半分、青い。 (第38回・5/15) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『半分、青い。』(公式)
第7週『謝りたい!』
『第38回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
律(佐藤健)は、大学の同級生・正人(中村倫也)に誘われて近所の喫茶店・おもかげにやってきた。なぜか女の子にもてる正人の恋愛観を律が聞いていると、背後の男性客が、聞き耳をたて、正人の話をメモに書き留めている。その客は、人気漫画家にして、鈴愛(永野芽郁)を岐阜から東京に誘った秋風(豊川悦司)。その頃鈴愛は、秋風からの課題、かけあみのやり方をアシスタントのボクテ(志尊淳)から手ほどきを受けていて…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
「鈴愛は、本当は律に会いたいんだ」って思わせないと…
う~ん。今回のラスト、「秋風ハウス」で夜中に鈴愛が律を思って笛を吹くシーンがあった。私は即「片耳失聴だから笛のうるささに気付かない無頓着な娘だなぁ」と思ってしまった。本来ならもう第38回なのだから、「鈴愛は、本当は律に会いたいんだ」って思わせないと駄目なんだと思う。
正人の特徴が薄まっていく…
さて、序盤の「喫茶おもかげ」でのくだり。脚本家の「ほら、回収したよ」の、したり顔が見えるような展開だったが、あんなのどうでも良い。でも、正人は単語を区切って話す癖があったんじゃないの? でも、今回はかなり流暢に喋っていた。こう言うのはどうでも良くないでしょ?
こうなると、実は正人は東京で浪人生活を送っていたから東京に詳しいとか、また後出しするかも知れないけれど、統一性の無さや後出しをする度に、正人の特徴が薄まっていくように思うのだが…
本作らしさも薄まっていく…
で、本編なのだが、鈴愛、裕子、ボクテのやり取りも各人の特徴を前面に出して悪くなかった。決して、良かったとは言えないが、先週までの上っ面をなぞっただけの人物描写よりはマシ。登場人物らの “ポエム” も減ったし、鈴愛が4人以上と会話をするとおかしくなる「耳」の演出も今回は無かったし。
まっ、前回の感想でも書いたように、これが普通。これでやっと平均点だから。でも、残念ながら “本作らしさ” が薄まったのも確かなのだが。
もっと、"連ドラらしさ" を表現すべき!
それにしても、前回と今回を見て思ったのは、本作って何を描こうとしているのか、益々分からなくなってしまった。例えば、冒頭の喫茶店のシーン。あそこで、律が正人に鈴愛の話をして、一気に秋風を介して鈴愛と律を近づけるってことも出来たはず。
だって、視聴率や世間の評判からすると、毎日見ていない視聴者が多いはずだから、常に「耳」と「律」と「鈴愛」の関係は描き続けるべきだと思う。それは、毎日見ている視聴者にとっては、連ドラに欠かせない「連続性」にもなるから、やった方が良い。
就職問題の時は、嫌って程に毎回やったのに、やらない時はきっぱりとやらない。統一性がないのだ。だから、何を描こうとしているのかが1か月半も経っているのに見えて来ない。
あとがき
東京に来てからの鈴愛が、賢くなくて自己チューで乱暴なキャラクターになっていますが、それで良いのかな? なんか、騒動を作るために、鈴愛のキャラがどんどんあざとくなっていくのが見ていて辛い。そして、そんな鈴愛を上手く演じてしまう永野芽郁さんを見るのも辛いです。何とか、なりませんかね。
最後に。前回の感想に、50回のWeb拍手や数々のコメントを頂き、ありがとうございます。前回に続いて、物足りなさはあるものの「頑張る鈴愛」を描きましたね。とにかく、それを続けるべきです。あと、「耳」のことも、「鈴愛と律の関係」も引き続き描くべきです。
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