半分、青い。 (第37回・5/14) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『半分、青い。』(公式)
第7週『謝りたい!』
『第37回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
秋風羽織(豊川悦司)から、雇ったのはメシアシとしてであり、生涯ペンを持たせることはないと言われた鈴愛(永野芽郁)。とっさに秋風の原稿を手に取り、アシスタントとして雇わなければ、原稿は返さないと言い放つ。緊迫した状況を、アシスタントの裕子(清野菜名)、ボクテ(志尊淳)、マネージャーの菱本(井川遥)らは固唾を飲んで見守る。鈴愛に気圧された秋風は、鈴愛の進退を懸けて、無謀とも言える課題を突きつける。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
第7週も、ぼやきで始めざるを得なかった…
秋風や菱本に「片耳失聴」のことを言わなかったことは、鈴愛が「騙した」のとは違うのかな? なんて、思い出させるから、妙に強調するようなアバンタイトルは止めたら良いのに…と、ぼやきで始めざざるを得なかった、第7週の月曜日。
因みに今週の演出は、4月後半で2週連続週刊平均視聴率20%割れをした土井祥平氏。あの上京するくだりをダラダラだと描いた演出家だ。まっ、そんなことどうでも良いか…
"それ風" に描いても、「箇条書き」の1行に見える虚しさ…
もう、どう捉えたら良いのやら。主題歌明けから唐突に回想シーンを織り交ぜて、鈴愛の漫画家への夢や自信を描いていたが、まあ、本作にしては頑張って主人公の心情を描いた…としよう。好きでなないが、岐阜弁のタメ口もキンキン声も、自己主張をする主人公を描いた…としよう。
でも、結局それだけなのだ。何となく、主人公の志を描いたように見えたが、本来はこう言う描くべきものを常に15分間にきちんと入れ込んで、連ドラして構築すべきなのだ。これまでの36回(まぁ、幼少期は別にするか)で、やってこなかったことを、37回目でやっても所詮は飽くまでも、これまでやって来た「箇条書き」の内の1行にしか思えない。
問題は、脚本家や演出家が次回もやるか、今後もやるかってこと。期待出来ないことは承知しているが…
今回が普通。これがやっと平均点だから。次回以降に期待…
でも、9分過ぎからのボクテとのカケアミの練習が、他の作業をしても頭から離れないって描写は良かった。いや、これが普通。これでやっと平均点だから。
ドラマは箇条書きでは、面白さは絶対に伝わらない。しっかりと過程を映像で描いて見せて伝えなくては。それを、なぜか今回だけやった。こう言う “鈴愛が頑張る姿” を積み重ねてこそ、鈴愛に “頑張ったご褒美” としての “結果” に説得力が生まれるのだ。そして、これまで箇条書きだらけで、やってこなかったのが本作。
さて、次回以降も続けられるか!
あとがき
それにしても、アバンも主題歌明けも聞こえる方の右耳が窓の外を向いていて、難聴の左耳が秋風らを向いているっての、演技指導で少しだけ体の向きを変えるって気付かなかったのかな? なんか、どんどん鈴愛が共感出来ないヒロインになって行くのが、見ていて辛い…
卒業式のシーンが無かったのも、今回の「喫茶おもかげ」が「喫茶ともしび」と同じセットなのは予算の問題らしいですが、脚本家と演出家の気概があれば、主人公を丁寧に描くことに対したお金なんて掛からないと思うんですが。
最後に。前回の感想に、61回のWeb拍手や数々のコメントを頂き、ありがとうございます。急に「頑張る鈴愛」を描きましたね。とにかく、それを続けるべきです。願うはそれだけ…
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