半分、青い。 (第35回・5/11) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『半分、青い。』(公式)
第6週『叫びたい!』
『第35回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
ひとりぼっちで一夜を明かし、鈴愛(永野芽郁)の漫画家修業が始まった。師・秋風(豊川悦司)、その秘書・菱本(井川遥)、アシスタントの裕子(清野菜名)・ボクテ(志尊淳)らエッジの立った面々に囲まれ、雑用のみでもカルチャーショックを受けるには十分。そんな中、左耳の失聴を伝えそびれていたことを思い出した鈴愛は秋風に話すが、返ってきたのは思いもよらない言葉だった。一方、律(佐藤健)も東京にやってくる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
モヤモヤしていた事が、ハッキリとして、ついに破綻が見えた!
やっと、「東京編」になって、まともになるかなと僅かな期待をもって見始めた途端に、この鈴愛の台詞↓に愕然としてしまった。
鈴愛「あの…。私 考えたら
左の耳が聞こえない事 言わないまま
ここに来てしまいました。うっかりしてました」
菱本「うち 健康診断もないしね」
鈴愛「あの… 私 就職試験 13社 落ちてるんです。
耳のせいだと 母は思ってます」
ナニコレ? だいぶ前に就職面接で正直に言うか、嘘をついて隠すべきか、散々母と娘でケンカしたのに、「うっかり」「言わなかった」って、もう意味が分からない。脚本家がお得意の “だいぶあとになって回収” なんてレベルの話でない。また、鈴愛との電話から、晴も菱本には隠していたような口っぷりだった。
まあ、これまでず~っとモヤモヤしていたことが、ハッキリとしたと言う面では、やっと書いたかと思うが。でも、そうなると、あの親子ゲンカのきっかけとなった、鈴愛の「嘘はイヤ」と、晴の「娘が正直者だから」の論理展開が破綻したことになるし、それ以降の(特に)母と娘のやり取りが空虚なものになったのも間違いない。
結局、描くべき「劇中の事実」を、“ポエム” で誤魔化して描かないで進んだから、こうなったのも明らかになってしまった。明日で、1か月半が経過しようとしているのに、ここで大きく落胆させますか…
あとがき
個人的には、今回劇中で秋風が鈴愛の「片耳失聴」のことを個性(上乗せ)だと言うところから、「東京編」が始まるのを期待していたから、鈴愛や晴が菱本に耳のことを事前に行ったのかどうなのかをハッキリさせて欲しかったんです。
でも、この脚本家は、それを引き延ばしの材料に使ったために、人でなしや嘘つき、無神経で無責任な登場人物ばかりを描くことになってしまったことに気付いているのかなぁ。
最後に。前回の感想に、58回のWeb拍手や数々のコメントを頂き、ありがとうございます。前回の感想で「破綻しかけているように思います」と書きましたが、連ドラとして破綻していますね。期待しているのに…
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