言う方向へ進むのか、脚本家のネタバレからしか見えないのは、かなり致命的な状態ではないだろうか。
登場人物が多い割に、希薄な人間関係だから物足りない…
この度の、晴の上京も、もう少し鈴愛と言う人間描写に利用するとか、恋愛の先輩として娘の恋の後押しをするとかしたら、上京した必然性を感じるのに、律君だとか単純に昔を懐かしむだけでは、ただ晴が自己満足のために来ただけに見えてしまう。
結局、先週あたりから、1回1回の連続性が皆無で、毎日がブツ切れのエピソード集。箇条書きにもなっていない。『ひよっこ』では、奥茨城の母親が上京するシーンは、必ず美代子(木村佳乃)に上京する必然性もあったし、みね子(有村架純)も母の影響を受けた。そんな互いが影響し合うのが、朝ドラらしい親子の描き方なんじゃないのかな。
こんなにたくさんの登場人物がいるのに、妙に互いに影響し合わない人間関係。殺伐としているとは言わないが、もっと熱い人間関係でもいいと思う。
あとがき
もっともっと、主人公の鈴愛を生き生きと描いて、目立たせて欲しいです。これでは、主人公不在に近くないですか。
そして来週。予告編を見ると、あちこちの恋バナを描いて、鈴愛の誕生日をやって、鈴愛が泣いてるだけ。仕事ゼロ。次週のサブタイトルは『息がしたい!』ですが、これも皮肉に聞こえます。テレビの中の鈴愛が生き生きとしていないから『息がしたい!』のってね。
それに、折角、晴が上京したのに晴の登場シーンが少ないですね。これ多忙なバイプレーヤーたちと契約しているので、撮影スケジュールに大人の事情が影響して、それで余計に脚本の構成にも影響が出ているかも知れませんね。まとめて撮って、編集で切り刻むみたいな。いい俳優さんたちがたくさん出演しているのに勿体ない…
最後に。前回の感想に、72回の Web拍手や数々のコメントを頂き、ありがとうございます。まだ、継続視聴を続けている皆さん、頑張りましょう!(何を?…苦笑)
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